サンキュータツオさんがTBSラジオ『東京ポッド許可局』の中でTVアニメ『YAWARA!』のオープニング・エンディング曲について話していました。
（サンキュータツオ）ここで1曲。リスナー局員からリクエストを送っていただいております。女性の方。（メールを読む）「マキタさん、鹿島さん、タツオさん、こんにちは。ポッドキャスト時代からいつも楽しく拝聴しております。さて、ぜひリクエストをお願いしたい曲があり、メールを差し上げました。私にはこの時期になるとかならず思い出すアニメソングがあります。TVアニメ『YAWARA!』のエンディングテーマだったレイジー・ルーズ・ブギーの『いつもそこに君がいた』という曲です。当時、小学3年生だった私にとって『YAWARA!』のストーリーは少々難しく、時々話についていけませんでした。しかし、あまり遊んでくれなくなっていた中学1年生の兄がハマッており、同じものを見られるのがうれしくてよく一緒に見ていました。
いまとなってはどんなアニメだったのかもうる覚えですが、この曲だけはずっと記憶に残っていて、思い出すたびにセンチメンタルで甘酸っぱい気持ちになります。改めて歌詞を調べてみると、とても大人っぽい内容で当時の私が理解できていたのかはわかりません。季節は限定されていませんでしたが、なぜかこの季節の青空が思い浮かびます。たとえるなら、甲子園のジリッとした青空のようなイメージです。お三方はこの曲をご存知でしょうか？ ぜひお三方の感想をうかがいたいです」。ということで、レイジー・ルーズ・ブギー『いつもそこに君がいた』。
LAZY LOU’s BOOGIE『いつもそこに君がいた』
（サンキュータツオ）どうですか？ お二人。
（マキタスポーツ）知らないんですよ。
（プチ鹿島）この時はもう見ていなかったですね。
（サンキュータツオ）僕はもうバリバリ記憶に残っていますね。この曲は。エンディングのアニメーションまで覚えています。リズムに合わせて一人ひとりキャラクターが四隅に配置していくっていう。
（マキタスポーツ）へー。
（サンキュータツオ）『YAWARA!』は結構そういう意味では『コナン』とかが始まる前にタイアップによっていろんなアーティストが出てくるっていう……当時だと永井真理子さん。
（マキタスポーツ）おおっ！ 「ミーラクルガール♪」。
『ミラクル・ガール』
（サンキュータツオ）そう。で、もともとは今井美樹さんの『雨にキッスの花束を』とか。
『雨にキッスの花束を』
（マキタスポーツ）ああっ、知ってる！
（サンキュータツオ）『ミラクル・ガール』があるでしょう？ 今度、このエンディング。レイジー・ルーズ・ブギーの後は永井真理子さんの『YOU AND I』っていう曲が。
『YOU AND I』
（マキタスポーツ）ああー。聞けばわかるかな？
（サンキュータツオ）そういう意味では、その当時の推し曲みたいなのがハマる枠だったような気がします。
（マキタスポーツ）でも、そうだったと思うよ。だけど、見てなかったなー。
（サンキュータツオ）俺、だっていまだに皆口裕子さんの声を聞くと「あ、YAWARAだ！」って思いますもんね。よくナレーションとかにも出てきますけども。
（プチ鹿島）僕はやっぱりオリックスの谷を見るたびに。
（サンキュータツオ）それ、YAWARA。本物。リアルの。
（プチ鹿島）こっちの情報、更新されるじゃないですか。
（サンキュータツオ）みんな『YAWARA!』ファンは怒ったんだから。
（プチ鹿島）あれ、どう決着をつけたんですか？ あれっていちばん実写化の失敗したパターンですよ。原作のファンが怒ったっていう。
（サンキュータツオ）実写化ではないですけど（笑）。そうですね。原作のファンは怒りしましたね。
（マキタスポーツ）でもご本人はどんどんお引き受けしてね。
（プチ鹿島）いや、そう。だからその部分では本当に紗栄子パワーありますね。
（マキタスポーツ）紗栄子パワー。お引き受けして……っていう。
（プチ鹿島）「前人未到の」とか自分で言っちゃうじゃないですか。で、選挙に出るでしょう？ あれ、最強だよね。最強の紗栄子だよね。
（サンキュータツオ）最強の紗栄子。
（マキタスポーツ）初代紗栄子（笑）。
（プチ鹿島）初代YAWARAじゃなくて初代紗栄子（笑）。
（サンキュータツオ）紗栄子だったんだ（笑）。だからこの時からね、アニメや漫画の実写化の失敗が始まっていたっていう。
（プチ鹿島）いたよ、最強の紗栄子。こんなところに。
（マキタスポーツ）いたいた。
（サンキュータツオ）というわけでレイジー・ルーズ・ブギーの『いつもそこに君がいた』。リスナー局員からいただきました。
＜書き起こしおわり＞