ジェーン・スーさんがJFN『Joint&Jam ~global dance traxx~』に出演。DJ JINさんと1992年2月のヒット曲を振り返りながら、大学時代のサークル、ソウルミュージック研究会GALAXYの思い出話をしていました。
(ジェーン・スー)クラブヒッツ、ダンスチャートをランダムに振り返る「Throwback」のコーナーです。今週は26年前、1992年のいまの時期にタイムスリップ。Looking Back To 1992! シャニース『I Love Your Smile』。
(ジェーン・スー)キャリン・ホワイト『The Way I Feel About You』。
(ジェーン・スー)MCハマー『2 Legit 2 Quit』。
(ジェーン・スー)ポーラ・アブドゥル『Vibeology』。
(ジェーン・スー)キース・スウェット『Keep It Comin’』。
(ジェーン・スー)ヘビー・D&ザ・ボーイズ『Is It Good To You』。
(ジェーン・スー)Kid ‘N’ Play『Aint Gonna Hurt Nobody』。
(ジェーン・スー)TLC『Baby-Baby-Baby』。
(ジェーン・スー)マイケル・ジャクソン『Remember The Time』。
(DJ JIN)今週の「Throwback」は26年前。1992年の今時分。音楽シーンはいまバックで流れているマイケル・ジャクソンを、ニュー・ジャック・スウィングを流行させた立役者の1人、テディ・ライリーが初プロデュース。また、1992年2月、TLCがデビューアルバムをリリース。全米で500万枚以上のセールスを記録。日本でも20万枚のセールスを記録した。60年代のリズム・アンド・ブルースとは意味合いの違う「R&B」が新しい音楽カテゴリーとして定着し始めた時期というわけですね。
(ジェーン・スー)はい。R&B専門誌とか、ありましたよね。
(DJ JIN)R&B専門誌、R&Bファッション。
(ジェーン・スー)そうそうそう。
(DJ JIN)だからこのTLCとかメアリー・J.ブライジとか。あとシャニースとかそういった時代のあの頃。
(ジェーン・スー)シャニースはあれですよ。サマーパーティーで女子美が歌ったやつですよ(笑)。
(DJ JIN)フハハハハッ! その話、出て来る?(笑)。
(ジェーン・スー)完全に内輪の話(笑)。
ソウルミュージック研究会GALAXYのサマーパーティー
(DJ JIN)私、DJ JINとこのジェーン・スーは同じソウルミュージック研究会(GALAXY)に大学時代に在籍しておりまして。で、その時に、サマーパーティーというのが毎年、行われていたんですけど。そこで、入学したばかりの新入生がそのサマーパーティーで出し物をしなきゃいけないという。だから、その美術大学に通っていた女子チーム、サークル内の新入生がシャニースの『I Love Your Smile』を歌ったという。
(ジェーン・スー)かわいかったね。
(DJ JIN)この私、DJ JINはラップをしましたね。
(ジェーン・スー)そう。JINはよくビッグ・ダディ・ケインのモノマネみたいなのをやっていましたね(笑)。
(DJ JIN)フハハハハッ! DJをやる前にラップをやったのが先で。その時の、サマーパーティーの出し物でラップをやりました。その時のバックDJはMummy-Dでしたね。
(ジェーン・スー)あ、そうか! そうだそうだ。
(DJ JIN)そして、スーも歌った。
(ジェーン・スー)そうですね。私はなんだかよくわかんない。なぜかそのソウルミュージック研究会でブラン・ニュー・ヘヴィーズを歌っていましたね(笑)。
(DJ JIN)フフフ(笑)。
(ジェーン・スー)懐かしいね。あん時、なにがすごいって、サマーパーティーをどこでやったか覚えている?
(DJ JIN)サマーパーティーはね、西麻布のイエローですよ。
(ジェーン・スー)そうなんですよ。よく学生に貸したなと思って。
(DJ JIN)アハハハハッ! そうですね。
(ジェーン・スー)一応、由緒あるクラブだったじゃないですか。
(DJ JIN)もう東京クラブシーンのいまも、いろんなクラブをクリエイトしている村田大造さんと打ち合わせをしに行ったりとかね。そういうの、ありましたね。
(ジェーン・スー)ねえ。よく貸してくれた。本当にありがとうございました。
(DJ JIN)あのね、92年の話は尽きないので、曲の方に行ってみましょう。
(ジェーン・スー)それでは26年の1992年、いまの時期にヒットしていたこの曲をお送りしましょう。プリンス&ザ・ニューパワー・ジェネレーションで『DIAMONDS AND PEARLS』です。
Prince & The New Power Generation『Diamonds And Pearls』
(ジェーン・スー)お送りしたのはプリンス&ザ・ニューパワー・ジェネレーションで『DIAMONDS AND PEARLS』でした。今週の「Throwback」は1992年を振り返りました。
(DJ JIN)『Joint & Jam』、ライムスターのDJ JINと……。
(ジェーン・スー)ジェーン・スーがお送りしています。
(DJ JIN)ということで、大学時代のサークル、ソウルミュージック研究会の同期であるDJ JINとジェーン・スー体制ですね。まあ、JINとスーだからジン・スーでいいんじゃないですか?
(ジェーン・スー)ジン・スー……だんだんジェーン・スーになっていく感じで?(笑)。
(DJ JIN)そうそう。どっちかっていうとジェーン・スーに寄ってしまっているというこのジン・スー体制で。ジェーン・スーにちょっと飲み込まれていく感じでいいと思います。私、DJ JIN的にはね。もう各メディアで大活躍中の。コラムニストでいいんですか?
