TBSラジオ『東京ポッド許可局』のカラオケJAPAN。リスナーから投稿された、会社の宴会で行くカラオケで盛り上がれる鉄板選曲・曲順を紹介するコーナーの書き起こしです。審査員をつとめるのはマキタスポーツさん、プチ鹿島さんのお二人です。
(サンキュータツオ)カラオケJAPAN!今日は、スペシャルウィークという名の聴取率調査日でございます。
(プチ鹿島)生放送で。カラオケ館から。
(サンキュータツオ)ザックジャパンの季節ですが、許可局では以前から盛り上がっていましたカラオケJAPANをお送りします。ちなみに、生放送でもございませんし、カラオケ館からでもございません。
(マキタスポーツ)エキゾチック・カラオケJAPAN!
(サンキュータツオ)イメージするのは会社の宴会。20代から60代までいろんな人がいます。さあ、想像してください。あなたがその会全体をプロデュースするとしたら、どんな選曲、曲順でどんな人に歌わせるか?『いいカラオケだね!』って2人の口から聞けるような、ジャパン代表のイレブンの曲名とその理由をワンセンテンスだけ書いていただいております。さあ、審査委員のマキタ局員、鹿島局員。よろしくお願いします。
(マキタスポーツ)よろしくお願いします。
(プチ鹿島)2人とも、イヤホンを耳にしてですね。もう、夏祭りの審査員にきた・・・昔、そういう亜麻色の詐欺のオヤジ。
(マキタスポーツ)僕はあの、下の方からヘッドホンをつけて。キダ・タロースタイルで。
(プチ鹿島)(笑)。キダ・タロースタイル。いろいろ需要があるんしょう。
(サンキュータツオ)ちなみに本番始まる前に、マキタ委員。理想のカラオケJAPANとはどんなものですか?
(マキタスポーツ)やっぱりこれは、自己犠牲ですね。自己犠牲の上で成り立っている。
(サンキュータツオ)フロア文化としてっていうことですね。『カラオケとはフロア文化』。マキタ審査員のお言葉でございます。さあ、鹿島審査員はどのようなところに着目しますか?
(プチ鹿島)はい。もうその場が気持よくて、終わったらすぐ忘れるっていう。それがいちばんのカラオケじゃないでしょうか。
(サンキュータツオ)なにも残さない。
(プチ鹿島)なにも残さない。なにも足さない。
(サンキュータツオ)なるほど。さあ、今日も多くの方からカラオケJAPAN。メールをいただきました。今日、カラオケJAPANを紹介した方全員に2014年許可局カレンダーをプレゼント!まだ半年、使うことができますからね。それではまいりましょう。まずは最初のエントリー。品川区の局員。(メールを読む)『昭和世代が盛り上がる曲を中心に選曲してみました』といただいております。ということでさっそくカラオケJAPAN。発表します。1曲目。小泉今日子『学園天国』。
(プチ鹿島)はいはいはい。
(サンキュータツオ)コール・アンド・レスポンス。キョンキョン世代、フィンガー5世代も楽しめる。2曲目。ゴールデンボンバー『女々しくて』。
(サンキュータツオ)若手男性社員たちで、歌が下手でも盛り上がる。上手い下手を問わずにOKと。
(マキタスポーツ)うんうん。なるほど。
(サンキュータツオ)そして3曲目。AKB48『恋するフォーチュンクッキー』。
(サンキュータツオ)若手女性社員たちが、うる覚えな振り付きで歌う。4曲目。ゴダイゴ『銀河鉄道999』。
(サンキュータツオ)40代男性上司が若手に請われて。EXILE世代も歌える有名な曲。
(マキタスポーツ)あ、そうか。EXILEね。
(サンキュータツオ)5曲目。西城秀樹『ヤングマン』。
(プチ鹿島)あ、来た来た来た!
