般若 ライムスター宇多丸ディスを発表する

般若 BLOGでライムスター宇多丸ディスを発表する 宇多丸のウィークエンド・シャッフル

般若さんが自身のBLOGでRHYMESTER宇多丸さんのディスソングを発表したようです。

般若さんは毎週、ラップ音源をBLOGとして発表しているのですが、8月7日更新分で、般若さんも出演している品川祐さんの映画『Zアイランド』を宇多丸さんが取り上げなかったことなどに対して反発している模様。

ちょっと聞き間違いがあるかもしれませんが、ざっと内容を書き起こしてみました。

おい 宇多丸 このハゲ
言ってやる 俺の言葉で
肩書 ラッパー 映画評論家
まあいいや みんながどう思うか

7月まで 俺は待った
気付きゃとっくに 8月なった
パイセン 何か忘れてねえか?
おめえの嫌えな 品川映画

誰に言わされたわけじゃなく 俺は俺がマジでムカつく
俺が出てんの知ってて ディスんのビビッてんのか?宇多丸
で、TOKYO TRIBEは評価 SUMMER BOMBで殴ってやろうか?
大丈夫 リスペクト やるならきっちりディスれ

映画マニア?偉えの? Zアイランド 見てねえの?
じゃあ マニアじゃねーじゃん
っつーか その髪型ねえじゃん
曲にすんのもダリー ぶっちゃけ RHYMESTERさみー

あとオメーの話は長えだけ 評論家 はっ?ダセーダセー

<書き起こしおわり>

Zアイランドは5月16日公開。宇多丸さんのラジオ『ウィークエンドシャッフル』の映画評論コーナー『ムービーウォッチメン』では5月23日放送と5月30日放送で候補に上がっていましたが、ガチャガチャで当たらずに評論は見送られていました。

ムービーウォッチメン『Zアイランド』候補回

5/23 ガチャ候補作品
・ チャッピー
・ メイズ・ランナー
・ サンドラの週末
・ ラン・オールナイト
・ 百日紅 Miss HOKUSAI
・ 映画 ビリギャル
・ 群盗
・ Zアイランド(リスナーカプセル)

→『ラン・オールナイト』が当たり
(『Zアイランド』を当てたくて1万円を支払いガチャを引き直すも失敗)

5/30 ガチャ候補作品
・ 誘拐の掟
・ 新宿スワン
・ チャッピー
・ メイズ・ランナー
・ サンドラの週末
・ 百日紅 Miss HOKUSAI
・ 映画 ビリギャル
・ ピッチ・パーフェクト
・ Zアイランド
・ 駆け込み女と駆け出し男(リスナーカプセル)

→『駆け込み女と駆け出し男』が当たり
(リスナー枠作品が当たったため、引き直しできず)

第三会議室『Zアイランド』トーク


映画を見たK DUB SHINEさんとの『第三会議室』で少し『Zアイランド』について触れる宇多丸さん。この時点ではまだ未見みたい。動画7:40あたりから話しています。

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追加情報があればどんどんアップデートします。とりあえず、8月8日 夜10時からのTBSラジオ『ウィークエンドシャッフル』に注目です!

宇多丸 般若へのアンサーソング

般若さんのディスに対して宇多丸さんが2015年8月8日のTBSラジオ『タマフル』の番組冒頭で回答。以下、お話されていた部分の書き起こしです。

(宇多丸)いやー、しかし本日はムービーウォッチメンで、よりによって『進撃の巨人 実写版』を扱うということで、ただでさ面倒くさい週なのにですね、まあいよいよ、さらに面倒くさい物件というのが、まあ重なる時は重なるもんですね!なんて話題から行ってみましょう。ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル!

