松尾潔さんがNHK FM『松尾潔のメロウな夜』の中でタキシードがザップと共演した曲『Shy』を紹介していました。
(松尾潔)最初にリクエストナンバーからお届けしたいと思います。東京都にお住まいの43才の男性の方。タキシードとザップの共演、『Sky』にリクエストをいただきました。このようなメッセージ。「タキシードとザップ、考えうる限り最高の組み合わせじゃないですか」という。そもそもタキシードというユニットが、メイヤー・ホーソーンとジェイク・ワンという、ブギー好きの考えうる限り最高の組み合わせと言われたユニットだったんですが。
彼らの音楽的な影響……いろんな、まあレコードマニアの2人が集ったユニットですからいろんな影響があるにせよ、その中でも大きな場所を占めていると思しきこのザップ。あるフェスで共演したことがきっかけになって、「じゃあ一緒に作品も作ろう」という話になったそうです。それが、これから聞いていただく『Sky』という曲。2月にリリースされたばかりのシングル、聞いてください。タキシード&ザップで『Shy』。
Tuxedo&Zapp『Shy』
(松尾潔)タキシードとザップの共演『Shy』でした。これはリクエストにお応えしておかけしたものでございます。本当、おっしゃる通りですね。考えうる限り最高の組み合わせ、の一つと言っておきましょうか。まあザップ……何て言うでしょう。様式美の極みみたいな人たちですからね。
ザップの中心人物でありましたロジャー・トラウトマンが亡くなったのが1999年4月25日のことですから、もうそれから19年。来年で20年になろうかというところですが。それでもこういった、少なくとも聴感上は全く変わりのない輝きを失うことのないサウンド。もう、やっぱり亡くなった後にその人の価値というのは浮かび上がる、そんな典型かと思います。
もっと言いますと、ロジャー・トラウトマンの肉体は滅びましたけれども、彼の作った音楽は永遠なんだなっていうことをこのタキシードとの共演でより強く感じましたね。タキシードとザップのコラボレーションシングル『Shy』をお聞きいただきました。
<書き起こしおわり>