(サンキュータツオ)部長クラスの青春ソング。みんなでYMCAをやって盛り上がる。6曲目。前川陽子『キューティーハニー』。
(マキタスポーツ)おお、原曲だ。
(サンキュータツオ)悪酔いした中堅女子社員がセクシーな振り付けでやる。こちらがポイントでございます。そろそろ、やっぱり中盤にさしかかってきましたね。7曲目。ピンキーとキラーズ『恋の季節』。
(プチ鹿島)ああ、ここで来ましたか。
(サンキュータツオ)定年間近のお偉いさんが歌い継ぎたい昭和の名曲。8曲目。THE HIGH-LOWS『日曜日よりの使者』。
(サンキュータツオ)ちょっとゆったりモードで休憩。サラリーマンには染みる一曲。9曲目。ZARD『負けないで』。
(サンキュータツオ)『歌えない』と言っていた女性社員が、恥ずかしそうに音程を外しながら。10曲目。細川たかし『北酒場』。
(サンキュータツオ)若手男性社員がウケ狙いで。そして最後。11曲目。郷ひろみ『2億4千万の瞳』。
(サンキュータツオ)最後はみんなで、『億千万!』と叫ぶ。ということで、以上11曲。局員のカラオケJAPANイレブンでした。さあ、どうですか?おふたり。
(マキタスポーツ)これはなかなかいいと思いますね。
(サンキュータツオ)ちょっと想像出来ましたね。フロアの感じが。
(プチ鹿島)これ、ハイスパートですよね。結構。
(サンキュータツオ)最初にピークをね、ちゃんともっていく。ハイスパートレスリング。
(プチ鹿島)でも、思ったんですけど小泉今日子『学園天国』にしろ、トップが似合う曲っていうのはトリも似合うなっていうことですね。1番バッターも務められるし、9番バッターも・・・巨人の長野みたいな感じですか?そういうね、気づきましたね。あなたも。だって。『2億4千万の瞳』をトップでもいいじゃないですか。
(サンキュータツオ)たしかに。マキタ審査員、どうでしょう?
(マキタスポーツ)これね、途中で『日曜日よりの使者』が。ハイロウズのやつが入ってくるあたりね。
(サンキュータツオ)ちょっと休憩モードが8曲目に入りますね。
(マキタスポーツ)だからこれは本当にアンセムなんで。『シャラララ♪』をみんな、誰でも歌えますから。
(サンキュータツオ)だからちょっとトイレ行くにも立ちやすい曲ですね。
(マキタスポーツ)ぜんぜんいいと思いますね。ここでね、日曜日よりの使者を入れてくるあたりは、なかなかな選曲かなって僕は思いましたね。
(プチ鹿島)どうですか?ゴダイゴの『銀河鉄道999』のあの前奏にあわせて、司会かなんかも入れてもらえたら・・・『♪♪♪♪』って鳴っている途中で、『さあ、白組は・・・』みたいな。で、もうドン!で歌詞から入る、みたいな。
(マキタスポーツ)あなたの会社のアナログ太郎が出てくる、みたいなね。
(サンキュータツオ)なるほど。なるほど。アナログ太郎が(笑)。
(プチ鹿島)『ヤングマン』はどうですか?マキタさん、5曲目っていうのは?ここの切り札の使い方。
(マキタスポーツ)ここはだから、フォーチュンクッキーとYMCAっていうのは基本的にみんなが振り付けできるっていうことだと思いますね。前半がいいかな。やっぱり。ギリギリ。
(サンキュータツオ)僕はね、やっぱりゴールデンボンバーとAKB、そしてゴダイゴと来て、すごい盛り上がってますよね?ここでね、部長クラスがヤングマンって。ドッと疲れちゃいますね。ここで。
(マキタスポーツ)そうか。たしかにね。部長のキャラにもよるよね。
(サンキュータツオ)で、ちょっと素に戻ります。『ああ、ちょっとトイレ行きたいな』っていう風に思っちゃう。
(プチ鹿島)もう、『ヤングじゃないマン』ってことですからね。
(サンキュータツオ)ヤングじゃないマン(笑)。
(マキタスポーツ)『ヤングじゃないマンだ!』って言ってね。
(プチ鹿島)思うんですけど、キューティーハニーっていうのは前奏だけで確実に盛り上がりますよ。
(サンキュータツオ)そうですね。じゃあ、続いては横浜市の局員。(メールを読む)『最大公約数で盛り上がれるカラオケということで、各年代共通で盛り上がれる、一緒に歌える曲を選抜しました』といただきました。それでは、局員のカラオケJAPAN、発表です!1曲目。斉藤和義『歩いて帰ろう』。
(サンキュータツオ)まずは若手男性社員が歌い、場をあたためる。2曲目。PUFFY『アジアの純真』。
(プチ鹿島)あー、きたか。
(サンキュータツオ)これはきましたね。若手女性社員が歌う。3曲目。B’z『ultra soul』。
(サンキュータツオ)みんなで『ウルトラソウル(ヘイ!)』って言えると。
(プチ鹿島)いいですね。
(サンキュータツオ)4曲目。YUI『CHE.R.RY』。
(サンキュータツオ)アイドル的女の子が歌い、ちょっと萌える。
(マキタ・鹿島)うーん・・・
(サンキュータツオ)おっ、ちょっと2人、ざわっとした。5曲目。小泉今日子『潮騒のメモリー』。
(サンキュータツオ)この辺りでスローテンポに。
(プチ鹿島)キョンキョン、強えーな!