(中略)

(宇多丸)まあ、『進撃の巨人』の評で、ただでさえナーバスになっているところにですよ、まあ、なんて言うんですか?宇多丸に対するディスですよね。攻撃。口撃と書いてもいいでしょう。ディスがですね、2件あるんですよね。2件、来ちゃったよね。嫌ですよねー、本当にね。うーん。ディスは嫌ですね(笑)。まず、ひとつはですね、ラッパーで般若というラッパーがおりまして。非常に体を鍛えている、ムキムキの体で有名で。非常に優れたラッパーで、僕自身もすごく評価してますし。まあ、般若くんのイベントにライムスターで呼んでもらったりとか。そんな感じでですね、別になんの、諍いの種もないつもりでいたんですけど。

まあ、その般若くんがですね、ずっと自分のホームページでBLOGと称して、フリースタイルというか。その都度その都度、彼が思っていることを音源にして。ラップにしてアップするというですね。これ自体もすごいですよね。そういうフットワークの軽さみたいなの、俺、真似できないあたりで。あ、すげーな!と思って尊敬してたりするんですけど。その彼が、突然、最新のBLOGのフリースタイルのあれで宇多丸ディスを始めて。なんだなんだ?と思って。

うちの放送作家の古川さんが『ねえ、宇多丸さん!ディスされてますよ!エーエー!』なんてね(笑)。『ディスされてますよ!』なんつってね。下品な感じでね(笑)。んなことはないんだけど。『ああ、そうなんですか』って。僕はほら、情弱ですから。いわゆる情報弱者ですから。『ああ、そうなの?』っつって。で、聞いてみたらですね、要は品川祐さん。品川庄司の漫才の品川祐さんですけど、映画も撮られてますよね。で、まあこの番組ではそうですね。彼の撮られた3作目までは扱って、いずれも割と酷評めだったわけですけど。

4作目だったのかな?『Zアイランド』っていうのを撮られてですね。今年、公開されてですね。で、それを、ムービーウォッチメンというか私が番組で評論しなかったことを、少なくともラップの前半ではすごく怒っているんですよね。で、ですね、これ、ちょっと誤解があるのかな?って思ったんだけど。この番組のシステム上、要するに一応、ガチャガチャを、本当にリアルに回してるんですよ。で、ガチャガチャを回して、当たったものを評論する。

で、たしかZアイランドは、僕も当然品川さんのやつ、継続して扱ってますし。次回こそは、もっと良くなるんじゃないか?みたいな期待も当然あったりして。今回ゾンビ映画だしというので、1ヶ月以上は入ってましたよね?たしか。2回?2回入ってたの?ごめんなさい。っていうのはね、まず理由があるんですよ。要するに、公開がすぐに終わっちゃったんだけど。公開期間中はずっと入れてたし。で、1週目に関しては、どうしても当てたいと思ったから、ガチャガチャを回したら『チャッピー』が出てきたんですよね。ニール・ブロムカンプの『チャッピー』が出てきて。

じゃあ、このシステムとして1万円払えばもう1回、回すことができるというシステム。これ自体、僕、相当ダメージ受けてるんですけど。『まあでも、「チャッピー」はまだしばらくやっているだろうから。だから「Zアイランド」、やりたいな』と思って1万円払ってるんですよ。俺。やりたくて。だから別に逃げているわけでは全くないんですよ、これ。ところが、1万円払ったら、出てきたのは『ラン・オールナイト』。で、私もそこで心が折れまして。申し訳ないけど。1万、2万ね、こうやってドブに捨てていく方の気持ちになってくださいよ。

で、そうこうするうちに、『Zアイランド』の公開が終わっちゃったんですよ。あんまり興行成績が良くなかったみたいで。これはだからね、取り上げられれば、良くも悪くも話題になったかもしれないけど。これ、俺のせいじゃねーから。終わっちゃったから、見にいけなくなっちゃたのね。で、ちょっと誤解を与えたのかもな?と思うとしたら、『第三会議室』というね、この番組にも何度か出てもらっているK DUB SHINEというね、ラッパーの。

