高田文夫さんが2023年8月18日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』の中でサザンオールスターズについてトーク。45年前、デビュー直後に『夜のヒットスタジオ』に出演していたサザンを見た時の模様を紹介しながら、歌番組で歌詞テロップが出るようになったきっかけをサザンが作ったという話をしていました。
(高田文夫)すごかったよ、昨日。サザンオールスターズ。見たか、お前? 生で。新曲歌っていたんだから。
(磯山さやか)ねえ! 桑田さん、すごかったみたいで。
(高田文夫)あれ、67、8だよ? あの人。僕なんかより7つぐらい下なんだけども。67、8でしょう? 素晴らしいね。感動しちゃったよ。あの歌声を聞いてると。なんか「45周年」っつってやってるんだよ。
(磯山さやか)ねえ。新曲も連続リリースしたりとか。
(高田文夫)そうだよ。歌ったんだよ。新曲を。「盆ギリ盆ギリ♪」って。お盆で帰ってくるみたいな。盆踊りを踊っているんだよ。なんかジンと来るね。ああいうのを聞くと。
(松村邦洋)いいですねえ!
(高田文夫)いいねえ!
(磯山さやか)頑張れますね。
(松村邦洋)45年ですか。明治と同じ年数ですね。
(高田文夫)俺、覚えているよ。あの子たち、彼らが22、3でデビューしてきて。俺、ちょうど30ぐらいでさ。ヒットスタジオに出てきたんだな。で、通路のところで俺、見ていたんだよ。「なんだ、この小僧たちは?」って。もう半ズボンだからさ。コミックバンドかと思ってさ。本当に。で、あそこのスタッフ、みんな知っているからさ。しょっちゅう、打ち合わせがあったら行っていたからさ。その時、初めてサザンオールスターズって見たんだよ。ヒットスタジオで。
「なんだ、この子たちは?」って思ったんだよ。半ズボンを履いているから。で、なんせ早口で、なんだかわかんないし。なあ。で、その時に疋田拓がさ、「高田、これ、わからねえよ。なにを歌ってんだ、これ?」って。「来週から、テロップを出せ」っつったんだよ。それでその時、はじめて歌のあれでテロップを出したんだよ。
(磯山さやか)なにを歌っているかわからないから。はー!
(松村邦洋)「今何時?」とか。
(高田文夫)「そうね、だいたいね♪」って。はじめて聞いた人はわからないから。それをあそこの生放送で気がついて。「次に出る時は、テロップ出せ!」ってなって。叫んでさ。「そうしないと、わかんねえんだよ!」って。すごいよ。それが45年前だもん。
(磯山さやか)今じゃ普通に歌詞のテロップ、ありますけどね。、
サザンがきっかけで歌詞テロップで出るようになった
(高田文夫)あの頃、歌詞がテロップで出る歌ってなかったんだよ。それを生放送で乗っけていったんだよ。それから。サザンからね。45年はすごいよね!
(松村邦洋)先生が『600こちら情報部』をやっている頃ですからね。
(高田文夫)そうそう。30だもん。オールナイトニッポンが始まる前だから。たけしさんのが始まる前だから。彼らの方が先にスターになっているんだから。たけしさんとか俺なんかよりもさ。2年ぐらい前に世の中に出ているからね。すごいんだよ。サザンって。
(松村邦洋)ピンク・レディーと一緒の時期ですもんね。
(高田文夫)キャンディーズが終わったぐらいの時が。それで『勝手にシンドバッド』だから。ジュリーの『勝手にしやがれ』とピンク・レディーの『渚のシンドバッド』。その2つを合わせて『勝手にシンドバッド』だから。ジュリーとピンク・レディーなんだよ。
(磯山さやか)へー!
(高田文夫)そうなんだよ。知らなかった?
(磯山さやか)知らなかったです!
(高田文夫)おじいちゃん、なんでも知ってんだよ(笑)。助かるよ、おじいちゃん。検索いらず。
(松村邦洋)ネットいらず。大宅壮一文庫みたいな。
(高田文夫)森田健作です。いいんだよ、そんなことは(笑)。
『勝手にしやがれ』+『渚のシンドバッド』=『勝手にシンドバッド』
<書き起こしおわり>