(サンキュータツオ)6曲目。一青窈『ハナミズキ』。
(サンキュータツオ)ここはしっとりと聞かせる。
(プチ鹿島)裸足で。裸足できちゃって。のど自慢でもいますよ。そういう、裸足できちゃう。
(サンキュータツオ)7曲目。松たか子『Let it go ありのままで』。
(サンキュータツオ)後半の盛り上がりはこの曲から。8曲目。EXILE『Choo Choo TRAIN』。
(サンキュータツオ)上司を先頭にトレイン。9曲目。西城秀樹『ヤングマン』。
(サンキュータツオ)ここでも入りました。みんなでYMCAの振り。そして10曲目。AKB48『恋するフォーチュンクッキー』。
(サンキュータツオ)この位置に入りました。みんなで踊り、歌う。さあ、そして11曲目。RCサクセション『雨上がりの夜空に』。
(サンキュータツオ)上司が最後に歌い、みんなで大合唱で締める。さあ、おふたりの審査員、いかがでしょうか?まずは鹿島審査員。
(プチ鹿島)そうですね。まあ相変わらず小泉今日子の強さが発揮されている・・・
(サンキュータツオ)いつから鹿島さん、こんな審査員の立場になってるんでしょうかね(笑)。こんなカラオケオーソリティーでしたっけ?
(プチ鹿島)1曲目。斉藤さんの『歩いて帰ろう』。斉藤さんの、和義さんね。
(サンキュータツオ)斉藤さんちの和義さんね。
(プチ鹿島)これぐらいの、御用伺いでいいと思うんですよ。最初からマックスはいらないと。
(サンキュータツオ)学園天国とかじゃなく。なるほど。割と鹿島局員にとっては高評価。
(プチ鹿島)いいですよ。だってこれ、オヤジジャーナル的な上司から。『歩いて帰ろう。あ、お前も歩いて帰れよ!』みたいな。そういうの、ありますよ。
(マキタスポーツ)そんな気の利いたことは言わないよ(笑)。
(プチ鹿島)そう?
(サンキュータツオ)でも、5曲目・6曲目。『潮騒のメモリー』、『ハナミズキ』とちょっとスローテンポも入れている。
(プチ鹿島)ちょっとごめんなさい。これ、AKBについてみなさんにお伺いしたいのは、やっぱり『恋するフォーチュンクッキー』なんすか?『I want you♪』ってあったでしょ?
(マキタスポーツ)『ヘビーローテーション』。
(サンキュータツオ)ちょっとやっぱ古いんじゃない?
(プチ鹿島)そこをあえて外して、もうフォーチュンクッキーなんですか?
(サンキュータツオ)いまってことでしょ?いま、盛り上がれるっていう。
(プチ鹿島)あー。僕はやっぱりAKBって言えば、そんなにね、近い距離で見てないんで。やっぱり、あの『I want you♪』なんですよね。あー、AKBだなって。
(マキタスポーツ)『ヘビーローテーション』だって。『I want you♪』じゃねーよ!
(サンキュータツオ)おじさんの(笑)。『I want you♪』だよって言ってるところ、すげーいま、おじさん臭かった。
(プチ鹿島)だから、おじさんって言ってるんだよ。
(サンキュータツオ)(笑)。あ、受け止めた。
(マキタスポーツ)これ、1番目の局員に比べると、年齢的に設定がグッと若返って見えますよね。最新のヒットチャート的なものとかも入ってますしね。
(プチ鹿島)Let it go三匹。Let it go三匹。
(サンキュータツオ)Let it go三匹(笑)。
(マキタスポーツ)(Let it goの節で歌う)『じゅんでーす♪長作でーす♪三波春夫でございまーす♪』
(プチ鹿島)ありのままで。
(マキタスポーツ)そういうのもありますし。斉藤和義を1曲目に持ってくるあたりっていうのは、僕は味なヤツだなと思うのはなぜか?っていうと、カラオケボックス、まだあたたまってないし。この1曲目のあたりって、店員がドリンクとかを持ってくる時間でもあるんですよね。そういう時は、『歩いて帰ろう』ぐらいのテンポ感の曲でいいのかもしれないです。
(サンキュータツオ)これね、ドリンクのタイミングがどこなのか?ってことですよね。
(プチ鹿島)そうです。日本シリーズでたとえると、第一戦をあえて偵察に使うみたいなことですよね。もう、二戦からでいいわっていう。
(マキタスポーツ)サッカーの話なんだよ。
(サンキュータツオ)イレブン。サッカーの話ですから。
(プチ鹿島)すいません。じゃあ、サッカーの日本シリーズにしてください。
(サンキュータツオ)サッカーの日本シリーズ、ないです!