まあ、K DUB SHINEと般若くんも、昔は一悶着あったんですけど。『第三会議室』の中で、K DUB SHINEが般若くんが出てるからって『Zアイランド』、試写かなんかを見に行って。で、打ち上げかなんかに図々しくも参加して。おめー、関係ねえだろ?っていう話なんだけど、参加したらそこで、品川さんがケーダブの横にやってきて、『一緒に宇多丸、やっつけましょうよ』みたいなことを言ってきたっていうのを番組上で俺にチクッてきたと。ケーダブが。で、ちょっとこれは誤解を与えるあれだったなと思うのは、俺もちょっと、そこは反省してるんだけど。俺もやっぱ、ちょっとムカッとしちゃって。

その、なんて言うんですかね?品川さんの高潔な人格に。『えっ、そんなこと、言う?』って(笑)。『すげーな、やっぱ品川さん』みたいに思っちゃって、ちょっとイラッとしちゃったせいもあって。『まあね、「セッション」やら「バードマン」とかやっている横で、1800円とか払って。仕事上でもなきゃ、なかなか行く気がしないですよ!』とか、言っちゃったんですよ。で、そんなことはないの。だから、見たいわけ。はい。みたいなことがございますんで。そんな経緯がございまして、ディスられてしまったわけですよ。はい。

で、ですね、まあ、ラップ上でディスられてですね・・・あ、失礼しました。だから般若くんというラッパーが『Zアイランド』、出演しているわけですね。まあ、出演されているわけです。で、ラッパーがディスられたら、曲がディスられたらアンサーを返すみたいな。まあ、返したり返さなかったりなんですけど。僕はまあ、だいたいこういうディスられたりしてもですね、ほら、こっちライムスターですから。悪いけど。だから、こっちは別に返すメリットねえし、みたいな感じの時はスルーしてるわけですよ。

アメリカでも、ラッパーは立場の差がある時は、売れている側がスルーするとかは結構あることなんですけど。ただね、僕、やっぱ般若くんはラッパーとしてもすごい尊敬してますし。すごい好きなラッパーで。一応、ラップ作ってディスってきてくれたわけだから。珍しくというか、ガラにもなく、ちょっと返します。ここで。アンサーラップ。で、アカペラでやります。乗っけるビートとか作る余裕もなかったし。あと、俺、いわゆるフリースタイル。即興ラップはすごくぜんぜん自信ないんで。歌詞、書いてきましたけど。速攻で、1時間ぐらいで書いた歌詞なんで。

ちょっと書いたばっかりだから失敗するかもしれないけど、これ、般若くんへのアンサーなんで。般若くん、聞いててくれてるといいけど。行きますよ。

YO!般若くんの俺ディス曲聞いたがちとガッカリ
そもそもただ勘違いしている話だったり
勢い余って言っちまった的なハッタリ
みたいな愚痴りばっかりで怒る気もしないサッパリ
言っとっけど俺は払ってるんだぜ1万円
だけどガチャがなかなか当たらずで本当残念
そうこうするうちに映画自体勝手に大コケ
しちゃっただけの話だよ 怒る前にググッとけ

それともうひとつ 話が長いやつの蛇足
この場借りてそこの1リスナーに約束
9月17日『Zアイランド』のソフト
が出たらすぐにこの場この時間で筋を通すと
ついさっきAmazonにてブルーレイを予約
これでやっと俺の話が聞けるね ようやく
だからそれまで黙って大人しく待ってな
本当マジで困ったちゃん 根っからの構ってちゃん YO!

<アンサーラップ終わり>

はい。この件、終わりー。ということでございます。9月17日にね、みなさん、お聞きください。9月17日に『Zアイランド』。ブルーレイ、DVD、発売いたしますのでね。そちらをね、私もうブルーレイを予約してしまいましたので、それが出次第。まあ、見て。ちょっとその頃、どういうスケジュールになっているかわかんないですけど、見て。できるだけ早くこの番組で、このオープニングコーナーでムービーウォッチメンいたしますので。はい。

でも般若くんは佇まい、むちゃむちゃかっこいいですし。ガタイもいいですし、体動けるでしょうから。まあ、品川さんのアクション演出みたいなのにはすごくハマりがいいだろうなと予想しておりますし。別に品川さんの作品だからけなすっていうことは絶対にしませんので。はい。フェアに行こうと思っております。こんなかんじで、珍しく返し、してみました。

