高田文夫さんが2020年2月10日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』の中で神田松之丞さんの真打昇進・六代目神田伯山襲名披露パーティーの模様を話していました。
(高田文夫)しかし昨日は羽生より滑ったな、松村。
(松本明子)フフフ(笑)。
(高田文夫)もう羽生よりもすっごい滑っていたけども。羽生どころじゃないだろう、あの滑り方?
(松本明子)羽生くんはもう優勝ですよ。すごかったですね!
(高田文夫)昨日はほら、松之丞くんの伯山襲名のパーティーがあったんですけどもね。一言、俺が「いっそ、死んでくれ。松村、たのむから」って(笑)。そしたら俺が家に帰ったらうちの固定の電話にさ、うちのカミさんが「なんか松村さんから連絡が思い詰めた声で入ってますけど……どうしたのかしら?」って。それで俺、聞いたらさ、「先生、本当にすいませんでした。本当にすいませんでした……」って思い詰めた声で留守電が入っていて。「これ、誰かしら?」って……お前、なに笑ってるんだよ?(笑)。
(松本明子)フフフ、松村さんから電話が来て。「高田先生、大丈夫でしたか? 高田先生、大丈夫でしたか?」って(笑)。
(高田文夫)「なんか先生のお顔に泥をお塗りしたようで……」って。俺、もう泥パックかと思ったっつーの。本当に(笑)。まあ、わかりやすく言うと昨日は松之丞の晴れの舞台ですよ。昨日ね、もう浅草ビューホテルという、このスタジオと同じような絨毯を敷いた、もう立派なまあ浅草の……もう超一流ですよ。浅草一だから!(笑)。
(松本明子)すごいですね!
(高田文夫)そこにもうすごい数が集まって。400人弱が。それがさ、もう今日は新聞休刊日って。これ、すごいだろ? 昨日、あんだけのパーティーをやっても、今日は新聞休肝日。家に新聞届かないんだよ。で、ここへ来て見たら結構記事になってたけど、エガちゃんのYouTubeがもうドーンと載っちゃって、松之丞は隅っこになっちゃって(笑)。
(松本明子)エガちゃん(笑)。
(高田文夫)「100万人突破、芸人最速、9日で」って。これ、すごいだろ? 「新伝説 草なぎと同日達成」って、これどういうことなの?
(松本明子)日本人で二番目。一番目の嵐に次ぐいでエガチャンネルが100万人突破っていう。
(高田文夫)でもまあ、昨日はすごかったな。
(松本明子)すごかったですね。盛大でございましたね。
(高田文夫)もうさ、伯山襲名ということでさ、みんな何か理由つけてさ。欠席の理由を考えるんだよな。みんな、欠席のハガキが多すぎるんだよ。それで見たら何か理由をつけちゃあ……俺のテーブル、笑ったよ。なあ。ジブリのは鈴木さんがいてさ、俺がいてさ、アッコもいてさ。隣がさ、滝沢カレン(笑)。もうさ、あの(『松之丞カレンの反省だ!』の)スタッフが付きっきりでさ、メシとか食っているのをずーっとアップで撮っているんだよ(笑)。
(松本明子)よく撮ってましたね!
(高田文夫)ずーっとさ。「なに、今度番組名、変わるの?」「うん、変わりますね」「どうなるの?」「伯山カレンの反省だ!っていう……」「変わってねえじゃねえか!」っていう(笑)。芸名が変わったんだから。そうだよ、襲名なんだからっていうね。それで松之丞がスピーチを「どうでしょうか? カレンさん、まず言って、どっと笑いを取って。それでカレン、ジブリの、高田先生。この流れ、どうですか?」「なんだよ、カレン、ジブリの、高田って……カタカナ、カタカナ、俺かよ? おい、嫌だな、カタカナ、カタカナって……」って(笑)。
(松本明子)「カレン、ジブリ、高田先生」(笑)。
(高田文夫)まあ、鈴木さんはしっかりしてるけどさ。なあ。それでさ、カレンちゃんが面白いんだよな。
(松本明子)面白かったですね!
