菊地成孔さんがTBSラジオ『粋な夜電波』の中でFKJのアルバム『French Kiwi Juice』から『We Ain’t Feeling Time』を紹介していました。
(菊地成孔)次の曲にまいりましょうか。今日は、もう歳末ですからね。今年よかった人ということで、1回かけた人でも行ってみようかな? 同じアルバムの違う曲でも聞いてみようかしら? というところですけどね。やっぱりね、FKJ『French Kiwi Juice』。来日しましたね。フロントアクトのDJをtofubeatsさんがやったりして、私がレーベルのイベントをやったりしている代官山ユニットに出演されたりしましたよね。FJKでも代官山ユニットか……っていうね。まあ、外タレの重みが微妙な世の中になっているわけですけどね。
逆ですよね? FJKこそ東京ドームみたいなところでやって、ポール・マッカトニーが代官山ユニットでやるといいと思いますけどね(笑)。相当だと思いますよね。いろんな意味でね。このアルバムは本当によかったですよ。文句なしのアルバムのひとつですよね。RocheMusiqueというフランスのダンスミュージックのレーベルの主催者なのね。もう、そんな説明はしなくても、いまやどちらかと言うと、レコ屋さんだのインターネットだのの解説で嫌というほどこの人のことは知っていると思いますけども。
まあ、今年出たアルバムで……最近は音選誌なんか読んでないですけどね。あらゆるベストテンを見ていないですけど、たぶんこの人のアルバムが席巻するでしょうね。「French Kiwi Juice」、略して「FKJ」なわけですけども。本日はじゃあ、『We Ain’t Feeling Time』。これも何曲かある推し曲の1曲ですけども。番組で以前オンエアーした曲とは違う曲ですので、こちらを聞いていただきます。
FKJ『We Ain’t Feeling Time』
はい。素晴らしいですね。やっぱりね。この曲、4分5秒なんですよね。ええとね、この、もうちょっと聞きたいなっていうところであっさり終わるという感じですよね。この感覚がやっぱり素晴らしいですよね。この人ね、サックス、ギター、キーボード、サンプラー、ベース、ラップトップPC。歌も歌う人なんですね。大変な才人ですよね。
<書き起こしおわり>