ねえ。ということで、これに結構時間を取られたせいで、『進撃の巨人』の評はおざなりということです。ええ。こういう風にならざるを得ない(笑)。『いいところもある!悪いところもある!はい!ということでーす!』みたいなね、感じになると思いますね。

<書き起こしおわり>

品川祐さんの反応

K DUB SHINEのビーフへのツッコミ

般若のK DUB SHINEディス

8月14日更新の般若さんのブログで般若さんが今度はK DUB SHINEさんをディス!例によって聞き取って書き起こしてみました。

[BLOG 376] SAI BEATZ’S TRACK [2015/08/14]

みんな いつも応援ありがとう
大・大・大好きだよ
みんなのお手紙 いま読んでいます
時間はかかるけども ちゃんとお返事書いてます

横須賀ライブ 洋介感謝
言われちゃったよね 渦中のあいつ
一体なに? あ、そうなんだ
勝手にみんなが 大騒ぎ

うーん 明日のZEPP
気になる人は ライブをチェック
おつかれです 忙しいからさ 真夏のSEX
でもハゲはゴメン そこだけ反省してるよね
あとありがとね 俺の暇つぶしに構ってくれて

ケーダブは死ね 一生ツイートしとけオメー
ギドラ終わったら即帰れ
それか言い訳してみ?俺の前で HA?

<書き起こしおわり>

般若ディスへのK DUB SHINEさんの反応

般若さんのディスの翌日に開催されるSUMMER BOMBで般若さんと共演予定のK DUB SHINEさん。参加見送りをTwitterでほのめかします。

が、結局参加して般若さんへのアンサー音源をプレイ!

面白がらそうとしてんだから!
それでいろいろ騒いだら文句言われてよ!

(アンサー音源)
ゆるいビーフ 見せられ退屈
プロレスごっこ 般若とライムス
エンタメにしちゃあもの足んない
ぬるま湯いちゃいちゃ ビーフ反対
遊びでディスんの ヒップホップと違う
適当なバトル ストリートは嫌う
聞いたことねーのか? 
ビジー・ビー モー・ディー
ああいうバトル ウィットあり超いい

宇多丸 甘いからこんな展開
アイドルマニアで有名な変態
おめー自身も 一度きちんと
区別覚えろ ビーフチキンと

ついでにディスんのは レゲエ好き漁師
目開き過ぎ しないで凝視
ゾンビになっちまえば よかったのに
キム兄に撃たれりゃ おもろかったのに
死んだら乗り移ってやるよ
毎晩老婆抱き続けてやるよ

野次馬のみなさん おめーらこそ死ね
あ、間違えたシャインだ。輝いて!!
ただ『死ね』 D.Lの専売特許
パクんな リスペクトしろ 先輩もっと
コンちゃん見てるか?このチョロいビーフ
あの勝負忘れないぜ Rest In Peace

<書き起こしおわり>

K DUB SHINEへの般若のアンサー『前略 K DUB SHINE様』

これに対して般若さんも原稿用紙2枚分のアンサーを作り、ステージ上で朗読!(BGMは久石譲の『SUMMER』)

(般若)K DUB SHINE様へ。あなたは5月16日公開、映画『Zアイランド』舞台挨拶後の関係者打ち上げの席において、なんの前触れもなく、謎に参加し、主役である哀川翔さんが、構ってちゃんこと般若に『知り合いか?』と尋ねたところ、『僕の業界の先輩です』と般若は答えた。出演者およびスタッフの方々のお心遣いのもと、般若、窪塚洋介、K DUB SHINEという前代未聞のテーブルをご用意していただきました。

多少、気まずい空気が流れる中、2次会、3次会と居座り続けた挙句、タダ飯、タダ酒を食らい、3次会のスナックでのカラオケにおいて、『般若、ZEEBRAやってよ』とおっしゃいましたよね?その際、『UNSTOPPABLE』しか歌えなかったことは、この場を借りて謝罪したいです。また、あなたからしたら究極の雑魚、構ってちゃんこと般若が『ケーダブ死ね』と言ったことに気分を害し、お得意のTwitterで、