(プチ鹿島)あの、引き分け狙いで。ワールドカップ第一戦を引き分け狙いでいいっていう。
(サンキュータツオ)総じて高評価ってことでいいですか?マキタ局員。
(マキタスポーツ)アゲアゲでこないで、最後RCサクセションの『雨上がりの夜空に』。ロックのね、これ古典中の古典で。
(サンキュータツオ)みんなで大合唱で終わる。しかも、やっぱり上司が気持よく歌って、しかもみんなも気持ちよくなれると。
(マキタスポーツ)そうなんですよ。だから、古典の混ぜ方ですね。最新のものと。
(サンキュータツオ)で、なんか帰り際、駅までちょっと俺と清志郎の物語みたいなの、聞かせつつ・・・みたいな。
(マキタスポーツ)それはウザいんですけどね。
(鹿島・タツオ)(笑)
(マキタスポーツ)どこにでもいるんですよね。清志郎物語を語るおじさん、どこにでもいるんですよ。それは、いいんです。
(プチ鹿島)それはもう、mixiでやってくれ(笑)。
(マキタスポーツ)mixiコミュで。
(サンキュータツオ)続いて、群馬県の局員。(メールを読む)『紅白歌合戦的な選曲になりました。考えているだけで楽しいので、第二回やりましょう!』といただきました。それでは、カラオケJAPAN、発表です。1曲目。真心ブラザーズ『どか~ん』。
(プチ鹿島)あ、いいんじゃないですか。
(サンキュータツオ)まあ、これはやっぱり最初、景気良く、短く。30代後半の男性社員が歌う。やっぱり、上にも下にも目がきく人がね、歌うということですね。2曲目。大黒摩季『ら・ら・ら』。
(マキタスポーツ)はあはあはあ。なるほど。
(サンキュータツオ)3・40代の女性が。3曲目。沢田研二『勝手にしやがれ』。
(プチ鹿島)あー、来た!ジュリー。
(サンキュータツオ)自分が歌います。とにかく盛り上がる。あ、この方は自分がいるんですね。
(マキタスポーツ)自分がいるんだね。神の視点じゃない。
(サンキュータツオ)4曲目。アン・ルイス『六本木心中』。
(サンキュータツオ)バブル世代の女性社員の出番です。5曲目。SMAP『世界に一つだけの花』。
(プチ鹿島)なるほど!大事、これ。
(サンキュータツオ)20代の新人男性が。6曲目。AKB48『ヘビーローテーション』。
(プチ鹿島)ほら来た!こういうことだ!うん。
(サンキュータツオ)新人女性が明るく元気に。
(プチ鹿島)そうそうそう。
(サンキュータツオ)7曲目。堺正章『さらば恋人』。
(マキタスポーツ)ああ、出ましたね。
(プチ鹿島)いいよ!
