大槻ケンヂと吉田豪 PANTAと上坂すみれを語る

大槻ケンヂと吉田豪 モノノフ・勝谷誠彦を語る SHOWROOM

大槻ケンヂさんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんとPANTAさんと上坂すみれさんについて話していました。

(大槻ケンヂ)すみぺがこの間、PANTAさんと?

(吉田豪)はいはい、そうです。対談組みましたよ、僕が。

(大槻ケンヂ)ブロードウェイに行ったの?

(吉田豪)ブロードウェイは行ったかどうか知らないですよ。

(大槻ケンヂ)行ってないの?

(吉田豪)ええと、もともと上坂すみれさんとPANTAさんの話をここでしたんですよ。頭脳警察の話を熱く語ったら、PANTAさんがそれをキャッチして。夏の魔物で僕に会うなり「上坂すみれを僕に紹介しろ」って言ってきて(笑)。

上坂すみれと吉田豪 頭脳警察・PANTAを語る
上坂すみれさんが『猫舌SHOWROOM』火曜日に出演。吉田豪さんと頭脳警察・PANTAさんについて話していました。

(大槻ケンヂ)そうそう(笑)。俺はその現場にいたから(笑)。

吉田豪 夏の魔物2018と頭脳警察・PANTAを語る
吉田豪さんがニッポン放送『金曜ブラボー。』の中で音楽フェス『夏の魔物2018』と頭脳警察のPANTAさんについて話していました。

(吉田豪)フハハハハハハッ! 「豪ちゃん、紹介してくれ!」って始まったから「わかりました」っていうことで対談を組んで。そしたらPANTAさんが異常にがっついて。まず、ガルパンの話を熱く語りだして。最近、声優づいているんですよね。

(大槻ケンヂ)ああ、そうなの?

(吉田豪)なんか『ラブライブ!』かなんかのイベントに行ってましたよ。なんだっけな? 普通に声優コンサートに通い始めて(笑)。

(大槻ケンヂ)本当?(笑)。PANTAさーん、視野が広いな。ねえ。『ラブライブ!』で思い出したんだけど、『スター・トレック』のカーク船長。ウィリアム・シャトナーってラブライバーなんだってね。

(吉田豪)なんかちょっと最近、話題になっていましたね。そう。『ラブライブ!』のドームに行ってました。PANTAさんは。

(大槻ケンヂ)ああ、そう?(笑)。

(吉田豪)「素晴らしいライブだった」って(笑)。Facebookで(笑)。

(大槻ケンヂ)いいなー、PANTAさん。

(吉田豪)いいですよね。ああいう偏見のなさって。伝説の人が会うたびにどんどん気さくというか気軽に話せるっていう……。

(大槻ケンヂ)PANTAさん、もともと気さくな方で。僕、ロック界で大先輩なのにフランクに話せる方っていうのはムッシュかまやつさんとPANTAさん。

(吉田豪)PANTAさん、特に怖いイメージだったからこそっていうね。

(大槻ケンヂ)そうそう。頭脳警察だから。うん。

(吉田豪)基本、ステージでオナニーする人っていう。

(大槻ケンヂ)ああ、それはなんかショーケンにたきつけられたかなんかで。

(吉田豪)そうそう。

気さくでいい人 PANTAさん

(大槻ケンヂ)昔。で、でも俺はあれだよ。PANTAさんと親しくさせていただいて、もうずいぶん昔だけど。PANTAさん、女子プロ関係の仕事をしていたんだよね。GAEAだ。で、「大槻、女子プロ見に行こうよ!」って言われて。当時、PANTAさんはリンカーン・コンチネンタルかなんかに乗っていたんだよな。ベントレーかな?

(吉田豪)趣味が外車なんですよね。

(大槻ケンヂ)ベントレーかなんか……あ、ロールスロイスだ。で、PANTAさんが運転してさ。ロールスロイスで僕の家まで来て。で、俺を乗っけて、ロールスロイスで後楽園ホールまで行って。そしたら駐車場がないって。雨が降ってきちゃったの。そしたら、大先輩がロールスロイスに僕を置いて、「ちょっと大槻、待ってろ!」っつって、駐車場を探しに雨の中を走って行っちゃって。

(吉田豪)フハハハハハハッ!