『もう面倒臭い。明日行かない。あしからず』と上から目線をかますのは一向に構いませんが、あなたを心待ちにしているファンがいることは忘れないで下さい。また、人生の大先輩、渋谷のドン、『何かあったら俺に言え』ことK DUB SHINE様の身を案ずるのは大変恐縮ですが、あなたは携帯依存症の恐れがあります。

般若が若かりし10代の頃に『おめー、生意気だな』と喝を入れてくださった、元気ハツラツな姿のあなたが見たいです。宇多丸師匠との『第三会議室』において、キング・オブ・ヒップホップ、K DUB SHINEらしからぬ、下らねえ空気を入れる暇がおありになるのなら、5月16日のタダ飯、タダ酒の清算をきっちりしてから、かっこいい曲を作ってください。ONE LOVE。2015年8月15日 構ってちゃんこと般若。

<書き起こしおわり>

宇多丸 品川祐のツイートとSUMMER BOMBを語る

8/15放送のTBSラジオ『ウィークエンドシャッフル』で宇多丸さんが品川祐さんのツイートやSUMMER BOMBでの展開について言及していました

(宇多丸)はい。ということで、まあ先週はね、先週の私は大変でしたね。先週はガッチャガチャでしたよね。うん。まあ、まず『進撃の巨人』評というね。まあ、前編ですからね。後編はね、もっといいというかね、もっとすごいよなんて話も聞くんでね。後編、楽しみにしてるんですけども。まあ、評というね、私にとって非常にプレッシャーのかかる、まあ戦いと言っていいんじゃないですか?大きな戦いがあって。

宇多丸 『実写版 進撃の巨人 前篇』を語る
ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『ウィークエンドシャッフル』の中で『実写版 進撃の巨人 前篇』について映画評論していました。 【NEW】「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」立体機動予告編  #進撃の巨人 pic.twitter...

それを控えつつ、それを前にしつつ、まあ、お聞きになったというか、ネット上などでは非常に話題になっておりますが。ラッパーの般若くんという人が、ご自分のBLOGで上げている音源で、私のことを突然こう、ディスしだしたというね。で、ビーフっていうのはあれですね。ヒップホップ用語で言う、『諍い』ですね。諍いが勃発か!?なんてことで。まあ、ヒップホップの人っていうのは基本的にやる側も見る側もですね、まあゴシップ大好き人間というか。ヒップホップシーンそのものが、半分ゴシップで盛り上がっている文化というかね。そういうところがあるもんで、まあ、やいのやいの盛り上がって。

私が、要は般若くんがですね、金曜の夜に音源をアップして。放送上で言及はするだろうというのは予想されていたんですが。まあ、ラップで返すと思ってなかった人が大多数だったようで。まあ、1時間でね、パッと書いたやつで。ちょっと拙いところもあったかもしれませんけど・・・ってこれは謙遜ですけども。まあ、アカペラでラップで返したと。まあ、クオリティーというね、そのへんがわかるかなとは思って。わかる人とわかんない人がいると思う。まあ、そのへんはいいんですよ。まあ、返してですね。返したことそのものでまた盛り上がって。

それはそれで、ぜんぜん結構なことで。で、要はですね、2つ、こうファクターがございまして。般若くんというラッパー。まあ、若手じゃない。ぜんぜんヒップホップシーンでは大物です。ベテランラッパーです。般若くんのディスポイントは2つあって。要は1つは、彼が出演していた『Zアイランド』という品川祐さんの出演作というのを、『ハゲ!なんで評論しねえんだ?』みたいな。まあ、その件。で、僕のラップは主にそれについて回答したわけです。