(サンキュータツオ)4・50代に。ヘビーローテションの後ですけど(笑)。
(マキタスポーツ)押さえたね。
(サンキュータツオ)押さえたって表現なんですね。
(プチ鹿島)チェンジアップが来た。
(マキタスポーツ)チェンジアップに見えるんだよ。
(プチ鹿島)つい手を出しちゃうんだよね。
(サンキュータツオ)鹿島さん、サッカーなんで。8曲目。石川さゆり『天城越え』。
(プチ鹿島)大事。大事。
(サンキュータツオ)ベテランお局女子社員。9曲目。鈴木聖美 with ラッツアンドスター『ロンリーチャップリン』。
(サンキュータツオ)部長クラスが女子社員とデュエットへ。10曲目。桑田佳祐『祭りのあと』。
(サンキュータツオ)もう、このへんプルルルッ!って音が聞こえてくる感じですね。『そろそろ退出時間です』みたいな。11曲目。和田アキ子『あの鐘を鳴らすのはあなた 』。
(プチ鹿島)あー、もうマイクを置いてアカペラで歌い出すみたいな。
(サンキュータツオ)男性女性、全員で。ということで、群馬県の局員でした。
(プチ鹿島)なるほど。これ、紅白歌合戦的な選曲っておっしゃってた通り、流れはともかく、1曲1曲が強いですよね。
(サンキュータツオ)そうですね。なんかこう、囲碁とか将棋で言う『死活をおさえた』感じというか。最大公約数をおさえた感じ。
(プチ鹿島)これね、いいですか?堺正章さんの『さらば恋人』入れるようであれば、井上順さんの下宿のおばちゃんありがとう的なので迎え撃ちたいですよね。
(マキタスポーツ)『お世話になりました』ね。
(プチ鹿島)『お世話になりました』。
(マキタスポーツ)往年の順&マチャアキのコント的なね。
(プチ鹿島)これ、SMAP5曲目でいいですか?これ、もう俺トリでもいいのかな?って思うんですよ。
(サンキュータツオ)『世界に一つだけの花』。
(マキタスポーツ)ただね、あれなんですよ。この方ね、そういう選曲で言うとね、全部がトリでいけるような感じのものでもあるんですよ。
(サンキュータツオ)オリックス打線。
(プチ鹿島)強いんですよ。ブツ切りで強い。
(マキタスポーツ)だから、大黒摩季の『ら・ら・ら』なんて、ある人にとってみたらこれはアンセム中のアンセムなんで。いちばん最後の方に持ってきて当然だろ!ってお叱りの声が聞こえてくるようですよ。だけどまあ、あえてこれね、2番目に持ってくるあたりとかがね、斬新ですね。
(サンキュータツオ)ネタで言うのであれば、山が1個ほしいですね。で、『この人がこんな曲!?』みたいな、意外性が僕、1個ほしい。
(プチ鹿島)だから『天城越え』をベテランお局女子社員って言ってますけど、むしろ20代の若手が。『えーっ!?』って。
(サンキュータツオ)おっしゃる通り。『桜井さん、なに?知ってるの?』みたいな。
(マキタスポーツ)僕はね、これは、天城越えはすげー声の高い男性社員が歌っている画が浮かびますよ。
(サンキュータツオ)なるほど。俺みたいな感じの。
(マキタスポーツ)そういう・・・そうすると場が盛り上がりますから。これね、イレブンでやってたんですけど、『どか~ん』を入れちゃうと、どうしても野球のイメージが出ちゃいますね。
(プチ鹿島)あの、ニュースステーションのね。ロッテの、マリンスタジアムが。
(マキタスポーツ)ホームラン感。
(サンキュータツオ)それ、鹿島さんだけじゃないですか(笑)。
(マキタスポーツ)いや、わかります。
(プチ鹿島)違う。タツオ、おかしいよ。言ってることが。『どか~ん』でニュースステーションだったら、だいたいマリンスタジアム。
(マキタスポーツ)マリンスタジアムだよ。あの潮風に吹かれて、ホームランが出てる感じのね。
(サンキュータツオ)野球から、離れよう(笑)。
(マキタスポーツ)野球にしますか?もう。ナインにしますか?
(プチ鹿島)『今日のホームラン!』って。
(サンキュータツオ)DHみたいなね。最後は、こちらの局員からいただきました。(メールを読む)『2ヶ月前から許可局を聞き始めた許可局員です。カラオケJAPANなら投稿できるかも、と思いメールします。去年、総勢60名で行った会社のカラオケで、リアルにあがっていた曲目から抜粋しました』。
(プチ鹿島)なるほど!うれしい。うれしい。
(サンキュータツオ)現場の声!60名で行くんですね。カラオケ。