(ジェーン・スー)そうですね。一応、肩書としてはコラムニスト。「ラジオパーソナリティー」って言っちゃうと技量を問われるんで。
(DJ JIN)フフフ(笑)。なるほどね。日本語使いとかね、そういうことを問われちゃうから。
(ジェーン・スー)「コラムニストの人がしゃべっているんですよ」っていうところで自分に下駄を履かせています。
(DJ JIN)ねえ。だからさ、そんな大学時代。18だかそんぐらいの時に出会ってわちゃわちゃやってさ。それでお互い、こういうキャリアがあって、巡り巡ってまた再会した。
(ジェーン・スー)そうだよ。だってあなた、ラルフローレンのジャケットを着ていたじゃない?
(DJ JIN)フハハハハッ!
(ジェーン・スー)もっといまよりスカした感じだったじゃない?(笑)。
(DJ JIN)アニエスベーね、大好きでしたね。
(ジェーン・スー)アニエスベーとかラルフローレン。あの時は、こうなるとはお互いに思っていなかったですよ。
(DJ JIN)大学入学の時の自分の髪型はソバージュっぽい……ちょっとロン毛でソバージュで。ツイードのジャケットを着て、中はタートルネックの白いシャツかなんかを着て。
(ジェーン・スー)アハハハハッ! 渋カジっぽかったよね。ちょっと。
(DJ JIN)そうそう。ガチのヒップホップヘッズなんだけども、なんかそういう格好をしていましたね。家が横浜で、元町でワイワイ遊んでいたんですよ。だから割とそういう、ハマファッションっていうか……(笑)。
(ジェーン・スー)言ってるそばから恥ずかしくなっている。ハマファッション(笑)。
(DJ JIN)そうですよ。だって、俺だって覚えてますよ。そんな、スーのサークルの夏合宿で伊豆にみんなで車でドライブして。サークルのソウル研の夏合宿なのに、なぜか音楽を聞いて遊ぶ、飲むだけっていう、そういう。
(ジェーン・スー)そうね。
(DJ JIN)それでさ、だからスーのあの時の紺色の水着。「ELLE」って書いてある紺色の水着(笑)。
(ジェーン・スー)あれしか持っていなかった(笑)。
(DJ JIN)他のサークルのメンバーの水着は一切覚えてないのに、スーの水着だけなぜか覚えているっていう、この……。
(ジェーン・スー)アハハハハッ! あの頃は若かったし、漠たる不安もなかったね(笑)。
(DJ JIN)漠たる……フハハハハッ! 漠たる不安なんかなかったね! でなきゃ、日本でヒップホップなんかやってないからね!
(ジェーン・スー)そうだよね(笑)。漠たる不安がある人はヒップホップを選ばないよね(笑)。
(DJ JIN)それが、いまでは漠たる不安ですよ。「個人事業主として」っていうことですけどね。
(ジェーン・スー)今日まで生き延びていることが奇跡じゃない?
(DJ JIN)いやいや、もうそうですよ。漠たる不安を忘れてやらなきゃいけないわけですよ。
(ジェーン・スー)そうですよ。みんなに元気を与えていくのがラジオですよ!
(DJ JIN)曲の方に行ってみましょう。
(ジェーン・スー)曲は90年代前半へのオマージュを捧げた1曲。ブルーノ・マーズ feat. カーディ・B『Finesse Remix』。
Bruno Mars『Finesse Remix Feat. Cardi B』
(中略)
(DJ JIN)『Joint&Jam』、ライムスターのDJ JINと……。
(ジェーン・スー)ジェーン・スーでお送りしています。さあ、最後にジェーン・スーチョイスとして1曲、お送りさせていただきたいんですけど、私も出会った頃の……これ、打ち合わせしていないのに、すごいね。
(DJ JIN)フフフ(笑)。同期だね!
(ジェーン・スー)同期だね!
(DJ JIN)同期しているからね!
(ジェーン・スー)同期の桜だね!
(DJ JIN)同期だから同期してるんだよ(笑)。
(ジェーン・スー)この92年の曲を選んできたんですけど。まあまあ、自分たちがさ、親の欲目みたいなところもあるんだけど。92年、いい曲が多いね!
(DJ JIN)いい曲。これだね! まあ、恥ずかしながら我々の青春時代っていう(笑)。いやー、参ったね。参った、参った!
(ジェーン・スー)じゃあ、聞いていただきましょう。EPMDで『Crossover』。
EPMD『Crossover』
(DJ JIN)はい。ということで先ほど、ジェーン・スーチョイスとして1992年のヒップホップクラシック、EMPD『Crossover』ね、かかりましたけども。ずいぶんぶっとい、野太い曲を選ぶね、あなた!
(ジェーン・スー)ブチ上がりますね!
(DJ JIN)フハハハハッ! EPMDの『Crossover』を聞いてブチ上がるジェーン・スー!
(ジェーン・スー)いや、ブチ上がるでしょう。これは!
(DJ JIN)当時18才ぐらい(笑)。
(ジェーン・スー)18才(笑)。そりゃあモテない。
(DJ JIN)でも、あなたさ、「モテない」とか言っているけど、すごいおキレイなシーズンもあったじゃない?
(ジェーン・スー)おキレイなシーズン、ありましたね。
(DJ JIN)ありましたよ。すごい自分が覚えているのは、クラブにスーが遊びに来てくれて。何年前かな? ちょっと久しぶりだったのかな? そしたら、なんかずいぶんスタイルがよろしくなっちゃって……みたいな感じで。そしたら、自分の隣にいたかつてのライムスターのメンバー、Dr.Looperが「スー! 本当にかわいい! 本当、きれいだよ! スー、本当きれい!」って言っててね(笑)。
(ジェーン・スー)それから二度と聞いてません。その言葉(笑)。
<書き起こしおわり>