もう1つは、結構これもあったと思いますが、本日ですね、お台場のZEPPダイバーシティ東京でZEEBRAさん。非常に日本のラッパーでいちばん有名な方でしょう。ZEEBRA主催。この番組にも何度も出てもらっています。ZEEBRA主催のヒップホップフェス。ヒップホップアーティストがいっぱい出る音楽フェスティバル、SUMMER BOMB2015というのがあって。まあ、ライムスターも出演して。で、般若くんも、僕らのずいぶん後の時間ですけど、出演されて。

で、まあそれの盛り上げみたいなのもあったのかもしれないですけど。はい。で、要は、僕が返しのラップの中で、ゾンビアイランド・・・ん?あ、『Zアイランド』。ゾンビって言っちゃいました。『「Zアイランド」は公開期間中に行けなかった。なぜならば勝手に大コケして公開が終わっちゃってたんだ。映画を見るために僕はガチャガチャで1万円も払っている。で、なんならということでAmazonでさらにブルーレイも予約したから、9月17日に発売されたその後に、ちゃんとやりますから』なんつってね。ということです。そんなことをまあ、ラップしたわけですよ。

で、そうこうしたら、みんなやいのやいのやるのはいいんだけど、なんか知らないんだけど、ねえ。たぶん、ものすごい中途半端な感じで耳に入ったと思うんだけど、監督の品川祐さんが、『宇多丸さんのラジオにぜひ出たいです』なんてツイート、僕も拝見しましたけど。いやいやいや・・・ちょっと品川さん、ちゃんと文脈を踏まえてから、おつぶやきになった方が。要は、もし僕が『Zアイランド』を見て、どう評するかはわかりませんよ。本当に、中でも、先週も言いましたけど。品川さん作品だから酷評するなんて、別に決めつけては、ぜんぜんいなくて。

僕、毎回、こういうところを伸ばしていけばもっとよくなるんじゃないか?みたいなことを言っていて。で、まさに今回、そっちの方向だから、まあぜんぜんよくなっている可能性もあるなと思っていて。なので、まあとりあえず見て、評をさせていただいて。このオープニングの時間になると思いますけど、評をさせていただいて。その上で、それこそたとえば、『品川さん、いままで酷評してすいませんでした!今回のは、素晴らしかったです!』とか。『こういうところ、話を聞いてみたいです!』みたいな。そういうのが、こちら側にモチベーションがわいてくれば、またあれですけど。

いまの段階で品川さん、いらっしゃっても、とにかくあの、まあ、一言で言うと、困るっていうことに尽きるのでね。あの、まあちょっとおとなしく聞いていていただけると。まあ、評は評ですからね。しかも、お金を出しているわけですから。んな、いいじゃないですか。んな、一ラッパーがね。そんな、映画評論家もどきのラッパーがね、いちいち言うことなんて気にしなくていいじゃないですかね?うーん。というようなね、鷹揚な気持ちで聞いていただければと思います。

まあ、その件はそれでぜんぜん決着。で、要は今日、そのSUMMER BOMBというイベントに私が所属しますRHYMESTER。一発目だったですね。一発目がRHYMESTER。で、その後にキングギドラ・・・あ、そうそう。それで昨日、般若くんというラッパーの、僕との間に緊張感が走ったところで、昨日の夜、なにか新しいBLOGのトラックがアップされると、みんな注目していたら、僕の件はやっぱりさすがと言うべきかわかりませんけど。まあ、般若くんも一定量、納得してくれたみたいでというかですね。まあまあ、さすがというか、なんというか。少なくとも、わかった感じでやいのやいの言っている外野よりは、般若はわかっていると私は思いましたけど。

なんだけど、そこで、やいのやいの言う外野の1人として非常に目立つ方がおりまして。K DUB SHINEというね、この番組にも何度か出ていただいて。まあ、キングギドラK DUB SHINEという人がいて。この人がまあ、彼自身も般若くんも含めて、過去にいろいろディスというかビーフというか、いろいろね、あった人で。それもあって、いろいろ言いたかった気持ちもわかる。で、やいのやいの言っていて、はしゃぎまくっていた。で、そのはしゃいでいる様子を見て、般若くんもそこにイラッとしたんでしょう。私もイラッとしました。

