鳥居咲子と菊地成孔 MILLIC『PARADISE(FEAT. FANXY CHILD)』を語る

鳥居咲子と菊地成孔 MILLIC『PARADISE(FEAT. FANXY CHILD)』を語る 菊地成孔の粋な夜電波

鳥居咲子さんと菊地成孔さんがTBSラジオ『粋な夜電波』韓流最高会議でMILLICがFANXY CHILDをフィーチャーした『PARADISE』について話していました。

(菊地成孔)そんな中、ちょっと聞いてみましょうか。

(鳥居咲子)その話の流れなんで、それこそアイドルとラッパーとシンガーが一緒になったクルーでファンシー・チャイルド(FANXY CHILD)っていうんですけど。Block BのZICOがメンバーの1人で、あとは韓流最高会議でも紹介したことがあるDEANというシンガー、あと、最近買収されたアメーバカルチャーのCRUSH。

(菊地成孔)アハハハハッ! えっ、どっちに買収されたの?

(鳥居咲子)CJに。

(菊地成孔)へー!

(韓東賢)CJに!?

(鳥居咲子)だからハイライト、AOMGに続いて。

(菊地成孔)へー!

(韓東賢)CJはそっちを目指すっていう?

(鳥居咲子)金融のニュースで読みました。

(菊地成孔)フハハハハッ!

(韓東賢)まあ、株価がね。CJが動くと株価が変わったりするっていう。

(鳥居咲子)面白い! 鳥居さん、やっぱり面白い(笑)。

(韓東賢)でも映画のCJは日本を撤退したしね。CJ、どこに行くんだろう?っていうのでもないですけど……なるほど。

(菊地成孔)まあでもアメーバカルチャー、買収したんだ。

(鳥居咲子)することが決まったっていうニュースを読んで以来追ってないんですけど。まあ、それで確定っぽいですね。そこのCRUSHと、MILLICっていうDJ兼プロデューサーの人の作品なんですけど。あと、Penomecoっていう個性的なラッパーがいて、その5人でFANXY CHILDっていう今風のフューチャーミュージックをやって。すごいかっこいいんで。

(菊地成孔)すごいかっこいいですよね。

(鳥居咲子)『PARADISE』という曲です。

MILLIC『PARADISE (FEAT. FANXY CHILD)』

(菊地成孔)はい。フューチャーミュージック、早いですけどね。とはいえ、クオリティーがすごいですよね。

(韓東賢)かっこいい。

(菊地成孔)機材を適当にいじっていたら偶然に見つけたとしか思えないコード進行ですね。計算ずくでは作れない。アマチュアっぽさとプロフェッショナルっぽさの融合って、まさにフューチャーですけどね。日本だと、これは韓さんなんか全然わからない話題だと思いますけども。アルバム出す出す詐欺と言われていたPUNPEEがとうとうアルバムを出したらレトロフューチュアルだったっていうね。

菊地成孔 PUNPEE『MODERN TIMES』を語る
菊地成孔さんがTBSラジオ『粋な夜電波』の中でPUNPEEのアルバム『MODERN TIMES』について話していました。 (菊地成孔)はい。近年ここまで待たれたアルバムはなかったと思います。祝賀と言っていいムードが日本の音楽界全体を包んでい...

(韓東賢)こういう感じ?

(菊地成孔)あのね、古いジャズとかをネタにして、なおかつシンセはフューチャーミュージックみたいな作風で誰もがびっくりしたっていうのが日本のアンダーグラウンドヒップホップのいまのいちばんデカいニュースみたいな感じなんですけども。まあまあ、すごいですよね。清潔感っていうか、新素材感っていうかね。

<書き起こしおわり>

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