サンキュータツオ 八村塁とワシントン・ウィザーズを語る

サンキュータツオ 八村塁とワシントン・ウィザーズを語る NHKすっぴん!

サンキュータツオさんがNHKラジオ第一『すっぴん!』の中でNBAドラフト一巡目9位でワシントン・ウィザーズから指名をされた八村塁選手について話していました。

(藤井彩子)タツオさんの今月の思い出といえば?

(サンキュータツオ)もうバスケット一色でしたね。NBAのことしか考えていなかったですね。以前、こちらの番組でも言いましたけども、3ポイント中心のゴールデンステート・ウォリアーズっていうチームがすごい強いよっていう話をしまして。まあ、結果的にはやっぱりNBAファイナルっていう最後の決勝まで勝ち上がったんですけども、当然4:0ぐらいで勝つだろうって思っていたんですけどね、主力の選手が試合中に怪我をしてしまうということが立て続けにありまして。まあ、そういうこともあってか、負けてしまったんですね。で、だいぶどんよりした気持ちで6月が終わるのかなって思ったら、この八村選手っていうのがドラフトでかかりまして。で、いまちょうどスター選手も来日していたりもするので、ちょっと6月は本当にバスケットに救われていますね。

(藤井彩子)結果的に救われている?

(サンキュータツオ)救われています。そのことしか考えていないっていうか。現実逃避がバスケットみたいな感じになっていましたね。

(藤井彩子)この前の番組『マイあさ』でも先ほど、話題にしていたばかりですけども。八村塁選手のNBAドラフト会議での一巡目、全体9位での指名が大きなニュースになりました。この番組にもメッセージが寄せられていまして。栃木県の60代男性の方。

(サンキュータツオ)栃木県はバスケットのチームがありますからね。

(藤井彩子)「40数年前、バスケットの経験者でした。プレイヤーは限界が見えたので19歳から25歳まではレフェリーを専門にやっていました。あの頃のバスケ界を考えた時、誰がプロ化を考えたでしょうか? 栃木ブレックスの田臥勇太選手がNBAへの道を開きましたが八村塁選手のドラフト指名はこれからのバスケ界にとって大きな希望と勇気を与えてくれたことでしょう」という。

(サンキュータツオ)そうですね!

(藤井彩子)もう一通。こちらは兵庫県の40代男性の方。「タツオさん、八村塁選手がワシントン・ウィザーズに入団するのって、いい面と悪い面、天秤にかけたらどっちの方が勝っていますか? いきなり強豪チームに入ってベンチウォーマーになるよりは、実戦でプレーをアピールできる機会が増えそうなことを重く見るべきでしょうか?」。

(サンキュータツオ)いえ。このチームはいい面しかないですね。まず、大きく分けて東のリーグと西のリーグっていう2つのリーグがあるんですけど。今回入ったワシントン・ウィザーズは東のリーグなんですね。で、いま、オフェンシブなバスケットをやっているのが西のリーグで、割と基礎的なというか、ハードワークするチームっていうのが東のチームなんですね。

八村にとってウィザーズはいい面しかない

そういう意味では、これからの伸びしろが評価された八村選手がハードワークを主とする東のリーグに入ったっていうのは結構活躍の場があるんじゃないかなということと、他のスポーツと違ってNBAは一軍、二軍、三軍っていう考え方があまりなくて。下位のリーグはあるんですけども、基本はNBAのトップチーム、30チームしかないんですけども。二軍が存在しないので、すでにチームに入ったというだけで試合に出る機会はすでに保証されたと思っていいと思います。

中でも、このワシントン・ウィザーズっていうのはものすごい看板プレイヤーが2枚、いるんですけど。その1枚、1人のプレイヤーがいま、怪我をしていて。まあかなり戦力的にも即戦力でありつつ、さらに将来的には中心選手になってほしいというところでピックされた選手なので、かなり活躍が期待できるし、これからの成長も期待できるチームに入ったなと思います。で、15人ぐらいしかベンチ入りしないので、絶対に試合には出ると思います。なので八村選手、かなりいいところに入ったなと。大事に育ててくれるところに入ったなっていう感じです。

(藤井彩子)というタツオさんの見立てなんですね。はい。

<書き起こしおわり>

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