みたいな感じで、まあ、ケーダブの方に今度は矛先が行くような。まあ、つってもそんなにドスン!とディスとかじゃないですけどね。っていうトラックが上がって、それが話題になっていて。で、またこっちゃんがですね、これがまた彼のなんて言うんですかね?老獪なというか、厄介なというか。ところですけど、まあTwitterで『面倒くさいから明日、SUMMER BOMB行かない』なんてつぶやいて。要は、ちょっと、『えっ、なに?ヘタレなの?』みたいに一瞬思わせるようなことを書くわけ。

ただ僕は、ぜったいに来ないわけはないだろうなって思っていたんですけど。で、まあ案の定、もちろん当然来て。僕はもうこっちの赤坂に向かってましたから入れ違いでしたけど、話によると、キングギドラのライブが始まって、最初は出なかったんだけど、後から出て。まあ、もうもう狙っているわけですよ。で、盛り上がって。しかもキングギドラのライブが終わった後に、アンサー音源を録ってきたみたいで。録った音源を流しながら、まあ、ああだのううだの言ったっていうような。

で、それに対して般若はどう返すか?っていうのが注目されたんですけど、まあ般若くんのライブ出番が後で。まあ、出てきて。たけしさんの映画のね、『菊次郎の夏』のテーマを、『タラララランララーン♪』って流しながら、原稿用紙2枚分の朗読。『拝啓 ケーダブ様』という朗読をして。まあ、皮肉に満ちたというか。そんなのを言って・・・っていう流れになっているということでございましてね。もう私は、完全に蚊帳の外ということで、よろしいんですかね?これね(笑)。

みたいなことかな?という。まあでもその、それに、ビーフとしてぬるいだ何だってことを言われてますけど。別にその、本来諍いがないから、こういう温度のも・・・要するに甘噛みビーフもあっていいんじゃね?別にそんなもんさ。毎回、そんな血だらけになって殺しあったってさ、そりゃあんたら、勝手にやってよって話だし。あと、もう1つ言っておきたいのは俺、この公共放送上でやんなきゃいけないから。一応そのバランスも込みの。しかも僕、ちなみにこっちの右手では、巨人と戦いながらなんで。先週はね。巨人と戦いながら、左手でもこうやっている。カシャンカシャーン!みたいな、そういうことだったんで。

ねえ。なんですかね?たとえて言うと、ダース・モールに2人がかりで来る卑怯な奴らみたいな。ありゃ卑怯ですねー!(笑)。なんの話だよ、もう。よくわかんないことになっている。はい。ということで、本日、そのヒップホップサマーフェス。いろんなこともあって、大変盛り上がって。ヒップホップヘッズ的には大盛り上がり。このあたりね、ちょっと外側から見てね、ヒップホップ的な、なんて言うんですかね?ところを外側から見て、もともと嫌だなと思っている人から見ると、ちょっと嫌なところかもしれないですけども。まあでも、こういうのも・・・こういうのもです!こういうのも、こういうのもー!ということでございます。

ということで、このイベント、一発目が我々、ベテラングループでございますけども。ベテランだから任されているわけではございませんで。一発目でも確実に、間違いなくブチ上げるということが信頼されての一発目起用だと思っております。RHYMESTERとして一曲目なんだけど、あえて、会場のみんながそんなに知らないであろう曲。この曲をドロップしたんですけど。要はこの1日、それこそなんて言うんですかね?バトル的要素っていうかね、ビーフみたいな要素もあったりするんだけど、それ全体をある意味、オープニングで総括する、なんか俺、テーマソング的にいい響きしてんなって。これ一発目、よかったなって思いましたけどね。お聞きください。RHYMESTERニューアルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』より、『マイクロフォン』。

<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/29417

宇多丸 品川ヒロシ監督『Zアイランド』を語る
ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』で般若さんとのビーフの発端となった品川ヒロシさん監督の映画『Zアイランド』を公約通り評論。『正直、期待外れだった』と語っていました。 (宇多丸)で、だから風邪をひいてですね、安静にしてたんです...
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