東野幸治さんが2022年12月9日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でものまね芸人レッツゴーよしまささんについてトーク。素の志村けんものまねを絶賛していました。
（東野幸治）そして、あれです。先ほどまで、『ものまね王座決定戦』ってね、トレンド入りっていう風にちょっとこのホンモノラジオの進行表にも書いていただいて、ありがとうございます。これで思い出したんですけど。今、志村けんさんのものまねをする人、知ってる？ 志村けんさんの素のものまねする人（笑）。素のトーク。志村さんのCX、フジテレビの深夜とかでコントしてるじゃないですか。で、エンディングとかでトークするじゃないですか。あのトークのトーンのものまねをする人、いてるんすよ。レッツゴーよしまさっていう人。もうほんまに素の……「普段はね、こんな、あれなんですけどね」みたいなトーンで。それがめちゃくちゃ似ているの！ もうほんまに瓜二つ。その志村けんさんの顔。
20年前の『加トちゃんケンちゃん』までは志村さん、素のトークをせえへんかったけど。『加トちゃんケンちゃん』終わりで素のトークを見せていこうみたいなんで、たぶんイザワオフィスの事務所の人か、局の人が知りませんけど。「そんなのも見せていきましょう」って言って。たぶんね、やっぱりコメディアンやから。素でしゃべるっていうのはたぶん嫌やったと思うから。ちょっとカツラをかぶったり、鼻の頭を赤くしてしゃべったりしたりやん？
（渡辺あつむ）ありました。
（東野幸治）ほんでだんだんだんだん、後ろの毛を伸ばしてたから。後ろの毛、ちょっと縛って。カツラもそれ用にちょっと切ったりして。だから変な……トーク番組やけど1人だけちょっと役に入ってる人がいているっていうのから、ちょっとずつ慣れてきて。カツラを取りだして。ちょっと鼻の頭も赤くしなくなって。エイプの服を着だした初期ぐらいの志村さんのものまねをやってるのよ（笑）。
（渡辺あつむ）革命ですね（笑）。
素の志村けんものまね
（東野幸治）それがめちゃくちゃ上手い。似てるのよ。それがちょっと噂になって。ほんで、ものまね番組に来て。で、当時の歌を歌う。それで、加藤茶さんもやんねんけども、志村さんが圧倒的に……もう顔もそっくりなのよ。で、その人が……これはネタバレになんねんけど。この間、『マルコポロリ！』に来たのよ。ものまね芸人の1人で。これ、来年、年明けに流れるんですけど。しゃべってたら、その人がめちゃくちゃすごくて。結局、ドリフターズと『ものまね王座決定戦』の超オタクなんですよ。
だから家がちょっとだけ映ってたんですけど。何千本っていう『ドリフの大爆笑』とかのビデオがあって。で、「一番好きなコントはなんですか？」って言ったら「19△△年の○月の誰々と誰々のコントです」とか。それを言えるぐらいで。それとか、たとえば志村さんと柄本さんとかね、たまにやるじゃないですか。「あのコントで好きの、なんですか？」って言ったら「そうですね。おでん屋の設定のコントで。志村さんがおでん屋の設定で柄本さんがボケのやつで……」って言って、たぶんそれ、JPと即興でやってたんやけど。めちゃくちゃ似てるのよ。
志村さんがボケじゃなくて、突っ込む側の。「なにやってんの、お前？」みたいな。そういうのもね、めちゃくちゃ似てるし。あと、「ビジーフォー VS 誰々」って言っていて。「その戦いがよかったんです」とか。だからそれはぜひぜひチェックしてほしいっていうか。で、なおかつその人は半分ものまね芸人やけど、まだちゃんと会社員やん。辞めてない状態ですし。業界のことも別にわかってないし。ただただそこにいてる、志村けんオタク。ものまねオタク。だから昭和歌謡とか好きなんすけど。それはなんでか？って言ったら、今もBSフジでやってる『ドリフ大爆笑』とか。大人になってからずっとドリフのやつばっかり見てるから、そこのゲストが……昔の映像やから、昭和の歌を歌うから。それで昭和歌謡が好きっていう。
だから全ての始まりは、志村けんなんですよ。コントをしている。山王戦でもね、湘北が点数を取り出したときに始まりはその桜木がリバウンドを取るみたいな。それと全く同じで、志村けんさんが好きってことでさかのぼって、昭和歌謡とか、全てが好きになるっていう、すげえ変わった……全然誇張しない。なんだったら、よりこじんまりとする志村けん（笑）。リアルなものまねじゃなくて、ちょっと、8割ぐらいの。ギュッと、「もっとできるやろ？」っていう感じ。
マインドとしては、ウケてなくても別にいいみたいな。誰に向けてやってるかわかれへん感じの志村けんさんの憑依型。ぜひぜひ皆さん、チェックしてほしいと思いますけれども。
レッツゴーよしまさ『志村けんの細かすぎて伝わらないモノマネ』
＜書き起こしおわり＞
