BIMさんが渋谷のラジオ『渋谷のRaZine』に出演。TEITOさんと日々の生活やその中での楽曲制作、リリックの書き方などについて話していました。
今日も渋谷のラジオに
遊びに行ったぞ!
faceさんとTEITOの
渋谷でRaZineにお邪魔しました
今日はfaceさんがお休みで
TEITOとゲストでBIM。
友達とラジオで話すの面白くて
好きだ〜さんきゅー!#渋谷のラジオ pic.twitter.com/FauxydPWn3— セントチヒロ・チッチ (@Chittiii_BiSH) November 25, 2019
(TEITO)俺が気になっているのは、普段一緒に飲みに行ったりしてあんまり話さないけど。どういう風に曲を作っているのかなっていうのは気になる。普通に。
(BIM)トラックに関してはMPCっていう機材があって。それはボタンが16個ついていて……。
(TEITO)dooooくんとかが叩いているやつでしょう?
(BIM)そうそう。みんな……オムスくんとかSTUTSくんとかPUNPEEくんも使っているけども。それに音を入れ込んで……ネタっていう。ヒップホップの曲ってさ、ドラムとベースとあと上で鳴っているピアノの音だったりギターの音……それを「ネタ」って言うんだけども。それで構成するっていうことをやっていくのね。それで16小節ぐらい作って、ループさせて。「ああ、これは気に入ったな」っていうのはパソコンに入れ込んで、そこからまた微調整。ラップを上に乗っけたらまたラップに合わせて。「ああ、ここのドラムは抜いちゃった方がここの韻がすごく気持ちよく、かっこよく聞こえるな」みたいな。そういう作業をトラックづくりの時はやっているけども。でも、ラップに関しては俺、変かも。
(TEITO)うんうん。制作……アルバムを出したい時とか、あるじゃん? 「ここでリリースします」みたいになった時は、もう一生懸命に作るわけ? それともずっと普段から作っているの?
(BIM)そうそう。まあ、かっこいいトラックメイカーさんとか、日本でもいっぱいいるじゃん? たとえば前回、俺がソロで出したアルバムからだったら日本人ならOMSBくんとかjjjくんとかVaVaくんとか。でも最近、国内外関係なくさ、連絡が取れるから。海外の人から「こんなビートがあるけど、どう?」とか。別になにか作品を出すとかがなくても。
(TEITO)送ってくれるんだ。
(BIM)送ってくれたり、送ってもらったりとか。で、それをパソコンにさ……マジで俺、本当に生活が地味だから。朝起きて……。
(TEITO)そう。1日、なにをやってるのかって軽く話せたら……。みんな、謎じゃん?
マジで地味な日々の生活
(BIM)まあ俺らは普段飲んでいる時にはそういうのを話すけども。ライブとかでそれを話すのはおかしいから。
(TEITO)「今日、朝起きてからうどんを茹でて……」みたいな話はおかしいもんね。そう。だってみんな、気になると思うけどね。ライブをしているか、なんかいろいろとイベントごとにいるか、ぐらいじゃん。音楽を聞いたりとかしかないから。普段はどういう生活をしているの?
(BIM)朝起きて……まあ、朝じゃないか。10時とか11時ぐらいに起きて。
(TEITO)一般的な「朝」っていう感じじゃないね。
(BIM)で、まあ昼ご飯を食べるのよ。
(TEITO)ああ、ちゃんとそこは昼ご飯を食べる。
(BIM)昼ご飯を食べに出るの。
(TEITO)外に?
