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町山智浩『TOVE/トーベ』を語る

町山智浩『TOVE/トーベ』を語る たまむすび
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町山智浩さんが2021年6月8日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中でムーミンの原作者トーベ・ヤンソンさんの生涯を描いた映画『TOVE/トーベ』を紹介していました。

(町山智浩)今日はね、ムーミンについてのお話をしたいんですけども。

(外山惠理)ムーミン。「ねえ、ムーミン♪」ってね、ありましたけども。

(町山智浩)ああ、今、かかってきましたね。

(町山智浩)これは1969年に日本で放送されたアニメの主題歌ですね。で、僕はその頃、7歳ぐらいか。小学校低学年で、いつも見てましたけど。今回、紹介する映画はこのムーミンの原作者のトーベ・ヤンソンという人の伝記映画なんですよ。『TOVE/トーベ』っていうタイトルなんですが。日本では10月1日、秋に公開される予定です。で、ムーミンって原作は絵本とか漫画とか小説とか、いっぱいあるんですが。ものすごい数で書かれてるんですね。

(山里亮太)ああ、そうなんですね。

(町山智浩)はい。でもアニメしか見てない人も多いと思うんですよ。

(山里亮太)僕はモロにそうです。アニメだけですね。

(町山智浩)僕も実はそうなんですよ。原作もちょっとしか読んでなくて、詳しくなかったんで。で、この映画を見て結構びっくりしたんですよね。そのムーミンの持っている……フィンランドの田園地帯みたいなところにムーミン谷があって。みんなほのぼの、のんびり暮らしてる感じっていうのはあるじゃないですか。でも全然そういう感じの人じゃないんですね。このトーベ・ヤンソンっていう原作者の人は。

(外山惠理)へー!

(山里亮太)それが「これを見るとムーミンの見方が変わってしまうかも」って言われている所以なんですね。

(町山智浩)そうなんですよ。僕、この人自身について全然知らなくて。で、まずこの映画でこのトーベ・ヤンソンっていう人はね、とにかくいつもお酒を飲んでるんですよ。

(山里亮太)えっ! もうそこで驚いちゃった。なんか優しい癒し系のフワッとした人かなと思ったら。

(町山智浩)全然違うんですね。常になんか酒を飲んでいるんですよ。しかも結構強そうなやつを。あと、ヘビースモーカーで。ムーミンの絵を書いてる時もかならず左手でタバコを吸っているんですよ。酒とタバコの人なんですね。

(山里亮太)イメージ違う……。

(外山惠理)どっちかっていうと、花のサラダとか、オーガニックが好きですみたいなイメージ。

(山里亮太)自然を愛する優しい人みたいな。

(町山智浩)そんな感じでしょう? 僕もそう思ってたんですよ。そしたらすごいワイルドな人なんですよ。このトーベ・ヤンソンっていう人は。

(山里亮太)ギャップがすごいな。

(町山智浩)すごいギャップで。しかも酒とタバコをやるからこれ、子供向けの映画じゃないんですね。お子様はこの映画、見れないんですよ。

(山里亮太)ああ、そうなんだ。うわっ、すごっ!

(町山智浩)セックスの映画なんで。

(山里・外山)えっ?

(町山智浩)そういう話なんですよ。でね、ムーミンというのは実はこのトーベ・ヤンソンの周りにいる人たちをモデルにしていて。ほとんどの登場人物に実在のモデルがいるんですね。で、この映画でわかるのは、ムーミンパパっていうのは彫刻家だった彼女のお父さんがモデルなんですけど。これね、原作とアニメとでムーミンパパってキャラがちょっと違うんですよ。

(山里亮太)へー!

(町山智浩)原作のお父さんはね、もうちょっと威張ってるです。家父長としての威厳とか、そんなことばっかり言ってる人で。そのくせ、なんか自由になりたくて。家族を捨てて時々、家出したりしてる人なんですよ。

(山里亮太)アニメでは優しい、本当にお父さん、パパっていう感じの……。

(町山智浩)そうなんですけど、原作でのムーミンパパってちょっと面倒くさい人なんですよ。あと、すごくひねくれてたりして。成功している人をねたんだりするような人でもあるんですよ。

(山里亮太)ええっ? 親近感! 原作の方のムーミンパパ……。

(外山惠理)アハハハハハハハハッ!

(町山智浩)で、それはこのトーベ・ヤンソンさんのお父さんが彫刻家だったんですけど。あんまりお金持ちにはなれなくて。で、そのへんのなんというか、まあ面倒くさいお父さんだったみたいなんですよ。で、トーベ・ヤンソンさんはムーミンとかを書いていたわけですよね。で、それもバカにして。「そんなものは芸術じゃねえ」とか、そういうようなお父さんだったんですよ。だからそのへんの面倒くさい感じが原作の方のムーミンパパにはすごく出ていて。で、ムーミンママはとにかく本当によくできた奥さんで。生活力もあって、頭も良くてっていう。あれは本当のお母さんがそういう人だったらしいんですね。でね、ムーミンの物語の中で、原作もアニメも通して一番人気のあるキャラクターって、スナフキンなんですよね。

(外山惠理)ああ、スナフキン!

(町山智浩)いつもま旅をしている旅人で。たまにしかムーミン谷に帰ってこないんですよ。で、家を持っていなくて、いつもテントで暮らしていて。すごくかっこいい、さすらいのヒーローみたいな感じで。しかも、あんまりしゃべらないんですが、非常に哲学的なことを言うんですよね。たとえば「人生で一番大切なのは、自分がしたいことは何かがわかってるかどうかだ」とかね、そういういいセリフをズバズバと言う人ですよね。で、たとえば「僕には故郷とかはないと思っているんだ。でも、あえて言えば、地球かな」とかね。かっこいいんですよ。すごく。で、この人はね、実はこのトーベ・ヤンソンさんの長年の恋人で、婚約者だった人がモデルになっているんですね。

(山里亮太)へー!

(外山惠理)そうだったんだ!

スナフキンのモデル

(町山智浩)それはアトス・ヴィルタネンという人で、この人は実際にやっぱり詩人で作家だった人なんですよね。で、しかもその当時のフィンランドの国会議員です。

(山里亮太)へー!

(町山智浩)で、その当時、奥さんもいた人なんですよ。

(外山惠理)あらま!

(町山智浩)政治家で奥さんがいたんですけど、そのトーベ・ヤンソンと大人の関係だったんですよね。どうしてスキャンダルにならなかったんだろうって思いますよね? この映画の中では彼がトーベ・ヤンソンと一晩を過ごしていて、朝に政治家の奥さんから電話がかかってきて。「『今、急ぎだから来て』って言って」とか言われていて。その奥さんも納得ずくの関係だったことがわかるんですけど。そういう非常に大人の関係なんですよ。すごく。でね、さらにこのムーミンっていうのは新聞の連載から知られるようになったんですが。その新聞を発行してた人もこのヴィルタネンという人なんですね。

(外山惠理)ふーん!

(町山智浩)だから今だったら大スキャンダルになっているんじゃないかな、これ。

(山里亮太)そうですよね。

(町山智浩)それはフィンランドっていう国が大人の国なので、そういうことで騒がないのかもしれないんですけど。で、何回かお互いにプロポーズして、最終的には婚約までするんですね。彼の方が奥さんと別れて。

(外山惠理)ああ、別れたんですか?

(町山智浩)ヴィルタネンは離婚してトーベ・ヤンソンと結婚しようとして婚約をするんですよ。実際に。でもね、その時にね、実はトーベ・ヤンソンに別の恋人がいたんで。好きな人がいたんで、結婚に至らなかったんですね。で、その好きな人っていうのは女性なんですよ。

(外山惠理)へー!

(町山智浩)それはね、ヴィヴィカ・バンドレルという女性で。この人はムーミンを初めて舞台劇にした舞台演出家なんですよ。

(外山惠理)そうなんですか。へー!

(町山智浩)しかもね、首都ヘルシンキの市長の娘。で、大資産家の娘なんですね。お父さんは大金持ちで。それで、旦那さんも子供もいたそうです。でもバイセクシャルで。トーベ・ヤンソンは女性を知らなかったんですけども、そのヴィヴィカという人にその女性同士のセックスを教えられたということなんですよ。

(山里亮太)そこまで描かれているんだ。

(町山智浩)だからこれ、子供は見られないんですよ。「ムーミンを書いた人と話だから見に行こう!」って行くと、そういう話が延々と展開するんですよ、これ。

(山里亮太)それ、でもそのパートナーの方も実際にキャラクターとして出てきたりするんですかね?

(町山智浩)出てるんですよ。

(山里亮太)ムーミンの中に? へー!

(町山智浩)いるんですよ。これね、ムーミンの中にちっちゃい妖精が出てくるんですね。トフスランとビフスランっていう妖精が出てきて。で、2人だけにしか通じない言葉でしゃべり合ってる妖精なんですね。で、それはヴィヴィカとトーベ・ヤンソンが、レズビアンというのはその当時のフィンランドでも非常にタブーだったらしくて。それを知られては困るっていうことで、暗号を作って。その暗号でしゃべってたらしいんですよ。

(外山惠理)へー!

(町山智浩)それを元にしたのはそのトフスランとビフスランというキャラクターなんですって。

(外山惠理)へー! 面白い!

(町山智浩)そう。ものすごく大人の話なんですよ、ムーミンって。でね、しかもほのぼのとした話かというと、そうでもなくて。というのは、そのムーミンが連載されていた新聞っていうのは社会民主党の、いわゆる左派系の政治新聞なんですよ。

(山里亮太)ああ、そうなんだ!

(町山智浩)そうなんです。で、このスナフキンのモデルになったヴィルタネンという人はその社会民主党の政治家で、非常にリベラルで一種過激な人だったんですね。だから、そのへんの政治思想とかも実はムーミンの漫画の中にはあって。一種、オブラートに包んだ形で書かれてるそうです。

(山里亮太)えっ?

(町山智浩)で、スナフキンは時々そういうことをするんですよ。公園にね、「○○するべからず」っていう立て札ってよくあるじゃないですか。今の日本の公園ってほら、すごく変で。「ボール遊びをしてはいけない」っていう公園が結構あったりするんですよね。

(外山惠理)ありますね。

(町山智浩)だから、子供たちも誰も来ないの。遊べないから。そういう公園があって。で、「○○するべからず」っていうのを見た途端にスナフキンはブチ切れて。「僕は本当に自由っていうものを大事にしていて、人が何を考えても構わないんだけど、人に『するべからず』と言うやつだけは許せない!」って言ってものすごく暴れるんですよ。その回だけ。それはそのヴィルタネンっていう人がそういう人だったからだそうです。政治家なんですけど、ものすごく権力に対して自由を守るために戦う人だったので。スナフキンはまあ、そういう人なんですね。

で、ちなみにスナフキンのボロボロの服っていうのも、そのヴィルタネンっていうモデルの人が被っていた帽子とかが本当にボロボロだったらしいんですよ。それを元にしてスナフキンを作ったということなんですね。そういう点でね、ムーミンの見方が全然変わっちゃうんですよ。この映画を見ると。

(外山惠理)変わっちゃいました。

(山里亮太)変わる!

(町山智浩)「えっ?」っていう感じなんですよね。で、ムーミンってスナフキンが大好きで大好きでしょうがなくて。いつもスナフキンが帰ってくるのを待ってるじゃないですか。で、たまにしか帰ってこないんですけど、あれは2人はそういう関係だったんですね。

(山里亮太)はー!

(町山智浩)ヴィルタネンは奥さんがいるから。

(山里亮太)そうか。旅に出ていた時は奥さんのところに帰っている時だったんだ。

(外山惠理)なんか寂しいな。

(町山智浩)という話なんです。で、今度離婚をしたら……離婚して「じゃあ俺と一緒になろう」って言ったら「私、もう男の人と恋愛はできない」ってなっちゃうんですね。このトーベ・ヤンソンさんはヴィヴィカ・バンドレルと非常に激しい恋をして。そこからはもう男性を男女の関係では愛せなくなるんですね。これは全然ムーミンの見方が本当に変わるんですよ。ただね、結構漫画ってそういうものが多いんですね。チャーリー・ブラウンって、あのスヌーピーの漫画、あるじゃないですか。あれもほとんど実話と言われてるんですよ。

(外山惠理)ええーっ!

(町山智浩)まあ、スヌーピーはいないんですけども。チャーリー・ブラウンってあれ、原作者がチャールズ・M・シュルツで。チャールズっていうのの愛称が「チャーリー」なんですよ。で、お父さんが床屋さんってなっていますけど、あれも本当にそうで。チャーリー・ブラウンのお父さんが床屋さんであるように、チャールズ・M・シュルツ。原作者もお父さんは床屋さんなんですよ。それであの中にルーシーっていうすごく意地悪な女の子が出てくるじゃないですか。あれ、奥さんなんですよ。

(外山惠理)ええっ、かわいそう! それ、本人は知っていたのかな?(笑)。

(町山智浩)離婚しましたね。

(外山惠理)ああ、そうなんですか。

(山里亮太)気づいたのかな? 「これ、私のこと言ってるの、あんた?」って。

(外山惠理)「こんなこと、言わないわ!」って喧嘩しちゃって? へー!

(町山智浩)だからあのへんはものすごく生々しい、本当のことを書いてるらしいですよ。チャーリー・ブラウンは。

(山里亮太)でもスヌーピーもいろんな刺さる言葉っていうのがいっぱい出てくることでおなじみだから。

(町山智浩)あのね、結局離婚をして違う奥さんと一緒になったんですね。チャールズ・M・シュルツって。で、その時に連載漫画だったんで、毎日連載してたんですね。だからそれが出てきちゃうんですよ。で、スヌーピーも恋をしてウキウキになったりするんですよ。

(山里亮太)本人の感情が乗っちゃうんだ。

(町山智浩)だから漫画って結構そういうところがあって。僕も漫画家の人、何人か知り合いですけど。大抵、男の人の漫画家の人は書く女の子は付き合ったことがある人ですよね。

(山里・外山)へー!

(町山智浩)そう。それは、それ以外の人を知らないから。動かせないんですよ。付き合ったことのある人以外は。みんな、何らかの事実が背景にあるみたいですよ。漫画とか、小説とかもみんなそうですけどね。でね、そのヴィヴィカっていう人にトーベ・ヤンソンはすごく、なんというか女性同士の愛を教えられて。もうのめり込んで夢中になっていくんですよ。ところが、このヴィヴィカっていう人はね、なんていうか、誰でもいい人だったんですよ。

(外山惠理)そうだったんだ……。じゃあ、ちょっと悲しい思いをしちゃったんですか?

(町山智浩)するんですよ、それで。で、そのへんで非常につらい思いをするんですが、アニメシリーズを見た人だったらわかると思うんですけども。途中から「おしゃまさん」というキャラクターが出てきたのを覚えてます?

(山里亮太)「おしゃまさん」?

(町山智浩)最初の方には出ていないんですよ。途中から出てくるですよ。おしゃまさんって。白地のセーターに赤い縞の入った服を着た女性で。冬の間だけムーミン谷に来る人なんですよ。覚えてませんか?

(山里亮太)いや……いたっけな?

(町山智浩)あのね、最初の方のアニメには出ていないの。というのは、このトーベ・ヤンソンという人がムーミンシリーズの連載をずっとしていたんですね。で、連載の中でもかなり後半で出てくるんですよ。だから日本でアニメ化された最初のシーズンの頃とか、その次のシーズンのやつにはおしゃまさんって出ていないんですよ。これ、途中から出てくるのはトーベ・ヤンソンさんがヴィヴィカさんに失恋して苦しんでるところで会った人がモデルになってるからなんですよ。

(外山惠理)へー! 実際にいたんだ。

(町山智浩)実在するんですよ。で、この人は……「おしゃまさん」って日本語にしちゃってるんだけれども。元々のフィンランド版だとトゥーティッキっていう名前になっているんですね。このキャラクターは。で、これは実在のトゥーリッキっていう人がモデルなんですよ。

(外山惠理)ええっ、わかりやすい!

おしゃまさん・トゥーリッキ

(町山智浩)ものすごくわかりやすくしているんですよ。トゥーリッキ・ピエティラというグラフィックデザイナーで、大学教授の女性がいて。で、傷付いたトーベ・ヤンソンと出会って、2人は恋に落ちて。あとは一緒に暮らして、亡くなるまでずっと、最後まで一緒にいた人なんですね。

(外山惠理)へー!

(町山智浩)でね、トゥーリッキという人は、おしゃまさんを覚えている人はわかると思うんですけども。いろんなものを作るのが得意な人なんですよ。何でも作っちゃうんですけど。それはトゥーリッキっていう人が実際に工芸デザインみたいなことをする人で。本当に作る人だったから、そのままにしたということですね。で、顔とかもねちょっと似てるんですよ。かなりリアルで、あんまりひねらないでそのまんまモデルを描いたのはもう完全に公認のパートナーになったからなんですね。

(外山惠理)ああ、そうなんですか。

(町山智浩)それまでの2人は一応、秘密でしたからね。世間的には。ヴィルタネンとその次のヴィヴィカさんは世間的には秘密だったけども。このトゥーリッキさんはみんなが知ってるトーベ・ヤンソンのパートナーっていうことになったので、かなり露骨に出してる感じなんですよね。

(外山惠理)じゃあ最後は幸せだったんですね?

(町山智浩)幸せだったみたいですね。ただ、このムーミンってアニメを見てるとのんびりしたキャラクターじゃないですか。でもね、トーベ・ヤンソンさんっていう人は全然違うところがあって。この映画のポスターはトーベ・ヤンソンさんが踊っているものなんですけども。

(町山智浩)この人は、いつも踊っている人なんですよ。

(外山惠理)ああ、本当だ。踊っていてムーミンが影になっている。

(町山智浩)そうそう。ものすごい情熱的な人で。で、この映画の中でもいつも踊っていて。それもジャズとか、マンボとか、タンゴで踊るんですよ。で、今、かかってる曲がですね、この映画の中で彼女が好きでレコードでいつもかけてる曲なんですね。トーベ・ヤンソンが実際に好きだったタンゴなんですけども。これ、カルロス・ガルデルっていう人のアルゼンチンタンゴで。『Por una cabeza』がかかっていると思うんですけども。これが彼女を表現する音楽としてこの映画の中で使われていて。

(町山智浩)この、なんというかすごい情熱があふれて止まらなくなるみたいな音楽ですけども。それがトーベ・ヤンソンという人がどういう人かがよく分かる音楽として使われてますね。だから常に恋をして、その中で燃え上がっているという人なんで。そう考えるとムーミンって全然違うなっていう。

(外山惠理)本当。イメージが全く変わっちゃいました。

(町山智浩)そう。だからムーミンとスナフキンが2人で並んでいるところには、かつてものすごく燃え上がった恋人同士が……その後もずっと、このヴィルタネンという人とは生涯、友達だったらしいんですよ。だから今は友情に変わっているという感じなんですね。ムーミンとスナフキンっていうのは。だからね、ちょっと全然ムーミンの見方が変わる映画がこの『TOVE/トーベ』という映画でした。

(外山惠理)『TOVE/トーベ』は10月1日、新宿武蔵野館ほか全国で公開ということです。なんか興味深かった。ありがとうございます、町山さん。

(町山智浩)はい、どうもでした!

『TOVE/トーベ』特報

<書き起こしおわり>

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