(大槻ケンヂ)「すいません……」っていう。いい人なんだよ。

(吉田豪)PANTAさん、本当に車で送り迎えとかをするのが結構好きな人で。

(大槻ケンヂ)ああ、そうね。飲まないからね。

(吉田豪)で、制服向上委員会の仕事を始めて。一時期、制服向上委員会がフジロックに出る、出ないで「黒幕はPANTAだ」とか言われていた時期、あったじゃないですか? PANTAさん、なにもかかわっていないんですよね。

(大槻ケンヂ)ああ、そうそう。そんな話、していた。

(吉田豪)PANTAさんは制服向上委員会にボイストレーニングをして。

(大槻ケンヂ)えっ、そうなの?

(吉田豪)やっていたんですよ。ボイトレの先生をやって、あとは送り迎えをしていたんですよ。「PANTAさんがかかわって何がよかったですか?」ってメンバーに聞いたら、「私たちの送り迎えをしてくれたんです、PANTAさん」っていう(笑)。

(大槻ケンヂ)いい人だ……(笑)。

(吉田豪)実際にそうなんですよ。制服向上委員会に会うと、なぜか運転者がPANTAさんで(笑)。全然黒幕じゃないんですよ。政治的なことは一切なにも教えていなくて、あの騒動の時……原発の歌を歌った時。あの直後にPANTAさんに会った時に言っていたのが、「あの歌、ちょっと歌詞がストレートすぎてよくないよね」って言っていて(笑)。「あなたが言いますか!? あなたは『銃をとれ』とか歌っていた人でしょう?」って。「ジョン・レノンももっとぼやかしてたじゃん?」って(笑)

(大槻ケンヂ)『ふざけるんじゃねえよ』を歌っていた人が……(笑)。

(吉田豪)そうそう(笑)。

(大槻ケンヂ)で、すみぺとPANTAさんの対談はどうなったの?

(吉田豪)『CDジャーナル』で対談したんですけども。PANTAさんがひたすら興奮しまくる感じですね。「こんな話、できるの!? この若い子が!」っていう。政治の話にちゃんと食いついてくれるっていう。

(大槻ケンヂ)いや、上坂すみれさんは本当にすごいね! なんでも知っているね。うん。

(吉田豪)努力家でちゃんと勉強している感じで。

(大槻ケンヂ)あのさ、映画になる『緊急検証!』っていうCSファミリー劇場のオカルト番組があってね。

(吉田豪)それのナレーションが上坂さんなんですよね?

(大槻ケンヂ)そうそう。で、いつも逸見太郎さんが司会をしているんだけど、1回だけ特別編で僕と上坂すみれちゃんが司会でソ連特集っていうのをやったのよ。で、それだけで相当なもんじゃない? そしたらさ、スタジオがあれはたぶん、あれだろうな。なんか、Vシネの監禁シーンとかリンチシーンで使われる打ちっぱなしのスタジオで。超寒くて。本当にソ連より寒い感じで。

(吉田豪)フハハハハハハッ! シベリアっていう感じの?(笑)。

(大槻ケンヂ)で、すみぺに悪いことしたなっていう。

(中略)

(大槻ケンヂ)でさ、(夏の魔物2018で)PANTAさんが来てさ。「おい! アプガと写真撮りたいから大槻、来てくれよ!」って言われて(笑)。

(吉田豪)それ、僕もやられましたよ、PANTAさんに(笑)。

(大槻ケンヂ)ああ、本当に?

(吉田豪)「アプガと写真撮るから、来てよ!」っていう(笑)。

(中略)

(吉田豪)葛西純はね、それこそBiSの解散ライブにも来ていましたからね。BiSの解散ライブ、葛西純もいれば、ガーゼのメンバーもいるみたいな。

(大槻ケンヂ)ガーゼ? ガーゼ先輩の?

(吉田豪)ガーゼ先輩、来ていましたよ。まあ、誰が来ていたかまでは言っちゃいけないっぽいけど。

怖かった先輩と意外なところで会うとほっこりする

(大槻ケンヂ)あの、自分らが下手すれば恐怖していた先輩のそういう方が意外なところでお会いすると、なんかほっこりするよね。

(吉田豪)ほっこりするしますよね。

(大槻ケンヂ)AUTO-MODのジュネさんとか。

(吉田豪)はいはい。いまやグルメブロガーになり(笑)。

(大槻ケンヂ)まさかの……(笑)。

(吉田豪)あんな怖かった人たちが!っていう(笑)。

(大槻ケンヂ)本当に(笑)。

(吉田豪)いいですよね。そろそろ質問を拾いますか?