(プチ鹿島)データを取った。小保方さん。
(マキタスポーツ)ユニットリーダー。
(サンキュータツオ)それでは、カラオケJAPANいってみましょう。1曲目。少年隊『仮面舞踏会』。
(プチ鹿島)いいわ、いいわ。
(マキタスポーツ)男性社員3人。
(サンキュータツオ)おじさん、立ち上がってまいりました。
(プチ鹿島)これ、加山雄三が『仮面、ライダー!』って。1曲目で。紅白の時、あったんですよ。
(マキタスポーツ)そう。生方さんは『ミソラ』って言っちゃった。
(プチ鹿島)そう。ミソラ発言。
(サンキュータツオ)30代後半から40代の盛り上げ役が率先して振り付けで熱唱。『ya ya ya・・・tear♪』がみんなの発声練習にもなる。2曲目。AKB48『フライングゲット』。
(サンキュータツオ)20代後半のノリのいい女子が盛り上げます!的に熱唱。
(プチ鹿島)やっぱりAKBは入ってくるねー。どの曲にしろ。
(サンキュータツオ)3曲目。Mr.Children『シーソーゲーム』。
(プチ鹿島)うんうん。あ、これ聞いたことがある。
(サンキュータツオ)たしかに、ミスチルは外せないかもしれない。『聞いたことある』って、審査員らしからぬ発言ですよ!普通のおっちゃんじゃないですか。
(プチ鹿島)聞いたこと、ある。なんか落ち着く味がする。
(サンキュータツオ)まあ、そうですね。いま、上司代表で話してますね(笑)。
(プチ鹿島)不安にならない。不安にならない。歌われても。聞いたことがある。
(サンキュータツオ)(笑)。30代前半のちょっと歌が上手い感じの男性が歌うが、高音の部分が苦しそう。みんなで一緒にサビを歌ってしまう。4曲目。中森明菜『飾りじゃないのよ涙は』。
(サンキュータツオ)40代のお姉さまが熱唱。会社のカラオケの場では、聖子ちゃんの曲ではなく、明菜ちゃんの曲が多いように思えます。5曲目。KinKi Kids『硝子の少年』。
(プチ鹿島)来た来た来た。
(サンキュータツオ)30代男子が2人組で歌う。比較的年配の人でも知っている曲です。6曲目。B’z『ALONE』。
(サンキュータツオ)歌の上手い人が酔って熱唱。少し休憩の時間にもなって、その間それぞれ飲み物を飲んだり、おトイレに行ったりすること多し。休憩タイムもね、念頭に置いて。7曲目。EXILE『Choo Choo TRAIN』。
(サンキュータツオ)休憩が終わり、20代・30代の若手男子が似非EXILEダンスをして盛り上がる。
(プチ鹿島)あー。
(サンキュータツオ)やっぱりここは、本家じゃなくてEXILEってところがポイントなんですかね?ダンスを入れるという。8曲目。ツイスト『燃えろいい女』。
(プチ鹿島)なるほど。なるほど。
(サンキュータツオ)部長が登場。『ナツコ』の部分を部のお局さまの名前に言い換えて盛り上がる。
(プチ鹿島)変えちゃうパターン。いいよ!
(サンキュータツオ)9曲目。きゃりーぱみゅぱみゅ『つけまつける』。
(サンキュータツオ)高卒で入った18才の女の子に歌ってもらう。無条件で初々しく、きゃりーぱみゅぱみゅが言えないことで盛り上がる。10曲目。TOKIO『宙船』。
(サンキュータツオ)30代から40代の男性が歌う骨太な曲。みんながんばろうぜ!という気分にさせる。そして最後。11曲目。ウルフルズ『明日があるさ』。
(サンキュータツオ)サラリーマンの集まるカラオケのトリ的な歌。なんとなく、丸く収まる。以上、局員のカラオケJAPANでした。実際、現場の声ということでね。ユニットリーダーからの現場の声でしたけども。
(マキタスポーツ)カラオケユニットリーダー。
(プチ鹿島)たしかに、4曲目。中森明菜。会社のカラオケでは聖子ちゃんじゃなく明菜ちゃんが多いと。聖子、出てないですね。いままで。
(マキタスポーツ)出てないね。いまのところね。
(サンキュータツオ)聖子ちゃん歌うんだったら、ちゃんとみんな聞いているところで歌いたいってことなんじゃないの?
(プチ鹿島)でも、中森明菜の曲っていうのも、意外とこう、上手すぎても周りがシュッとして聞かなきゃいけない、みたいなの、ありますよ。
(サンキュータツオ)でも、『DESIRE』も『飾りじゃないのよ涙は』も、誰しもが聞いたことがある。キャッチーなところですよね。他に鹿島審査員はしゃべりたいこと、ありますか?
