DJ YANATAKE Lay Bankz『Tell Ur Girlfriend』を語る

DJ YANATAKE Lay Bankz『Tell Ur Girlfriend』を語る INSIDE OUT

DJ YANATAKEさんが2024年4月29日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でLay Bankz『Tell Ur Girlfriend』を紹介していました。

(DJ YANATAKE)じゃあ、ここで1曲。僕が今日、レコメンするのはですね女の子のレイ・バンクスの『Tell Ur Girlfriend』をご紹介します。これ、めちゃくちゃバズってますね。

(渡辺志保)ああ、そうなんだ。

(DJ YANATAKE)もうね、今ビルボードのTikTokチャートで1位。で、前もね、この子ってすごいTikTokヒットの曲を出したんですけど。

(渡辺志保)『Ick』っていうやつじゃないですか?

(DJ YANATAKE)そうそうそう。

Lay Bankz『Ick』がTikTokヒット

(DJ YANATAKE)それで今、20歳の女の子なんですけど。

(渡辺志保)フィラデルフィアとかだったかな?

(DJ YANATAKE)そうそう。フィラデルフィアですね。それで、「いろんな音楽に影響を受けてきましたよ」っていう中で、この子自体が別にヒップホップ、R&B以外のものもやるらしいんですけど。とにかくTikTokとかを中心にやっている。活動して、それをバズらせるみたいな感じなんすけど。その中でアリーヤとかがやっぱり好きだ、みたいなのがあって。これ、ジェニュワインの『Pony』をサンプリングしていて。もう、モロなんで。ちょっと聞いた人は「おっ!」って思うし。それにちょっとジャージーっぽいドラムが足されてるんで、さらに今っぽくなっていてすごくいいなと思うんですけど。

(DJ YANATAKE)で、とにかくこれ、ダンスビデオを上げまくって。それが功を奏してTikTokチャートで1位になって今、ビルボードのナショナルチャートもすごい上の方に上がってきてるよという感じで。これからたぶん普通にクラブとかでもめっちゃ流行りそうな感じはしてるんですけど。やっぱりちょっと面白いなと思っているのは、この子はすごいハングリーな感じがするのもあるんですけど。やっぱりミュージックビデオのあり方みたいなのをこの曲でちょっと考えちゃったっていうか。

(渡辺志保)ああ、なるほどね。

(DJ YANATAKE)なんかやっぱり曲出しただけだとなかなか、曲をバズらせるのって難しいよね、みたいな。だからミュージックビデオを作りましょうということでここ何年か、ずっと来てると思うんですよ。YouTubeのバズみたいなのを狙っていう中で。で、やっぱりそのYouTubeに上がるビデオなんかも、いろいろな機材の進化もあってさ。いろんなお金の掛け方もあるけど。それをかけなくても、すごくいいビデオも撮れるようなったりとか。クリエイティブも発展してきて、あれなんですが……やっぱり、SNSがどんどん発達してくるにつれてですけど。ミュージックビデオがなくても、特大ヒットをを出す子もいっぱい出てきて。たとえば、Coi Lerayの『Players』とかもそうだよね。リミックスのビデオはあるけど、オリジナルのミュージックビデオって存在しなくて。でも、とんでも大ヒットになったわけじゃないですか。

(渡辺志保)そうね。

(DJ YANATAKE)だからあれはTikTokと、いわゆるあのパフォーマンス系動画。今、いろいろありますよね。日本だと03- Performanceだとか。アメリカとFrom The Block Performanceだとか。で、まさにそれにも出ていて。あれってさ、何て言うんでしょう? 誰がお金を出すか、わかんないけど。そこのところでタダでパフォーマンスして。ミュージックビデオとパフォーマンスの間みたいな感じになるわけじゃん? でさ、新人の子でもやれるっていうか。それとTikTokをめちゃめちゃ頑張ると、ミュージックビデオがなくてもこんなにね……。

(渡辺志保)ねえ。そうですよね。

(DJ YANATAKE)そう。バズるんだから。ミュージックビデオってまあまあ、アーティスト活動でカロリーが高いと思うんですよ。

(渡辺志保)まあ、お金もかかるしね。

(DJ YANATAKE)で、めちゃくちゃ金をかけたのに、全員がバズるわけじゃもちろんないからさ。だからそうと思うと、こっち側に振り切るっていうのはもっと今後も増えてくるのかな、なんて思いながら、この曲を見ておりましたね。

(渡辺志保)はいはい、なるほどね。いや、私も『Tell Ur Girlfriend』を最初に聞いた時には「うわっ、ジェニュワインじゃん!」って思ったけど。でも、ここで「ジェニュワインじゃん!」って思うのって、TikTokでめっちゃヒットしてるけれども。たぶんガチTikTok世代の子にとっては、なんかすごいウニョウニョしている音だな、みたいな感じで受け止められるのかなとか、ちょっといろいろそういうことを考えながら聞いちゃいましたね。

(DJ YANATAKE)で、ジェニュワイン『Pony』はモロにティンバランドだし。歌い方もモロにアリーヤみたいな感じなんで。ちょっとおじさん・おばさんホイホイもありつつ。でも、若い子たちにもバイラルヒットしてるっていうのは面白い曲だなと思って、これをかけたいと思います。レイ・バンクスで『Tell Ur Girlfriend』。

Lay Bankz『Tell Ur Girlfriend』

<書き起こしおわり>

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