(高田文夫)説明してあげてよ。手紙を読んだんだよな。「緊張してしゃべれないので、手紙を書いてきました」なんて。それで松之丞が立っている横で読んでな、朗読したんだよ。
(松本明子)そうなんですよ。「今日はこんなにたくさんお客様、お集まりいただいて、ありがとうございます」って……(笑)。
滝沢カレンの手紙朗読
(高田文夫)みんなが「お前の会じゃない!」って突っ込んで(笑)。「お前のために集まったんじゃない!」って全員が突っ込んだっていうさ(笑)。いきなりさ、「どうも、私のようなものに……この度、下の名前が変わるようで……」って(笑)。なんだ、その「下の名前」って(笑)。
(松本明子)「松之丞さん、下の名前が変わるようで……」って(笑)。
(高田文夫)「すいません。私、講談の『ら』の字も知らないので……」って(笑)。なんだよ、その「講談の『ら』の字」って(笑)。それは「落語の『ら』の字」だろ?っていう(笑)。「講談の『ら』の字も知らないので、こういうところはよくわからないんですけど……」って(笑)。もうトンチンカンで大爆笑だったよな? いや、もう本当だよな。言葉の魔術師。もう司会の赤江珠緒が言っていたもん。「さあ、お待たせしました。言葉の魔術師の登場です!」って(笑)。
(松本明子)フフフ(笑)。
(高田文夫)そんな紹介の仕方、あるかっていう(笑)。赤江珠緒もよ、あいつもさ、芝生に寝転んで司会をやっているのな(笑)。
(松本明子)「たまむすび」って(笑)。
(高田文夫)寝っ転がって。ゴロゴロゴロゴロさ。「芝生を敷いてくれ」って言い出して。「なにを寝転んでるの?」みたいな。寝転びながら「さあ、言葉の魔術師の登場です! カレンさんです!」なんて。それで爆笑取ってさ。あとはジブリの鈴木さんは真面目だからさ、なんかさ、工事現場のおとっつぁんみたいな感じでさ(笑)。なんか工場長みたいな感じだったろ?
(松本明子)工場長(笑)。
(高田文夫)なあ。で、あの後ろ幕を作ったんだってな、鈴木さんが。ぽんぽこ狸の縞の合羽に三度笠の、ヤクザもののこういう形の、狸のね。あれで寄席を回るんだから。あれを後ろに垂らして。後ろ幕。
(松本明子)あれはいいですよね!
神田伯山・後ろ幕
スタジオジブリの鈴木敏夫さんから伯山襲名及び昇進記念の後ろ幕が贈られました。 pic.twitter.com/aQhlxIbQXs
— 杉江松恋@静岡例大祭ね11b (@from41tohomania) February 9, 2020
(高田文夫)そしたら今日さ、新聞休刊日だと思って来たらいろいろと書いてあったよ。そしたらやっぱり俺のコメントが光ってると、みんなどの新聞も褒めているね。「高田文夫氏はエールを送った。本当に松之丞は嘘つきです」って(笑)。
(松本明子)開口一番(笑)。
(高田文夫)「嘘つきで小生意気なのは芸人にとって非常に大切なことです。談志師匠もたけしさんもずっと嘘つきで小生意気でした」って(笑)。
(松本明子)アハハハハハハハハッ!
(高田文夫)めちゃくちゃ言ってるよ、俺も(笑)。それでさ、どうのこうのって言ってさ。「まあまあ頑張ってね、60、70まで頑張れば一流になって名人とかになればいいと思います。まあ、要するに70超えたら再婚すりゃいいんですから」っつって「ドッカーン! 待ってました、そのセリフ!」みたいな感じになって。みんな(笑)。「70すぎたら再婚すればいいんです。あ、ちょっと最近、知り合いでちょっとそういうことがあったもんで……」とかって言ったのさ、「ドッカーン!」って来て。それで俺、自分の席に戻ってメシを食ってたらさ、着物のおばちゃんが突進してくるんだよ。「先生、ありがとうございまました。松之丞です」って。松之丞のカミさんなんだよな(笑)。「先生、ありがとうございました。松之丞です。私は、ゴホンゴホン……早死にします!」だって(笑)。
(松本明子)アハハハハハハハハッ!
(高田文夫)そんな怒らなくても……(笑)。「私は、早死にします!」って(笑)。「おお、怒っているぞ、相当……かなりカチンと来てるな、お前?」っていう(笑)。あれも負けてないからな。あそこのカミさんも。面白いよ(笑)。「私は早死にします!」とか言っていたもん。面白かったな!
(松本明子)すごかった。すごい会でした。相当すごかったですね。志の輔師匠もいらしていて。次、もうパルコに行かなきゃいけないから。
パルコに向かう志の輔師匠
(高田文夫)そうだよ。3時からもうパルコがあるんだから。だからさ、談春が酔っ払って来てさ、「先生、本当にすいません。また先生に恥をかかせました」って。「どうしたんだ?」っつったらさ、「いや、こういう噺家のパーティー、立川流はあんまりよく知らないんですよ」って。だってポンポンと乾杯の音頭をして、もういきなり中締めってやるだろう? 要するに噺家はみんな忙しいから。寄席がいっぱいあるから。もうすぐに中締めを1回、しちゃうのよ。「よー、シャンシャンシャン……」って。そしたら、そのきっかけでスッとはけていいわけよ。暗黙の了解で。
(松本明子)ああ、なるほど!
