えのきどいちろう サッカーU-23 荒木遼太郎の脳震盪問題を語る

えのきどいちろう サッカーU-23 荒木遼太郎の脳震盪問題を語る ナイツのちゃきちゃき大放送

えのきどいちろうさんが2024年5月4日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』でサッカーU-23アジアカップ決勝でゴールキーパーと接触した荒木遼太郎選手が脳震盪を起こして退場した問題について、話していました。

(えのきどいちろう)今朝、終わったばっかりのU-23アジアカップサッカー。パリオリンピックへの出場権をかけたっていうことで。1対0で勝って、優勝したんすけど。今のフル代表って、ヨーロッパに行ってる選手が多いから。このU-23の代表……五輪代表と言ってもいいんですけども。特に今大会はJリーグのオールスターチームみたいな感じになっていて。みんな、見ていて気持ちが入って。だから、たとえばあれですよ。荒木はFC東京だとか、細谷は柏レイソルっていう。これ、終わった後にFC東京と柏の試合があるんですよ。だからもうみんな、その流れで応援できるんで、気持ちが入るんですよ。

それで決勝点を取った山田楓喜選手。彼、あまりにもフリーキックとか左が素晴らしいので。彼、元々は京都の選手なんですよ。それでレンタルで今、東京ヴェルディに来ていて。それで今、レンタル元の京都が結果が出なくて苦しんでるんですよ。「なんであんなすごい選手を貸しちゃっているんだ?」ってなっていて。で、東京ヴェルディは京都戦の時には契約上、山田を出せないんですよ。レンタル元だから。

(土屋伸之)ああ、直接対決の時には出しちゃいけないんだ。

(えのきどいちろう)出しちゃいけないっていう契約らしいんだけど。だから本当に「山田を返せって言われたら、どうしよう?」みたいな。あるいは「海外に行っちゃったらどうしよう?」みたいな。ヴェルディサポは言ったりしてるんですけど。だからそういうさ、Jリーグのあやみたいなものとかを今大会はずっと見れたんで。Jリーグサポーターはみんな、すごくはまりましたね。

(塙宣之)そうか。それで優勝したんだから、一番ね。

(土屋伸之)フル代表だとね、もうほとんど海外の選手だから。でもこれからまた、海外にどんどん行くんでしょうね。この先にね。

(えのきどいちろう)行くんでしょうね。パリに行った後、そのまま帰ってこないんじゃないか?っていうね。

(土屋伸之)そのままヨーロッパに行っちゃうみたいな。

(えのきどいちろう)その一方で「荒木のことを見てね」なんてね、細谷がいる柏レイソルのサポは言っていて。「FC東京の選手を見てよ」みたいな感じになったりもしていて。あともう1個ね、決勝戦で……僕はよく、アイスホッケーの例を出しているんですけど。FC東京の荒木選手、今大会ですごく大活躍をしていたんですけども。荒木選手がゴールキーパーと交錯して、頭から落ちるみたいな。地面に叩きつけられるような感じになって。僕はもう絶対、見た瞬間に危ないと思ったんですよ。それでその後もそのまま出ていたんですけど、しばらくして座り込んじゃって。だから、脳震盪ですね。

(塙宣之)なるほど。

脳震盪の危険性

(えのきどいちろう)僕、前にアイスホッケーの選手が試合中に激突して。その人はそこでその瞬間、意識が飛んで。その人が次に気がついた時には家で奥さんと話していて。「あれ? 俺、何やってんだ?」って。でもその人はそのまま、試合に出てたんですよ。で、プレーをしてたんですよ。

(土屋伸之)記憶が全然ない?

(えのきどいちろう)記憶がない。彼、運転して帰ったんですよ?

(土屋伸之)うわっ、怖い!

(えのきどいちろう)ものすごく怖い。で、脳震盪の選手をどう守るか?っていう基準はアイスホッケーにもあるし、アメフトにもあるし、サッカーにもあるはずなんだけど。だからAFCの基準がどうなってるんだ?っていうのと。それからもう、パリオリンピックへの出場は準決勝の段階で決まってるわけですよね。だから荒木選手に無理をさせる必要があったのか?っていうことで。日本代表の方の選手のトリートメントはどうなのかっていうのはちょっと……荒木選手、これはアイスホッケーの例で。海外の例ですけど。脳震盪で亡くなる人とか、いるんですよ。セカンドインパクトっていうんですけど。一発目での脳にかなり衝撃があった後に、短期間の間にもう一発、食らうとすごく危ないんです。これは本当に症例として出ているので。荒木選手、座り込んだ時には……。

(土屋伸之)試合中、ちょっと興奮状態でもあるから。すぐにわかんないっていう感じなんですかね?

セカンドインパクトのおそれ

(えのきどいちろう)すぐにわからないっていうのあるし。それから、意識は飛んでるけどやってる場合って、すごく多いんです。僕はそれ、何人も見ているんですよ。

(塙宣之)カミナリのまなぶみたいにならないでほしいですよね。

(土屋伸之)いや、まなぶくんは別になっていないですよ?(笑)。

(塙宣之)もう普通にしゃべれなくなっちゃってますよ。

(土屋伸之)元々ああいう感じですよ。まなぶくんは。相当な衝撃でしょうけどね。セカンドインパクトどころじゃないけどね。あれは。

(えのきどいちろう)そうですよね(笑)。「何発だ?」っていう話ですからね。だからちょっと、荒木には寒気がしましたね。心配で。

(塙宣之)ちゃんとシステムを決めてね、選手を守るようにしてもらえれば一番いいですけどもね。優勝して、よかったですけどね。

<書き起こしおわり>

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