TBSラジオ 伊集院光 深夜の馬鹿力の新コーナー、空気を読んで親や先生の期待に応えようとし、過剰な子役性を発揮した子供たち(含む自分)のエピソードを送る「さよなら名子役」のコーナー趣旨の説明の中で、伊集院光さんが小林星蘭ちゃん・芦田愛菜ちゃんの空気読みのスゴさを語りました。
「子供が純真」は嘘 超空気読む
(伊集院光)なんだろうね、「子供が純真」って嘘じゃん。で、子供の嘘つきなところ、超嘘つきじゃん、子供って。で、超空気見るじゃん。で、空気見る子供が多かったおかげで、おそらく学級崩壊とか免れていたような気はするのね。だから、いけないとも思わないのね。だからなんか俺たちが何となく小学校くらいの時のことを思い出すと、「先生がこういうことを言い出したらこういうこと言ったほうがいいんじゃないのかな?」みたいな。「あいにく、大雨でディズニーランドは楽しめなかったけれども、雨の中、友達と話したことこそが、宝石なんです。」みたいな。うるせーな、お前!って思って。超アトラクション乗りたかったくせに、何言ってんの?みたいな、その感じのやつ、すげーあって。
で、それ子役でもそうで、俺はもう、いつもここで言うんだけど、子役が頑張る姿が好きじゃないんだよね。なんか。でいて、俺も一緒に、それこそ今トップ子役っていつもガンガン頭を・・・超レース状態だけど、小林星蘭ちゃんって、下手したら視聴率の持ってる度合いでいうと、もう芦田愛菜を抜いたんじゃねーか?なんて言う人もいるじゃんか。なんかあの子が頑張れば頑張れるほど、逆にプロとしてこの子をスゴいと思うけど、「大丈夫か?」ってちょっと思っちゃう。
それで、なんか雑学家族で彼女がクイズ分かった時に、一瞬戸惑うみたいな。「あ、今私分かっちゃって良かったのかな?」みたいなことからの、喜んでいい空気吸って喜ぶみたいなことに対して、師匠・・・星蘭師匠の・・・(笑)。だってメイン性から言ったら全然俺なんか端っこだからな。で、あの感じみたいなのが、なんかゾクっとしたりとか。
あの、最近の芦田愛菜ちゃんの、痒いところに手が届くコメント性って、もう・・・悔しい。勉強になる。ちょー勉強になる。なんか、たとえば世界ビックリ映像みたいな番組に出ると、「私はまだ、パスポートも持ってないけど、世界の国に行ったことがあるわけじゃないけども、世界にはまだまだ面白いものがたくさんあるなーって思いました!」みたいなやつ言うじゃん?いやー、そうなんでしょう・・・それが、正解なんでしょうな・・・って思う感じの、あの感じを(新コーナー・さよなら名子役で)みんなで持ち寄りたい。
<書き起こしおわり>