(プチ鹿島)あの、少年隊『仮面舞踏会』は本当に理想的な1番バッターだと思います。
(サンキュータツオ)さっきも同じことを言ってましたよ。
(マキタスポーツ)『いっそX・T・C』のところですね。『いっそX・T・C』のところで、腰を振るんですよ。3人が。そこを中年とかがやったりすると、盛り上がること間違いない。
(サンキュータツオ)ちょっとね、メタボリックな中年あたりがやってくれると、滑稽かも。
(マキタスポーツ)やめてー!って。
(プチ鹿島)ウーロンハイ片手にね。いいじゃないですか。
(マキタスポーツ)あのね、僕ね、この方がね、総勢60名のカラオケって言ってるんですけど。これ、我々のカラオケ界隈で言われているのは、60名からのカラオケっていうのは、メガフェスです。
(サンキュータツオ)メガフェス(笑)。カラオケ界隈っていうのがあるんですね。
(プチ鹿島)メガ牛丼みたいな。
(マキタスポーツ)メガ牛丼じゃないです。あの、メガフェス的なものなんです。
(プチ鹿島)牛鍋定食みたいなもんです。
(マキタスポーツ)ええとね・・・ワンオペとかじゃないです(笑)。
(サンキュータツオ)ワンオペ(笑)。すき家。
(マキタスポーツ)あの・・・商店街とかスーパーでイージーリスニング化されて、インストになっている曲ってあるじゃないですか。あれって、もう超有名な曲をそういう風にしてるやつで流れているんですけど。これ、見てください。これらの曲、いまあがった曲って全部、そういう曲になり得る曲なんですよ。ですからね、最大公約数の最大公約数です。これ。だから、もうメガフェス級になったらもう、そういう有名曲しかいらないんです。
(プチ鹿島)そうですね。
(マキタスポーツ)あと、もう1個言えるのは、このぐらいのレベルだと、いかに歌っていたり、参加してたりすることでバカになれるか?っていうこと。ちゃんとバカにさせてくれる曲っていうかね。
(サンキュータツオ)だから、あくまで友だちと行くカラオケじゃなくて会社で行くカラオケだから。みんながこう、仲良くなって。まあ、明日の仕事とか週明けの仕事で『あの曲、よかったよね』とか。
(マキタスポーツ)『染み入るね!』みたいなことは、その場ではいらないんですよ。『バカになれましたね!』っていうことがいちばんいいことで。
(サンキュータツオ)『いい歌詞だね』っていらねーってことですね。
(マキタスポーツ)いらねーって。そうなんですよね。
(サンキュータツオ)なるほど。いかがでしたか?審査員。本日ちょっと、カラオケJAPANやりましたけども。
(マキタスポーツ)いや、素晴らしいと思います。それぞれがそれぞれ。もうひとつ、審査員側として言えるとしたら、サッカーと絡めてください。
(サンキュータツオ)そうですね。たしかにね。
(マキタスポーツ)まあ、もしくはPK(プチ鹿島)がしつこくこだわるのであれば、野球で。もうレギュレーション、決めましょうか。
(サンキュータツオ)ゴールキーパーはこの曲、みたいな。どんなにカラオケ嫌いな人でも、この曲は一応乗ってもらえるよ、みたいな。キーパー的な。ディフェンダーとかね。あとは、攻めにいく。これ、もしかして知らない人、いるかもしれないみたいな。そういうね、カラオケで曲を知りたいっていう需要もあるんで。そういう目線も、次回以降あってもいいかもしれないですね。
(マキタスポーツ)でも、素晴らしかったですね。
(サンキュータツオ)面白かったですね。以上、聴取率調査週間特集のカラオケJAPAN、お送りしました!
(CM明け)
(サンキュータツオ)さあ、カラオケJAPAN、お送りしましたけども。面白かったですね。もうひと方、カラオケJAPANの投稿を紹介したいと思います。まずはメッセージから読んでみましょうか。(メールを読む)『勤め人をしたことがないので、いろいろと妄想だけで書きました。中学時代の授業中、10年後のホエールズVSいまの常勝西武という架空の日本シリーズ全7戦の展開を予想していた時以来の妄想でしたが、イメージは中堅企業の事務系部署の忘年会2次会です』と、送ってくれたのは、派遣局員、時代劇研究家。東京都、春日太一局員です!
(プチ鹿島)時代劇カラオケ研究家。
(サンキュータツオ)あの、大洋ホエールズの大ファンというね。それでは、春日局員。友だちがいなかった春日局員のカラオケJAPAN。イレブンの発表です。まずは、郷ひろみ『2億4千万の瞳』。
(マキタスポーツ)あー、なるほど。
(サンキュータツオ)入りましたね。
(プチ鹿島)さっきね、トリでもいいし、1曲目でもいいんじゃないか?ってね。
(サンキュータツオ)聞く側は下を向いて曲を選びながらでも、愛の手を入れたり、『JAPAN』と叫ぶタイミングがわかるから、早い段階で盛り上がると。なるほどね。選曲する人のことも考えた。
(プチ鹿島)だから、聞いたことあるっていうのは本当、重要です。
(マキタスポーツ)春日局員だと、『JAPAN』っていうと、プロレスの方にとっちゃいそうですけどね。
(サンキュータツオ)続いて2曲目。サザンオールスターズ『チャコの海岸物語』。
(サンキュータツオ)サザン!今日、初で入りましたね。1曲目の流れで、ついモノマネ熱が高まったおっちょこちょいが入れたものの、上手くいかず・・・
(プチ鹿島)三波春夫で歌おうか、これ。
(マキタスポーツ)三波春夫でね。紅白でやった(笑)。
(サンキュータツオ)3曲目。松谷祐子『ラムのラブソング』。
(マキタスポーツ)あー、あるある!
