東出昌大 山での日々の暮らしを語る

東出昌大 好きな寄席・演芸場を語る ザ・ラジオショー

東出昌大さんが2023年9月24日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』の中で山での日々の暮らしについてトーク。1日の生活の流れや食料調達、役者仕事依頼の受け方などについて話していました。

(東出昌大)僕、小痴楽くんと同い年なんです。

(土屋伸之)ああ、そうなんだ。

(塙宣之)今って30……。

(東出昌大)36です。

(塙宣之)で、いろいろあって。今、なんか全部1人で?

(東出昌大)まあ、ぼちぼち1人で。まあ、1人は1人なんですけど、でも「できてるかどうか?」っていうと、できてないと思います。1人では。

(土屋伸之)その自給自足生活っていうことですか?

(東出昌大)生活は「自給自足」とは言えなくて。まあ、ガソリンも使うし、車も使うし、チェーンソーも使う。自分でこさえることができない道具を使うので。やっぱりそれは自給自足ではないんですけれども。

(土屋伸之)まあ、「完全な」とは言えないっていう。

(東出昌大)そうですね。田舎で暮らしてますね。

(土屋伸之)それは、どういうきっかけで行こうと思ったの? 山奥ですよね?

山奥で暮らし始めたきっかけ

(東出昌大)そうです。6年前に狩猟免許を取ったんです。でも当時、役者で普通にやってたけど、それは公表はせずに。でも、それから山には通うようになって。夏はその猟場の見回り。で、冬になると狩猟っていうので通っていたんですけど。それで向こうの人と知り合う機会が増えて。で、2年ぐらい前に「こっち、住んじゃえばいいじゃん」って言われて。「ああ、たしかに。仕事もそんなにないし、暇だし。あれ? 東京にいる意味もないな」とか思って。やっぱり向こうの生活はお金が圧倒的にかからないので。

そんなこんなしてたら、のんびりした性格になっちゃって。だから全部、1人でこなしてるって言ってもメールってすごい来るんですよ。で、それを「返さないと」って思っているんだけど。「ああ、返さないとな」って思ってるうちにボーッとしていると月日が流れて。で、なんか今日もプロデューサーさんから「先日の連絡ではごめんなさい。大変失礼がありましたら申し訳ありません。そんな意味ではありません」みたいな……要するに、僕のメールが遅すぎるから、向こうが慮ってくれて。「ごめんなさい」みたいにな。で、「いや、こちらこそ、ごめんなさい。3、4日、ボーッとしていただけなんです」って(笑)。

(土屋伸之)ああ、返信がないから「これは東出さん、怒っているんじゃないか?」って。

(東出昌大)それだけ僕、ボーッとしちゃっているんですよね。

(土屋伸之)なんか、やっぱりペースが変わっちゃいますか。そっちに行っていると。

(東出昌大)でも、疑いを持つようにもなりました。この忙しい現代っていうものに。

(塙宣之)なんかショックだったのが東出さん、俺が一番金がない大学生の時に飲んでた1リットルの麦茶を飲んでるんですよ……。

(東出昌大)フハハハハハハッ!

(平野ノラ)初めて見たもん。芸能人でこれ、その飲み方をしている人(笑)。

(土屋伸之)ストローをさして(笑)。

(塙宣之)19歳の時、俺、これしか飲んでなかったよ。

(土屋伸之)1リットルのパックの麦茶ね(笑)。

(東出昌大)でも最近、物価がめちゃくちゃ上がってるじゃないですか。これって、100円だったんですよね。98円とか。

(塙宣之)98円だったよね。前ね。

(東出昌大)今日、買ったら134円ですよ? 「物価、高っ!」って思って。

(土屋伸之)久々に麦茶を買ったら(笑)。

(東出昌大)そう。ショックだった(笑)。

(平野ノラ)いやー、すごい。初めて見ましたね(笑)。

紙パック麦茶の価格高騰に驚く

(塙宣之)だって、もう六畳一間のところらしいですね。

(東出昌大)まあ、寝室は。で、小屋を作っているので。小屋はもうちょっと広いです。八畳一間ぐらいで。

(塙宣之)周りはもうシーン……ってしているんでしょう?

(東出昌大)鹿はピーピーピーピー鳴くし。ヒョーヒョーってトラツグミっていう鳥も夜、鳴いたりするんです。虫の声も聞こえるし。うん。

(平野ノラ)人は、もうほぼいないんですか?

(東出昌大)人はいないです。

(土屋伸之)動物とかも、元々詳しいんですか?

(東出昌大)いや、好きになりました。たぶん元々好きだったんですけど、勉強して詳しくなりました。

(土屋伸之)1日って、どういう風に過ごしているんですか?

(東出昌大)朝、起きて。5、6時とかに起きて。もし狩猟行く場合は朝4時半に家を出たりします。暗いうちに山の中をある程度移動して、夜明けとともに狩猟スタートなんですけれども。でも、狩猟というのはだいたい、肉がなくなれば行くので、20日に1回ぐらいしか行かないんですよ。後はもう、朝5、6時に起きて。昨夜の残りのご飯を温めて食べて。で、本を読んだり、メールをチェックして。「ああ、でも返すの、ちょっと億劫だな。畑の方を見に行こう」と思って畑の方を見に行って。「ああ、また雑草が増えてるな。また暇な時に取ろう」と思って、また戻ってきてコーヒーを飲んで、お昼ご飯を食べて、温泉に行って、夕飯を食べて。

(平野ノラ)ああ、温泉があるんですね。

(東出昌大)そう。で、あとは小屋を建てて、とかやっていますね。

(塙宣之)『北の国から』のね、五郎さんみたいだね。本当に。

(東出昌大)まあ、ただ息を吸って、水を飲んで、いただいた米を食ってる分には生きてるけど、お金かかんないので。「お金ってなんだろうな?」とか、なんかとりとめもないことをいっぱい考えて生活しています。

(土屋伸之)そのお米とかは、どうしてるんですか?