(大槻ケンヂ)あ、質問も来るのね。

(吉田豪)コメントをどんどん拾っていきます。(コメントを読む)「それこそPANTAさん」。そうなんですよ。PANTAさんがね、制服向上委員会のイベントで野音でライブやった時の話が大好きで僕、言いふらしているんですけど。PANTAさんが見に来ていて、僕に会うなり近づいてきて。「女子流、最高!」っていう(笑)。東京女子流が大好きで。

(大槻ケンヂ)東京女子流だ(笑)。

(吉田豪)「今日、とにかく女子流はよかった!」っていう話を僕に伝えに来てくれたりとか(笑)。最近も「ハコイリムスメ、最高!」が来て(笑)。

(大槻ケンヂ)ハコイリムスメっていうのは?

(吉田豪)正統派アイドルグループですね。80年代のアイドルグループのカバーとかもしている、それこそ乙女塾系のカバーもしている超正統派アイドル。ルックスのレベルも異常に高い。

(大槻ケンヂ)PANTAさんはそもそも、いろんな女性シンガーとかに曲を書いていたり。まあそういう意味では目利きではあるんだよね。

(吉田豪)目利きです。そして意外とあんな過激な歌を作っている人のようでいて、かわいいアイドルが好きなんですよね。

(大槻ケンヂ)そうそう。

(吉田豪)ギラギラしたものよりも。でも、BiSが最初に、それこそデビュー直後にBiSにもすごい反応していましたよ。

(大槻ケンヂ)本当?

(吉田豪)「あれ、いいね! オルタナで」って言っていて。BiSの1枚目が出た瞬間ですよ。すごい早いんですよ。

(大槻ケンヂ)いやー、俺なんかよりも全然あれなんだろうな。もうなんかアイドルっていうか若い女の子は全員かわいく同じに見える現象が始まってさ。うん。

(吉田豪)(コメントを読む)「初期真野ちゃんを絶賛していたPANTA」。そうですよ。真野恵里菜さんのことが大好きで。『乙女の祈り』とかの名曲があるんですけど。僕がイベントをやった時の名言が「真野ちゃんの『乙女の祈り』は『君が代』ぐらいいい曲」っていう(笑)。

(大槻ケンヂ)フフフ(笑)。最高だね!

(吉田豪)最高ですよ(笑)。

(中略)

(吉田豪)(コメントを読む)「すみぺの話」。どうですか? 上坂さんは。

(大槻ケンヂ)いや、「すげー!」っていう。

(吉田豪)また(笑)。

(大槻ケンヂ)「すみぺ、すげー!」っていう。

(吉田豪)ここで本当に女子であれだけ雑談だけで押し切った人、たぶんすみぺだけですよ。で、それでちゃんと面白いっていう。

(大槻ケンヂ)まあ上坂さん、お嬢様でしょう? お父様の高級車で中野ブロードウェイ見学をされていたっていう。まあ、噂だけどね。うん。いやー、すごいよな。どうしたらあんなよくできた……。

(吉田豪)サブカルエリートが。

(大槻ケンヂ)うん。最初はさ、サブカルエリート、福山雅治さんなんかもそうだけどさ。もうトコトンイケメンだったり、トコトンかわいい子がサブカル界に来ちゃったらもうヤバいじゃん?

(吉田豪)みうらじゅんさんがしょっちゅうぼやいていましたよ。「なんだよ、福山雅治。ふざけんな! 俺たちの場所がなくなるじゃねえかよ!」って(笑)。すごい怒っていましたよ。

(大槻ケンヂ)でもそこも意外に共存しているよ。

(吉田豪)わかります。

(大槻ケンヂ)侵食されることもなく。

(吉田豪)それはみうらさんの席を福山さんが奪うわけないですからね(笑)。

(大槻ケンヂ)みうらさんの席は誰が奪うんだうね?(笑)。

<書き起こしおわり>

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