RAM RIDERさんが2024年11月4日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。自身のデビュー20周年を記念するアルバム『REPLAY THE MAGIC』について宇多丸さんと話し、その中で12年ぶりのアルバムをCDでもリリースすることにしようと考えたきっかけを語ります。
(RAM RIDER)配信が進んできて「もうアルバムじゃなくてもいいんじゃないか」と思う時期があって。それでレーベルを立ち上げてずっと、『東京論』から定期的に出していったんですけど、またそこから考えが変わって。
「ああ、配信とかサブスクって結局、聞く権利とか見る権利をお客さんに誰かが渡してくれてるだけなんだな」ってなっると、やっぱりアルバムという形で残しておかないと先々、寂しいことになったら嫌だなと思って。それでアルバムを今回、作りました。
(宇多丸)なんか僕、1回りして結局、アルバムが重要っていうことに今、みんながなっている気がする。
(RAM RIDER)でも、その一番のきっかけはやっぱりここ20年のカルチャーの中でいろいろ重要視されていたサイトとかがなくなったりしてて。90年代までとかって全部、本で残ってるのに2000年代ぐらいのカルチャーの証拠っていうんですかね?
そういうものがごっそり全部、なくなっちゃったりするのって結構、怖いなと思って。形に残しておくことも大事かなって。利便性というのはちょっと、あれですけど。そう思って、今回はCDのアルバムを作ることにしました。
サイトの閉鎖、データ消失により2000年代のインターネット以降のカルチャーの証拠がなくなってしまうことが増えたというラムさんの指摘は「なるほどな」と膝を打ちました。僕自身、長年サイトをやったりしていますが、こんなものはいつ消えてしまってもおかしくないものですから……。
そんな中でフィジカルで出す重要性を再認識してCDという形でもリリースしようという考えは素敵だと思います。今回、めちゃ手間がかかったデザインのCDになっているそうなので、RAM RIDERさんのライブ物販でぜひともゲトりたいと思っています!