マキタスポーツが語る 食べログを当てにする・しない問題

マキタスポーツが語る 食べログを当てにする・しない問題 東京ポッド許可局

マキタスポーツさんがTBSラジオ『東京ポッド許可局』の中で、食べログが普及したことと、そればかりを当てにすることで生まれる弊害などについて語っていました。

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(サンキュータツオ)自意識が邪魔をする。許可局ではお馴染みの自意識。この自意識のせいであなたがどうしてもできないこと、できなかったことを送っていただきます。できれば理由も書いてくださいということで。初めてお送りいたしますけども。(リスナーメールを読む)『入り口に、食べログで話題の店ステッカーが貼られていると入れない』。

(プチ鹿島)困った。

(サンキュータツオ)たしかに。

(プチ鹿島)あの、ありますね。いや、気持ちは。正しい宣伝だと思うし、『食べログで紹介されました』『○○のテレビで紹介されました』って、正しいんですけど。ない方がいい。

(サンキュータツオ)『それがあったから入った』って思われたくないっていうことがありますよね。わかるなー!

(マキタスポーツ)だけど俺、食べログの話で言うとね、あるアイドルの子と一緒に仕事した時に、一緒にご飯食べてたんです。みんなで。で、『普段自炊をするか?』みたいな話をしたんですね。そしたらね、『ぜんぜんしません』と。で、俺もおじさんとしての気持ちがムクムクと芽生えてきちゃって。『大丈夫か?ちゃんと食ってんのか?』と。

(サンキュータツオ)(笑)

(マキタスポーツ)で、『どこで飯食ってんだよ?』って言ったら、『いや、普通に食べログとかを見て』って言われて。その『普通に食べログを見て』っていう精神はどういうことなんだよ?っていう。俺、思ったんだけどね。

(プチ鹿島)なに?食べログでポイントが高いところに行ってるってこと?

(マキタスポーツ)じゃないの?みたいだよ。

(サンキュータツオ)『4以上じゃないと行かない』みたいな?

(マキタスポーツ)だから、『普通に』ってほど食べログっていうのは当てにされてるんですか?俺はもう、ぜんぜん当てにしてない人間なんですよ。

(サンキュータツオ)俺もまったく当てにしてない。

(プチ鹿島)まあ、よく聞くのは食べログのポイントとかレビューとか、あれは千差万別ですから。ただ、写真は嘘つかないから。写真だけ見ればいいっていう話は聞きますけどね。で、この写真のこのお肉は美味そうだなとか。で、やりますけど。

(サンキュータツオ)でもそんなことを言ったらマキタさんね、僕らがこう文化として守りたいとずっと言ってるね、町のインディーズ中華料理屋のチャーハン。

(マキタスポーツ)はいはい。

(プチ鹿島)あのビルの谷間のチャーハン屋でしょ?

(サンキュータツオ)ビルの谷間の。

(プチ鹿島)小渕恵三みたいな。

(サンキュータツオ)(笑)。小渕恵三みたいな。どういうことですか?

(プチ鹿島)ねえ。そういう売りだったんだから。だから『ビルの谷間のラーメン屋』っていうので売ってたの。小渕恵三は。

(サンキュータツオ)そういうチャーハンに彼女がたどり着くのはいつになるんですか?っていうね。

(マキタスポーツ)うーん・・・

(プチ鹿島)まあ、チャーハン西遊記。シルクロード、長いね。

(サンキュータツオ)チャーハン西遊記(笑)。

(マキタスポーツ)まだまだね、俺らも。まだそのマッピング、ちゃんとできてませんけど。うん。教えてあげたいです。

(サンキュータツオ)教えてあげたいねー!

(マキタスポーツ)あなたはいいんですか?あなたなりのそういう自意識。だったら別の、あなたのチャーハンを探せばいいんですよ。

(サンキュータツオ)だからこれを気にせずに入れた時に、ちょっと一皮むけた感じもちょっとすると思うんですよ。

(マキタスポーツ)やってみることも重要ですけどね。うん。

<書き起こしおわり>

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