宇多田ヒカルさんが2024年4月15日放送のJ-WAVE『宇多田ヒカルのトレビアン・ボヘミアン スペシャル 2024』の中で自身の楽曲『Electricity』制作について話していました。
（宇多田ヒカル）ではもう1曲、私、宇多田ヒカルのベストアルバム『SCIENCE FICTION』から聞いてほしい曲。最後の締めの曲で聞きたいのが『Electricity』っていう新曲なんですけども。これもレコーディングがすごい楽しくて。作っている時は私ね、この曲は結構、ディミニッシュっていうコードを多用していて。それを……この曲はまたフローティング・ポインツのサムと一緒にトラックを作ったんだけども。
実はディミニッシュが嫌いだったサム・シェパード
（宇多田ヒカル）サムが実はディミニッシュコードが嫌いだっていうことが発覚して。「ええっ、どうしよう？」ってなって。彼が1回、私が入れたディミニッシュコードを全部、さり気なくナシにしようとして。「でも、そうなっちゃうとこの曲の良さみたいなものがなくなっちゃうね。ああ、どうしよう？ でも、このコード、好きじゃないんだ」みたいになって。
でも結局、いろんなことで悩んだりしたんだけども最終的にお互いのいいところが出て。これ、レコーディングは大晦日に実は東京でやって。今回、ミュージシャン……サム以外で言うとみんな、日本人。イギリス育ちのピアノのHinakoさんで。サックスとフルートを吹いてくれたMELRAWさん。あとパーカッションのKuniyukiさんっていう、すごく素敵な人がね、コンガとかハイハットとかいろいろとやってくれて。とにかく大晦日、たまたまそのうちの何人か。サムも含めて東京に着く。「その日だったらできる！」ってなって。
私はそれが最高の年越しというか、大晦日でした。みんなも歌いたくなるような曲だといいなって思っています。歌うの、楽しいよ、これ。特にコーラスのところ。じゃあ、聞いてみてください。宇多田ヒカルで『Electricity』。
宇多田ヒカル『Electricity』
（宇多田ヒカル）お聞きいただいたのは宇多田ヒカル『Electricity』。新曲でした。どうかな？ サビのところ、歌うの楽しそうでしょう？ ぜひ歌ってみて。
＜書き起こしおわり＞