ジェーン・スー 伊集院光との初共演を語る

ジェーン・スーと高橋芳朗 2016年グラミー賞を振り返る ジェーン・スー 相談は踊る

ジェーン・スーさんがTBSラジオ『相談は踊る』の中で、『伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!』の収録で伊集院さんと初共演を果たした際の模様を話していました。

(ジェーン・スー)あとはですね、つい先日、今週月曜日か。TBSラジオで放送中の『伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!』の収録をしてきました!いやー、お声をかけていただいた時に、もうちょっとびっくりしちゃって。『ええーっ!?この、なんのオタクでもない私が伊集院さんに紹介できる映画なんか、あるわけないじゃん!』と思って。まあ、とある映画を紹介してきたんですけども。

ねえ。そこで伊集院さんと初めてお会いしたんですけど。まあ、見るからに優しそうな。ちょっとタレ目の二重の方で。めちゃくちゃ気をつかって。私が緊張しないように、いろいろお話を膨らませてくださったりとか。要所要所でこう、話を引き出してくださったりとか。あのね、最近思ったんですよ。成功している人、優しい説。成功している人は優しい。余裕があるから。久米さんもすごい優しかったし。なんだろう?やっぱりね、余裕だよ。人間。

だから私、成功したら優しくなるけど、まだだから。まだ、みんなには当たり散らしていくんで、もうちょっと時間がほしいんですけど。で、私ね、後からツイッターを見たら、(伊集院さんの『深夜の馬鹿力』のトークが)リツイートされてきたんですけど。『アジアンビューティーだと思っていたら、育ちのいいパタリロみたいな人だった』って。上手いな!という(笑)。我ながら、上手いな!って(笑)。自分の顔写真とか見て、パタリロを見て、あっ、上手いな!って。リスナーさんで『どっちがジェーン・スーなんだ?』って、パタリロの写真と並べていた人、いましたけど。

育ちのいいパタリロ=ジェーン・スー

でも、少したってから思ったけど、パタリロってたしか貴族の出かなんかで。国王とか、なんかとにかく、すでに育ちがいいはず。それは絶対に伊集院さん、わかっているはずじゃないですか。『育ちのいいパタリロ』って言われたっていうことは、にもかかわらず、この『育ちがいい』というのは、美味しそうな牛とか豚を見た時に使われる、『丸々と~』っていうね。この『~』のところはあえて私は言いませんよ。言いませんけど、『丸々と~』みたいな時に、『育ちがいい』って言うじゃないですか。

『あー、育ちのいい牛ですね!』みたいな。あれっ!?生まれのことを言っているようにパッと聞かせながら、真意としては私の丸さに言及してたのか!?ちょっといま、疑っております。すこし、私の中で疑念が湧いておりますけども。じゃあその一方ですね、伊集院さんはどんな方だったか?っていうのをたとえるのであれば、本当に見た時、パーン!って思ったんですけど。『高知脳ムーミン』ですね。あの・・・『高知の』じゃないですよ。消耗している人が行く県の高知じゃなくて、『高知脳』。高い知能のムーミン。

なんかね、勝手に。私、一人っ子なんでどんどんいろんなことを1人で考えちゃう癖があるんですけど。姿形が完全にムーミンの優しさなんですけど、口から出てくる言葉の切れの良さとか、頭の回転とかすごくて。なんかこう、私の頭の中で、ムーミン谷のマッドサイエンティストに喜怒哀楽と善悪以上の複雑な感情とか物事とかの判断能力をブワーッと植え付けられて。通常のムーミン谷のムーミンでは処理できない複雑な情報っていうのを全部理解できるようになった、高知脳ムーミンだ!って。

ねえ。これ、ね。こんなに高知脳になってしまうと、ムーミン谷にはもう帰れないのかな?と思い・・・(笑)。こういうことを言ってるとですね、『調子に乗るな!』ってたぶんパーン!って。横っ面をパーン!って叩かれたりするかもしれないですけど。まあ、叩かれたところで、伊集院さんと私だと、出稽古にしか見えないっていう。すごい残念なお知らせもあるんですけど。

でも、ベースがムーミンだから、めちゃめちゃ優しいんですよ。本当に、なんか『(深夜の)馬鹿力』とかを聞いていると、すごい面白い人。頭の回転の早い人って思ったんですけど、実際に目の前にすると、『あっ、こんなに優しい人なんだ!』って。だから、カフが上がってない時っていうか、録音してない時とかでも、『こうこうこうなの?』とか、『ああなの?』とか聞いてくれて。話を盛り上げてくれるというか、緊張を解いてくれて。

もう1回、戻って言いますけども。成功している人は概ね優しいの法則。これは私、今回発見しましたので。ぜひぜひみなさん、放送が3月18日でございますので。ああー、緊張する!ここでどんな風に編集されているのか、わからないんですけども。精一杯やってまいりました、私!すっごい、ラジオの王様みたいな人の前で。で、そのラジオの王様にお会いした後、来週。今度、3月10日木曜日。ラジオ界のキング・オブ・キングス。『大沢悠里のゆうゆうワイド』にゲスト出演(笑)。怖っ!(笑)。

『トップ5』に来ていただいたことがあったんです。だから、初対面ではないんですけど。たぶん全く私のことを覚えてらっしゃらないと思うし。来ていただくのと、『ゆうゆうワイド』に出る。全然違うでしょ?もうまず、朝起きられるか?みたいな心配から始まって。これ、よくあるパターンとして、眠れない!っつって朝寝坊するっていうパターンね。いちばんヤバい。これがね、気になるんですけど。

そして、『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』が新番組『ジェーン・スー生活は踊る』の中でも放送されるということで、発表。フーッ!どうすんの?これ。どうやって私、受けて、どうやって切るの?話が向こうで盛り上がった時、どうやって『はいはい・・・』みたいなことを言うの?いちばん、いまヤバいのは、マムシさんが今度80才。で、うちの父が77なんで。だいたい、年の頃が一緒なんですよ。

あの、放送中に『お父さん』って言わないことだけを・・・テンパったりすると、先生のことを『お母さん』って言ったりすること、ありませんでした?昔。だから、『お父さん、お父さん!やめて!』みたいなことを言わないようにしなきゃなと思っているんですけも。

<書き起こしおわり>

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