(高田文夫)それから飲み食いが始まるわけだろう? でもあと5分、10分で中締めになるはずだったんだよ。小遊三師匠が上がろうとしている。そこで志の輔がジタバタして。「じゃあほらちょっと、パルコ行くわ。パルコ行くわ」って。5分待てないのか?っていう(笑)。「もう段取りを知らなくてすいません……」って談春が(笑)。もうすぐに中締めが始まって。「小遊三師匠の中締めがあったのに……」って(笑)。
(松本明子)行っちゃった(笑)。
(高田文夫)そうだよ。みんな忙しいからね。しょうがないよ。
(松本明子)盛大でしたね、本当にでも。
(高田文夫)色んな人がいっぱいいたから面白かったね。でもさすがにマムシ先輩がいたから俺、飛んでいったんだよ。さすがに俺もさ、俺から挨拶しなきゃマズいなと思ったからさ。そしたらあっち、赤江珠緒とかいっぱいいるだろう? TBSグループが。俺が行ったからワーワーなっちゃってさ。そしたらもうはぶ三太郎が思いつめたような顔をしてさ。はぶ三太郎ってマムシさんの弟子ね。
「高田先生、ジェーン・スーがご挨拶をしたいと……」
「高田先生、高田先生……ジェーン・スーがご挨拶をしたいと言っているんですけど、どうしましょうか? ジェーン・スーがどうしても先生にご挨拶を……」って。「知らねえよ、そんなことは。なんだよ、ジェーン・スーって?」って(笑)。「先生、ジェーン・スーが先生にちょっとご挨拶を……」って(笑)。「ああ、こんちは。知ってるよ」っつったんだよ。ジェーン・スー、佐良直美みたいな顔をして(笑)。この裏でしゃべっているんだろう?(笑)。
(松本明子)アハハハハハハハハッ!
(高田文夫)そうなんだよ。大変だよ。わけがわからないよ。
(松本明子)ああ、あの方がジェーン・スーさん!
(高田文夫)ほら、知らない。わかってないだろう? 声は知っているけど。だからマムシさんのテーブルにブワーッとTBSの人、いただろう?
(松本明子)いらっしゃいました。TBS軍団の方々が。
松之丞さんの真打昇進伯山襲名披露パーティーへ。おめでとうございます。みんな幸せそうで、宴は最初から最後まで華やかで、夢のようだったわァ。 pic.twitter.com/cgk8vEgCTh
— ジェーン・スー (@janesu112) February 9, 2020
(高田文夫)TBS軍団で松之丞がそうだから。で、だから太田くんがTBSの生放送があって来れないから。それでだから奥さんの光代さんが来ていたんだよ。代わりにな。で、TBS軍団がブワーッといたんだよ。そこでここぞとばかりにさ、赤江珠緒がさ、「それではラジオビバリー昼ズ、高田先生の番組を代表しまして松村さん、どうぞー!」って。それで滑るだけ滑ってるんだよ(笑)。俺の顔、もう泥パックだよ、本当に。俺はもう立つ瀬がないよ、本当に(笑)。最初はだって余興だって浪曲を玉川太福がやってさ。松之丞との思い出を浪曲にして。
(松本明子)素晴らしかったですね!
ラジオビバリー昼ズ代表、松村邦洋
(高田文夫)それで坂本頼光がさ、なんのフィルムかは言えないけど、活弁でしゃべってさ。もう両方ともバカウケなんだよ。それで「さあ、いよいよトリはビバリー昼ズを代表して、高田先生から送り込まれました! 松村さん、どうぞ!」「ツルーン!」みたいなさ。もうさ、羽生結弦も真っ青だよ、あの滑り方は。いやー、本当に死んでほしい。死んでほしいね、俺は。
(松本明子)フフフ、前のお二人がすごくウケたんで、緊張していたんじゃないですかね?
(高田文夫)だってさ、なぜかって松之丞のパーティーなんだから、松之丞のことをしゃべらなきゃダメじゃない? ネタに絡めてさ。だからさ、浪曲を作ってきたり、映画の活弁を作ってきたり。松村はただ営業のネタをやっているだけなんだからさ。それもさ、松之丞の「ま」の字もなくてさ。オープニングでいきなりさ、「ああ、どうも。今日はここ浅草ビューホテルの近くに吉原がありますんで、先ほど松之丞さんとソープに行ってきました」って。「ウソをつけ! それで笑うか?」っていう(笑)。もう全員が引いちゃってるの(笑)。「なに言ってるの、この人?」っていう(笑)。
(松本明子)アハハハハハハハハッ!
(高田文夫)「今、ちょっと軽くソープに行ってきました」って……そんなわけねえだろ! 笑ったな、あれは。すごかったろ?
(松本明子)いや、本当にすごかったですね。
(高田文夫)立ちくらみした。今日の週刊ポスト、ご祝儀で1ページ、丸々「八丁荒らし」と見事のイラストになっていますんで。ぜひ見てください。
<書き起こしおわり>