(プチ鹿島)あー、ここでもう、春日局員の色が。
(サンキュータツオ)うれしい。いちばんの若手女子。おじさまたちへの大サービス精神で、少しはにかみつつ、『好きよ、好きよ♪』と言ってほしいと。このへんからちょっと、春日節が入ってきましたね。4曲目。アリス『チャンピオン』。
(サンキュータツオ)歌に自信がある課長がついに動く!5曲目。米米CLUB『浪漫飛行』。
(プチ鹿島)あ、いいですよ。
(サンキュータツオ)たしかに。沖縄出張帰りの中堅社員が、お土産のちんすこうを配りながら。かなり具体的な(笑)。
(マキタスポーツ)妄想爆発してますね。
(サンキュータツオ)6曲目。B’z『ultra soul』。
(サンキュータツオ)疲れの出始めた中盤をガツン!と盛り上げる、体育会系社員。7曲目。岩崎宏美『聖母たちのララバイ』。
(プチ鹿島)キター!ここに来ましたか。
(サンキュータツオ)このへん、好きだよー。この曲(笑)。『私、歌下手だから・・・』とこれまで合いの手一本で来た中堅OLが、押される声に抗いきれず、ついに立ち上がりガチな美声を聞かせる。
(マキタスポーツ)あー、ちょっとルーズヴェルトゲーム的な逆転劇があるわけですね。
(サンキュータツオ)逆転劇がね。8曲目。石川優子とチャゲ『ふたりの愛ランド』。
(サンキュータツオ)中堅OLの美声を聞いた課長が、デュエットをしたがって。
(プチ鹿島)これ、いいですよ。いい曲ですよ。
(サンキュータツオ)9曲目。影山ヒロノブ『Cha-La Head-Cha-La (チャラ・ヘッチャラ)』。
(サンキュータツオ)これまでアウェイ感を漂わせて沈黙していた社内随一のアニヲタが必死の選曲。ガンガンに合いの手が入り、ついに一体感の中に!
(マキタスポーツ)あー。
(サンキュータツオ)融け合ってきましたね。10曲目。おニャン子クラブ『セーラー服を脱がさないで』。
(プチ鹿島)ここで来たか。そっかそっか。
(サンキュータツオ)ラス前に最年少OLが再び悩殺。あ、ここはやっぱり、意外性があっていいですね。若い子が・・・っていうことですね。
(プチ鹿島)天城越えを。
(サンキュータツオ)歌うっていうことと一緒ですよ。
(プチ鹿島)やっぱり春日局員、わかってらっしゃる。
(サンキュータツオ)最後は、加山雄三・谷村新司『サライ』。
(サンキュータツオ)みんな最初はニヤニヤしながら合唱するものの、気づいたら最後は変な感動と達成感が。
(マキタスポーツ)これがサライの魅力なんです。
(プチ鹿島)春日局員、これ、ちょっとカスってるね。さっき怖くて言えなかったんだけど。『サライは最後、どう?』って。言いかけたの。
(マキタスポーツ)でも本当、サライの威力ってそういうことなんですよ。サライは究極的なバカにしてくれる曲なんですよ。
(サンキュータツオ)谷村新司さん、すごいですよね。そういう意味ではね。という、春日太一局員のカラオケJAPANイレブンでした。
(プチ鹿島)そうだよね。サライって、半笑いで始まらないサライなんてないですよ。カラオケボックスで。
(マキタスポーツ)そうなんですよ。でも、いつの間にか心を持っていかれるんです。それがすごいところです。
(プチ鹿島)弾厚作。
(サンキュータツオ)ねえ。ありがとうございました。
(プチ鹿島)春日局員、これ何時ぐらいに考えたんでしょうね?時間帯、知りたいです。
(サンキュータツオ)何周もしている感じ、ありますよ。
(マキタスポーツ)これ、どことは言えないですけど、途中でバテてる感じもね。やや匂うんですよ。
(プチ鹿島)1回仮眠している感じ、ありますよ。
(サンキュータツオ)『ラムのラブソング』、入れたあたりで1回満足してる感はあるんですよ。
(プチ鹿島)いやー、面白かった。
<書き起こしおわり>