ジェーン・スーさんがTBSラジオ『生活は踊る』の中で早稲田大学の音楽サークルGALAXYの先輩の結婚式についてトーク。大人同士の結婚式の良さについて話していました。
(ジェーン・スー)ようやく『生きるとか死ぬとか父親とか』の二刷りが店頭に並びはじめましたので。ぜひみなさん、まだまだ絶賛発売中でございますけどもね。で、その後に(名古屋から)すぐに帰ってきて。名古屋でイベントをやってすぐに新幹線に乗って大学時代の友達というか先輩の結婚式に行ってきたんですよ。いわゆる宇多丸さんも一緒にやっていたGALAXYっていう大学時代の音楽サークルがあって。
(小笠原亘)あの、かの有名な……。
(ジェーン・スー)いやいや、知らないでしょう?(笑)。
(小笠原亘)知らなかったけど、でもすごいんでしょう?
(ジェーン・スー)そうそう。RHYMESTERの宇多丸さんも部長をやっていたサークルの部員の人の結婚式で。
(小笠原亘)先輩ってだって、まあまあでしょう?
(ジェーン・スー)男性はアラフィフなんですよ。すでに。で、女性も私よりちょっと年下ぐらいなんですけど、大人の結婚式はいいですね。
(小笠原亘)いい!
(ジェーン・スー)あります? ご経験。
(小笠原亘)あるあるある。いい。
(ジェーン・スー)ねえ。落ち着いていてさ。親への感謝とかにてらいがなくて。ちゃんと。
大人の結婚式は落ち着いていて良い
(小笠原亘)僕もね、司会をやっていてすごく好き。あの、「今日はもう食べて飲んで昔話をして……」っていう。
(ジェーン・スー)そうそう。「来てもらう人に楽しんでもらおう」っていうやっている人たちの意図が……ともすればやっぱり若い結婚式って、それもいいんだけど。「はい、見てください! 私たちの晴れ舞台!」「はい、見て!」みたいな感じでとにかく向こうの書いた台本を私たちが読まされるみたいな(笑)。で、終わった後にドッと疲れるみたいなのがあるじゃないですか。たまに。
(小笠原亘)司会した?
(ジェーン・スー)司会したんですよ。しかもヨシくんと。
(小笠原亘)高橋芳朗さんと(笑)。
東京戻ってきてヨシくんと結婚式の司会やってます。久しぶりの人にたくさん会えてよきよき。 pic.twitter.com/CoTwvEaekN
— ジェーン・スー@「生きるとか死ぬとか父親とか」 (@janesu112) 2018年6月3日
(ジェーン・スー)ヨシくんと司会をやって。なんですけど、そんなにいろいろと細かいことが決まっているわけでもなく、「台本です」って渡されたのが「誰が何をやる」しか書いてなくて。しかも、字が超ちゃいちーで。50近いんならわかるだろ? もううちら、暗いところじゃ読めないぞ!っていう。
(小笠原亘)「ちゃいちー」って久しぶりに聞いたわ(笑)。
(ジェーン・スー)ちゃいちー。業界用語。ギロッポンでちゃいちーで、もう。
(小笠原亘)僕もね、来週同期のアナウンサー連中の親しいやつらでギロッポンで飲むんですけど。
(ジェーン・スー)でもだって、福岡でもあれでしょう? 野球の時に資料がちゃいちーだと読めないでしょう?
(小笠原亘)ちゃいちー(笑)。だってもうね、「6」と「8」の区別がつかないのね。数字が潰れちゃって。「これ、3だったりするんじゃないか?」っていう。
(ジェーン・スー)フハハハハハハッ!
(小笠原亘)あ、メガネ作ったから。もう。
(ジェーン・スー)まあ私も昨日見てヨシくんと「ちゃいちーだな!」「読めないな!」って言いながらやったんですけど。でも本当にね、みなさんのために行われている式だっていうのとか、みなさんのために楽しんでいただくようにっていうのが……なんだろうね。やっぱり大人になると欲の握力がちょっと薄くなるじゃないですか。自己実現とかの
握力が薄くなって、いいなと思って。
(小笠原亘)わかる。もうだって、若い頃は披露宴の後の二次会でドキドキしたもんね。「二次会でなにかあったらどうしよう……」。
(ジェーン・スー)フフフ、ないないない!(笑)。
(小笠原亘)ないもん。全然ないもんね(笑)。
(ジェーン・スー)もうなんか「変わらないわねー!」っていう人と、「変わったわねー!」っていう人と(笑)。
(小笠原亘)そうそう(笑)。
(ジェーン・スー)そこでも新郎のご親戚の方に「ラジオ聞いてます」って言われて。ありがたいですねー!
(小笠原亘)あら。聞いてないの、お父さんだけだね、本当に。あなたのお父さん。
(ジェーン・スー)本当ですよ! いま、ここで悪口言っても聞いてないからわからないっていう。こう、電波を通じて悪口を言ったりして「おいおい、聞いてたぞ!」みたいな流れにしたいんだけ、もうのれんに腕押し。
(小笠原亘)ねえ。いろいろと号泣したらしいから。45才。
(ジェーン・スー)まあ、いろいろね、人生ありますからね。ということで今日も2時間、がんばって行きましょう。
(小笠原亘)そうそう。
<書き起こしおわり>