(東出昌大)お米は今年のはじめに30キロの玄米をいただいて。で、それを食べてますね。あと、みんないろいろ差し入れくれるので。

(塙宣之)やっぱり近所の人とかは、挨拶もして。喜んでいる?

(東出昌大)ものすごい、人との距離は近いですね。帰ると、玄関というのかわかんないですけど。そこにイノシシが置いてあったりとか。

(土屋伸之)イノシシが?

(東出昌大)丸でゴーン!って置いてあって。

(平野ノラ)一頭?

(東出昌大)あと、お野菜が置いてあったりとか。

(土屋伸之)置き配みたいな感じで、家の前にイノシシが置いてある?(笑)。

(塙宣之)先に「お野菜」って言った方がよかったですね(笑)。イノシシが弱く感じる(笑)。

(東出昌大)フフフ(笑)。そう。そんなこんなですね。

玄関先にイノシシが一頭まるごと置いてある

(平野ノラ)体調とかは、変化ありますか? 健康になったとか?

(東出昌大)いや、でもめちゃくちゃタバコ吸ってるし、酒飲んでるから(笑)。

(塙宣之)なんかで見たけど、結構役作りですごい太ったけど、またすぐ痩せたみたいな。なんかあったんですよね?

(東出昌大)うんうん。そうです。でも山の生活はなかなか太りにくいんですけど。

(塙宣之)どうやって太ったんですか?

(東出昌大)それは、東京で日々を過ごしました。で、もう食っちゃ寝、食っちゃ寝で。1日6回食べて。で、なるべく食べて食べて、動かないようにして、台本を読んで……っていう感じでした。でも今度、舞台やるんですけど。舞台の稽古に入ると、絶対痩せるので。今、蓄えたいなと思って生活してます。

(塙宣之)舞台の稽古に入ると、絶対痩せる?

(東出昌大)痩せるんです。

(塙宣之)それは、食べれなくなる?

(東出昌大)食も細くなるのと、あとやっぱり頭を使うんですね。頭を使って、ああしよう、こうしようって1日中考えてると、脳ってすごいカロリーを使うみたいで、痩せてきますね。

(塙宣之)動かなくても?

(東出昌大)動かなくても。

(土屋伸之)じゃあ、仕事をすると自然と。その舞台の稽古とかってなると、もう毎日あるから、もう東京に住むんですか?

(東出昌大)そうなんです。でも埼玉に実家があるので、埼玉から稽古場まで通うか、どうしようかなって今、考えてます。

(塙宣之)結構、吉岡秀隆さんとかもそうだもんね。あの人も割と北海道にずっと半年ぐらいいたりとか。もう『北の国から』とか、あといろいろその前の映画とかからも、向こうに人脈があって。ウィンターシーズンはずっとそこで何か過ごしたりとか。なんかそういうのも、役者にとってはいいのかもしれないですね。

(東出昌大)そうですね。役者って「お金を稼ぐための仕事」っていうか。でも実人生って、どうなんだろう?っていうことを今しばらく、考えたいなって思ってるので。だから、ありがたいことに役者って仕事があるとパーッと行って、パーッと仕事して帰ってくるっていうことができるので、なんかいい暮らしをしてるなと今、思いますね。

仕事依頼のメール返信が大変

(塙宣之)一応、ホームページがあるじゃないですか。で、メールに仕事の依頼とか、来るじゃないですか。なんか、そんな感じだったら、めっちゃいい仕事が来てたのに、見てないとかってあるんじゃないですか?

(東出昌大)いや、それはないんですけれども。でもね、日本語って大変ですね。メールって。「はじめまして。◯◯と申します。お世話になっております。どうのこうの、どうのこうの……」っていう、なんでしょう?

(塙宣之)真面目なね。

(東出昌大)そう。真面目な。

(塙宣之)本題になかなか行かないっていう。

(東出昌大)行かない。そのメールに「あ、すいません。ちょっと忙しいので出られません」とか一文で返すわけにはいかないから。「どうも、◯◯様、はじめまして。東出と申します」みたいな……だから今後、もうちょっとラフに返すようになる! 僕は、なる! 今、ここで言っておけばいいやって思って(笑)。ひらめいた!

(土屋伸之)「ちょっとラフになりますよ」ってね。

(東出昌大)そう。僕は常識がないかもしれない。だからその「常識がない」っていうキャラで今後、行きます!

(塙宣之)っていうか、しゃべった方が早いみたいなのもあるかもしれないね。

(東出昌大)かといって、SNSをやるもの嫌だし。

(土屋伸之)自分1人でそういうのをやらなきゃいけないのも大変ですから。

(塙宣之)ふざけた依頼とかもあるでしょう? バラエティ番組とか。

(東出昌大)ああ、でもそういうのは結構来ますね。

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました