伊集院光 キングオブコント2011 鬼ヶ島 2700 ラブレターズを語る

伊集院光 キングオブコント2011 鬼ヶ島 2700 ラブレターズを語る 伊集院光の深夜の馬鹿力

伊集院光さんがTBSラジオ JUNK 深夜の馬鹿力 2011年9月26日放送でキングオブコント2011について語りました。

◆鬼ヶ島
(伊集院光)自分の好みで言うと・・・鬼ヶ島の一本目でやった転校生が操り人形っていうコントが、すっごい好きで、ただ絶対優勝しちゃダメな。ってかあのコントの評価高すぎだけど、後半すっげー怖えって。「転校生を紹介する」っていう三人コントのよくあるパターンで、転校生の○○君だって言うとでっかいマリオネットに扮した鬼ヶ島の野田くんが出てくるんだけど、最初は先生が単なるマリオネットを転校生だと紹介しているのか、変わった転校生なのかよく分からないテンションで、はじまるわけ。

その先生がキテるのかキテないのか、いっちゃっているのかいっちゃってないのかみたいな微妙なところなんだけど、最終的にその先生が授業に熱中している時に、三人コントだからもう一人のもともといた在校生の隣にその置かれたマリオネットが「助けてくれ!」っていったそのあたりからまったく笑えないんだ。怖くて怖くてしょうがないんだけど、もう俺、「怖い怖い怖い怖い!」ってずっとなっているんだけど。ただ、金出してライブみたいっていうのは、その鬼ヶ島の三人のコント自体はオンエアバトルとかでも見ていたけど、ああ好きなの選ぶとこういうのやるんだって思ったら、すごい見たいって思ったのと。

◆2700
(伊集院光)あとピンのお笑いでは絶対にありえないと思ったのは、2700。2700のキリンスマッシュっていうすっごいシュールなネタがあって、それもまたぶつけていいと思うし、司会のダウンタウン松本さんとかも、「お客さんを捨ててまで来ましたね。」みたいな話するし、なんかスゲーなっていう。

好きかどうかは別にして、スゲーシュールだと思うんだけど、終わった後のインタビューで、コント作っているヤソジマくん、ヤソジマくんの相方の、いつも踊っている、肩を切ったデニムを着ていることが多い方の人が、「僕もやっていて意味が分からない。」って。「え、そこも言うの!?」っていう。

ただまあ二人だから、コント作っている、歌作っているヤソジマくん?たぶんヤソジマくんでいいと思うんだけど、ヤソジマくんに全面の信頼があるから成り立つんだけど、「スゴいな、自分も面白くないんだ」って。自分も分からないんだっていうのがあそこでやられているスゴさと。

◆ラブレターズ
(伊集院光)あとね、ラブレターズ。はじめて見ましたけど、結成したばっかでキングオブコント出て、で何度かキングオブコント出てますっみたいな人たちで。で、その人達の卒業式で校歌を歌うと。その校歌がすげーヒップホップの、しかもちょっとダーク系の。

ノリのいい方じゃなくて、ちょっとコワめのヒップホップで歌うみたいなのがすげー面白くって。
で、その完成度のすごい高さと、二本目にやったの別のはそうでも無いんです、やっぱりキャリア2~3年くらいのやつなんだなっていう。その一本目がすげえ、この完成度の高さ。

すごい緊張してるの。緊張したせいでヒップホップに迫力が出すぎて少しスベるところがあるんだけど、これ普通にいつものペースでやったら俺、笑い転げるぞっていう。「西岡中学校~♪」っていうそのフレーズ、こんだけ物覚え悪くなっているのに、マヨネーズ買いに行ったのに結局TSUTAYAで借りるビデオなかったわって帰ってきてるのに。

マヨネーズを持たずにね。西友の入り口まではマヨネーズのつもりで行ったのに、不幸が西友のとなりの入り口がTSUTAYAなんですよ。で、何だろう、TSUTAYA入っちゃったんだよね、借りたいDVDないよね、あと俺ここの会員じゃないやっていう。TSUTAYAの会員証ないやっていって帰ってきちゃうみたいな俺がサビを覚えているぐらい強烈で面白くて。

ただ、これぐらいお笑いについて語った所で、俺が一番好きなコントはコントレオナルドだし、一番好きな漫才はアゴアンド金造だし、お笑い全部の中で好きなのはチャップリンなんか全然抑えて、コロッケさんの恐竜森進一だから。森進一が恐竜だったらだから、全くアテにはならない。じゃあ、一曲目。

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