石橋貴明さんが2024年2月4日放送のTBSラジオ『石橋貴明のGATE7』の中で五十嵐亮太さんととんねるずの楽曲『情けねえ』と『ガラガラヘビがやってくる』について話していました。
(石橋貴明)今日のゲストはこの方。五十嵐亮太さんです!
(五十嵐亮太)よろしくお願いします。お久しぶりです!
(石橋貴明)今年初めて?
(五十嵐亮太)今年初めて。2024年。だから初めて石橋さんに会うので、今日は車の中で『情けねえ』を聞いてきて。「俺は時代のせいにしてないか? 何か良くない時に傍観者になってないか?」と、いろんなことを考えながら想像して来ました。
(石橋貴明)えっ、『情けねえ』を聞いてきたの?
(五十嵐亮太)『情けねえ』を聞いてきましたよ。
(石橋貴明)俺、あれを歌っている時、31だからね。あ、31じゃねえや。30だ。そうだ。「もうすぐ30だ、ウォウウォウ♪」って歌っていたんだもん。アルバムでは。
(五十嵐亮太)へー!
(石橋貴明)あれ、最初はふざけて歌ってたんですよ。アルバムの中で。
(五十嵐亮太)えっ、どういう意味ですか?
元々はふざけて歌っていた『情けねえ』
(石橋貴明)それで「あまりにもいい歌なんで、真面目に歌おう」って秋元さんに歌詞を書き換えてもらったんですよ。あれ。曲はちゃんと後藤次利さんが作ってくれて。秋元さんが歌詞を書いてくれたんですけど、最初はもっとふざけてたんですよ。あんな真面目な歌じゃなかったの。
(五十嵐亮太)ええーっ? なんなら今日、真面目な歌だと思って、めちゃくちゃ聞いてきましたらね。「いいな!」と思って。
(石橋貴明)それで、あまりにもいいんで、ちゃんと歌詞を変えてあれ、歌い直したんですよ。
(五十嵐亮太)ああ、そうなんですか? わからないもんですね。歌ってそんな形で、いいものってできるんすね。
(石橋貴明)そう。それで、その瞬間だっけな? 『ガラガラヘビ』ももう、できてたんだよな。91年の5月に『情けねえ』って出しているんですけど。この時にもう『ガラガラヘビがやってくる』もできてたんですよ。両方、できていて。「どっちを先にシングルで出すか?」っつって悩んで。いろんな人にスタジオに来てもらって、聞き比べてもらったんだけど。『ガラガラヘビ』と『情けねえ』を比べたって、あまりにも曲調もなにも違うんで。「うーん……」っつって『情けねえ』を先に切ったんですよ。で、「『ガラガラヘビ』はどうしようか?」っつって、「『みなさんのおかげです』のオープン曲で使っておこう」って、使ったんですよ。全然出す気、なかったんですよ。
(五十嵐亮太)僕、でもあの時のシングル、ちっちゃいやつだったじゃないですか。
(石橋貴明)こういう短冊のね。
(五十嵐亮太)あれ、買いましたもん。『ガラガラヘビ』。
(石橋貴明)万引きしちゃダメでしょ?
(五十嵐亮太)「買った」っつってますよ! してないですから。やめてくださいよ。今、そういうのに厳しい世の中なんだから。冗談でも……。
(石橋貴明)それで、武道館かなんかで歌ったんですよ。サービスショット的に。そしたら武道館でみんな、すげえ勢いで歌ってくれて。「えっ、こんな浸透してんの?」っつって、急遽出したんですよ。
(五十嵐亮太)でも『ガラガラヘビがやってくる』はめちゃくちゃインパクトが強かったです。僕、子供ながらに。小学生、みんな歌ってましたもん。
(石橋貴明)それで、あっという間にミリオンになったんですよ。で、俺、ミリオンっていう意味がよくわからなくて。「えっ、なに? 100万枚ってそんなすごいの?」って俺、よくわかってなくて。
(五十嵐亮太)へー!
『ガラガラヘビ』であっという間にミリオン達成
(石橋貴明)そしたらアルフィーの高見沢さんに「なんでお前らがミリオンなんだよ!」って言われて。「えっ、なんでですか?」っつったら「アルフィーは何十年もやって、まだミリオンなねえんだぞ!」って言われて。「ええっ! そんなすごいの?」ってなって。
(五十嵐亮太)それも曲調、全然違いますもんね。
(石橋貴明)なんで『ガラガラヘビ』の話をしてるんだ? 違うんですよ!
(五十嵐亮太)いやいや、いいじゃないですか(笑)。
<書き起こしおわり>