松尾”KC”潔が西寺郷太に語る 秋元康から受けたアドバイス

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EXILEなどを手がけるプロデューサー、松尾潔さんがTBSラジオ『MUSIC 24/7 西寺郷太 TAMAGO RADIO』にゲスト出演。松尾さんが秋元康さんからアドバイスされたエピソードを話していました。


(曲 EXILE 『Ti Amo』を聞き終える)



(西寺郷太)はい。EXILEで『Ti Amo』。

(松尾潔)いま出てるBRUTUSにちょうど僕、4ページぐらい登場してるんですけど。最後でこの『Ti Amo』のどうやって生まれたか?っていう話をしてますよ。


(西寺郷太)本当ですか。読んでみます。

(松尾潔)ブラックミュージックとムード歌謡っていうのの接点で。

(西寺郷太)ああ、まだちゃんと読んでないですけど。僕、最初これ聞いた時、『Careless Whisper』感じたんですね。WHAM!の。なんかケアレス・ウィスパーとかの持っている、オリエンタルな感じ。ジョージ・マイケルはギリシャの出身で。地中海のイメージというか。だから、WHAM!ってお父さんがエジプト人だったりとか。アンドリュー・リッジリーの方ですけど。あの2人はどちらかと言うと・・・



(松尾潔)結構豊かな家なんでしょ?あの人たちは。違う?

(西寺郷太)いや、元々はジョージ・マイケルは移民のお子さんで、お父さん1000円ぐらいしか持たずにギリシャから逃げてきたんですけど。その間にお父さん、めちゃめちゃがんばって、ジョージ・マイケルが大人になる頃にはレストランの経営者になったんですよ。

(松尾潔)へー。じゃあ彼は苦労は知らないの?

(西寺郷太)子供の頃は・・・

(松尾潔)いやー、いまこれ聞いている人、どう思っているかわからないけど。びっくりするぐらい、僕、白人ミュージシャンのこと知らないからね。

(西寺郷太)ああ。『ビートルズも知らねーよ』って言ってましたもんね。

(松尾潔)ビートルズも5・6曲ぐらいは知ってますよ。

(西寺郷太)たぶんもっと知ってますよ。歌ったりすれうば・・・

(松尾潔)だって僕、ビートルズがアース・ウィンド・アンド・ファイアーのカヴァーしてると思って。びっくりしたからさ。

(西寺郷太)『Got to get into my life』。



(松尾潔)そしたら、逆だったんだね。

(西寺郷太)そういうの、多いんですよ(笑)。でもまあ、いますから。いちごジャムのパンだけ食べて身長195の人、いましたからね。

(松尾潔)サッカーの中田(英寿)さんがお菓子しか食べないとかね。

(西寺郷太)松尾さんみたいに、ブラックミュージックに・・・

(松尾潔)ブラックミュージックと歌謡曲が好きなの。

(西寺郷太)まさにこれをミックスして。そういう歌謡感っていうのを。音楽、僕も好きな人に囲まれて暮らしてきたんで。特に18・19以降は。そうするとヒット曲というものを一段低く、なぜか見る人みたいな。そういうことを言って飲み屋でうんだかんだみたいになって。僕らなんかでも、NONA REEVESを含めてですけど、だいぶポップなことが好きだし、やってきたんですけど。松尾さんはその両方を・・・

(松尾潔)僕はバンドマンでもないし、郷太くんとの共通の知り合いで言うと、ライムスターとかゴスペラーズとか、郷太くんもみんな演者さんじゃない。俺はあくまで裏方だからさ、ヒットさせなきゃ意味がないのよ。俺は関わった人が1日でも長く音楽の仕事を続けてほしいわけ。で、そういうお手伝いをできればなってやってるから。それはやっぱり数字でキチッと結果を出していかなきゃっていう、そのミッションの度合いは高いよね。自己表現とはちょっと違うのかもしれない。

(西寺郷太)なるほど。そうですよね。

(松尾潔)でさ、秋元康さんがね、『松尾くんはまだ、打率の方を気にしすぎ』っていう風にね(笑)。僕、そんなに数やんない人なんだけど。特に郷太くんぐらいの年齢の時って、1年間に5曲ぐらいしかやってないからね。

(西寺郷太)言ってましたね。さっきの『Ti Amo』の時でしょ?他にもあるんでしょうけど、1曲は『Ti Amo』ってことですよね。すごいっすね。

(松尾潔)そうですね。あの年はそうでしたね。思うところもあったんで、ちょっとやんなかったりしたんだけど。

(西寺郷太)僕、今年50曲作ってますからね。リリース、全部ですよ。

(松尾潔)1週間の1曲ぐらいのペースだね。

(西寺郷太)ものすごい勢いでやってますね。

(松尾潔)忘れるでしょ?そんなにやると。

(西寺郷太)いや、そんなことないですよ。1曲1曲違うから。『ビバナミダ』の歌詞とか、そういうのも入れてですけど。

(松尾潔)ちゃんと心を動かす仕事、やってる?

(西寺郷太)めっちゃしてますよ(笑)。

(松尾潔)本当?

(西寺郷太)僕、すごいっすよ。

(松尾潔)心が単に、揺れやすいだけじゃないの?

(西寺郷太)そんなことないと思いますよ(笑)。そんなことないですよ。

(松尾潔)郷太くんの心の中のお家って、耐震構造ついてないんじゃないの?

(西寺郷太)あ、誰なんですか?それ。

(松尾潔)そよ風で揺れちゃうんじゃないの?ってクドいって。

(西寺郷太)しつこいっすねー(笑)。本当に、しつこいっす(笑)。

(松尾潔)仕方ない!

(西寺郷太)まあでも、いま松尾さんが精力を注がれている仕事・・・

(松尾潔)(笑)。本当にごめん!郷太くんの番組だよね。いま、飲み屋さんでやってるんじゃないんだよね(笑)。

(西寺郷太)こんな感じなんですけど。僕は時間を気にしてるんですよ。

(松尾潔)そう!それで秋元さんが言ってたの。『世の中の人は、ヒットしてないものはみんな忘れてくれる。気にせずにどんどんバット振り続けなさい』って。

(西寺郷太)いい話、するなー!もう1回言ってください。

(松尾潔)なんだよー。聞いてなかったんじゃないの?

(西寺郷太)もう1回言った方がいいこともあるんです。打率を気にしすぎだと。

(松尾潔)『松尾くん、気にしすぎだ』って。まあ、たしかに気にする方かもしれません。駄作を世に出したくないみたいな。けどさ、駄作かどうかって自分で決めることじゃないでしょ?って。それ、お話した時に3000曲っておっしゃってたけど。『3000曲作っているけど、世の中の人が覚えてくれているのはせいぜい300曲、あるかないかだよ』って。

(西寺郷太)それでもすごいですけどね。

(松尾潔)すごい。それでもすごいって話だけど。僕、その話を聞いた時に、作った曲が300曲にも満たなかったけどね(笑)。で、そん時に秋元さんが、『大丈夫。世間はヒットしたものしか覚えていない』っておっしゃっていたの。

(西寺郷太)なるほど。

(松尾潔)っていうことで言うと、ちょっと10年ぐらいやったかな?っていう人でも、まだ新人みたいなもんだなって。

(西寺郷太)なるほどな。まあ、実際そうですね。

(松尾潔)秋元さんがおっしゃることは全てが正しいと思うかどうかは聞く人によるだろうけど。そん時に、『なるほどな。そういう見方、あるんだな』って思ったな。

<書き起こしおわり>

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