(BIM)そうそう。で、今日なんかは……これ、言っていいのかな? まあいいや(笑)。今日は蕎麦屋さんに行ったのよ。蕎麦屋さんに行って、蕎麦を食っていたの。そしたらRIPSLYMEのRYO-Zさんから連絡が来て。「お前、どこにいるの?」「ここの蕎麦屋さんにいます」「ああ、そうなんだ」って。それで蕎麦を食っていたらガラガラガラッて。RYO-Zさんが入ってきて、ちょっと話をして(笑)。
(TEITO)フフフ、いいね(笑)。
(BIM)そういう風に昼飯を食って家に帰って洗濯して、掃除して。
(TEITO)やっていること、主婦だね(笑)。
(BIM)そうそう。昨日、ちょうど京都のライブから帰ってきたから。洗濯しないで寝ちゃったから洗濯して、掃除して、そこからパソコンに……。
(TEITO)ああ、毎日一応パソコンには向き合うんだ? そういう時間があるんだ。
(BIM)そう。パソコンの前で。俺、パソコンの前で歌詞を書くから。
(TEITO)ああ、そのデスクみたいなところで?
(BIM)そう。in-dとかkZmとかはさ、かっこいいのよ。外で書いたりとか道で書いたりとか電車で書いたりとか。酔っ払って帰りのタクシーでバーッと書けたとか。
(TEITO)それはさ、紙に書くの? ノートに書くの?
(BIM)俺? 俺はiPhone。
(TEITO)iPhone派なんだ。
リリックはiPhoneに書く
(BIM)もともとずっと紙だったの。紙で……それは今回のアルバムが終わってから。俺のファーストソロアルバムの時はずっとそこらへんのチラシとかに書いていたの。
(TEITO)ペンで?
(BIM)そう。それは残っているよ。
(TEITO)なんでそれ、やめちゃったの?
(BIM)部屋が汚くなるのよ。
(TEITO)フフフ、そんな理由なんだ(笑)。
(BIM)前はみんなでルームシェアしている家だったから「まあいっか」みたいな感じだったけど、いまはちょっと自分の部屋だからiPhoneで……っていう。
(TEITO)うんうん(笑)。
(BIM)で、俺の書き方はね……興味あるかわからないけども。
(TEITO)いや、聞きたいよ。
(BIM)半分フリースタイルなのよ。書きながら録っていくっていう。「書いて、曲の1番が終わりました。よし、レコーディングをしましょう」っていうんじゃなくて、「◯※△□……♪ おお、これいいじゃん!」って。
(TEITO)ああ、携帯をいじりながら?
(BIM)いじりながら。サボっているような感じで。
(TEITO)それでリリックを入れていくんだ。へー!
(BIM)そうそうそう。そんな感じ。
(TEITO)わからないもんね。素人からしたら。
(BIM)だから1番の半分しかできてない曲とかあるよ。「ここまでできているけど、進まないな」とかっていうのも全然ある。
(TEITO)未発表のも全然あるわけね。
(BIM)そう。たとえば、『Buddy』っていう俺のファーストアルバムに入っている曲。俺の先輩のPUNPEEくんとやっている曲なんだけど、『Buddy』は1番の最後に「それじゃ板橋から中継しよう」っていうラインがあるのよ。そこはもともとは「夜は太るから刺身だけにしよう♪」だったのよ。
(TEITO)フフフ、全然違うじゃん(笑)。
(BIM)それで俺、ラップを書いていたの。夜は太るから刺身を食べるっていう生活をしていて。
(TEITO)そういうことね。ダイエット的な。
(BIM)で、PUNPEEくんに「それはわからないわ。俺ら友達だったらわかるけど……」みたいな話になって。「そっか……」みたいになって。で、その「それじゃ板橋から中継しよう」はPUNPEEくんが作ったの。俺の家に来て、ビール飲みながら「どうしようか?」ってやっていて。それで「次は俺になるから『板橋から中継しよう』とか、どう?」って。たしかにPUNPEEくん、ラジオをやっているし。SUMMITの『Theme Song』っていう曲でもラジオパーソナリティみたいなことをやっているし、いいじゃんっていう。だからそういう風に穴が空いている曲に後からはめるっていうパターンもあります。
BIM『BUDDY feat. PUNPEE』
(TEITO)なるほどね。そういう感じなのね。
<書き起こしおわり>