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ジェーン・スー イライラするけどつい見てしまうSNS・ブログを語る

ジェーン・スー イライラするけどつい見てしまうSNS・ブログを語る ジェーン・スー 相談は踊る
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ジェーン・スーさんがTBSラジオ『ジェーン・スー相談は踊る』で、イライラしてしまうのはわかっているのについつい見てしまうSNSやブログの魅力について熱く語っていました。

(ジェーン・スー)私、ジェーン・スーからの相談。イライラするのがわかっていて、見るのをどうしても止められないものがあるんですけど、どうすればいいでしょうか?

(中略)

(ジェーン・スー)さあ、そんなこんなで今日、私がみなさんに相談したいことなんですけども。イライラすることがわかっていて、見るのが止められないものがあるんですけど、どうしたらいいでしょうか?『なにを言ってるんだ?』って話だと思うんですけども。前ね、もしかしたら聞いてくださっている方、いらっしゃるかもしれないですけども。ちょっとここでもお話したんですけども。イライラするのをわかっていて、あえてイライラする人のInstagramを見に行く友達っていうのがいるんですよ。で、『すごいイライラする!』って私にそのInstagramのページを送ってくる。

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あえて、イライラする人のInstagramを見に行く

で、なんでこんなことやってるんだろう?って思ったんですけども、まあ、たとえば彼女がイライラするのはどういうことか?っていうと、マグカップ2つがテーブルの上にのっていて。ちょっと陽が差し込んでいるところ。それをまた切り取って加工したInstagramの写真に、『ゆっくりと、ゆっくりと、2人で歩いて行く。そういう時間を大切にしたい』・・・いいね!いいね!いいね!いいね!200いいね、みたいな。そういうのとか。なんか、フォークとナイフとかが写っていて、そこに自分の、女の子がちょっとバンドエイドした指が写りこんでいて。『危なっかしいって言われるけど、そのためにあなたがいる』とか。そういうですね(笑)。もうね、『これムカつく!』っていちいち教えてくるんですよ。『あんた、なにやってんの!?なんでそんなことをやっているの?』と。

私はもう意味がわからなかったんですけど。これ、フェイスブックで今度やられている人がいて。結構ね、別の友達のフェイスブックで、なんだろう?ラグジュアルお金持ち奥様のツイートみたいな。『うちのぺぺちゃん、週に1回の美容院。かわいいでちゅねー』みたいな。で、チラッと価格が。『カット8000円~』みたいなのがチラッと写っているようなね、犬の写真とかさ。そういうの、やっぱるね、みんなね、写真プラス言葉で自己演出が上手くなっているわけですよ。それによってイライラ度がどんどんアップしていって。

まあ、私もそれをニヤニヤ見ながら笑っていたんですけど。最近、ブログとかtwitterとか、私ね、結構文章の方がやられるっていうことがよくわかって。私もハマっちゃったんですよ、これに。イライラエンターテイメントに。ない?みなさん、ないですか?わかっているのに。イライラするってわかっているのに見に行っちゃう、人のブログとかフェイスブックとか、あるじゃないですか。で、やっぱりね、破壊力が強いわけですよ。そういう人たちの。もしかしたらよ、わかんないよ。もしかしたら、毛むくじゃらのおっさんが面白半分で書いているかもしれないし。そんな子は実在しないのかもしれない。しないのかもしれないけど、アイコンにはハリウッドスターの写真が貼ってあって。ちょっと外人みたいな名前が使われていて。

もうね、これすごいよ。みなさん、私がイライラするやつね。ちょっと厳選で。個人を特定するとかわいそうなんで、すこしアレンジしました。なんで、ちょっと聞いていただきたいんですけど。まあ、女子大生です。基本。私がイライラするのは。『あー、もうまた整形に間違われた。かわいいの、疲れる』。『東京にいて、女子大生で芸能人のホームパーティーに呼ばれない子って、謎』。『世間知らずすぎるって彼に怒られたから、年上の友達に相談した。女の子は苦労せずに生きるのがいちばんだって。やわらかくて優しい雰囲気。そういうのが好きだって。これが30代の男の余裕』。『あーあ、ほら。好きって言われちゃった。つまんない』。『写真撮るの、本当にやめて。芸能人じゃないんだから。もう、昨日も何枚も。本当に嫌』。これですよ!もう楽しくてしょうがない。

これ、何人かいるんですよ。でね、そういう子たちね、つながってるの。結構。お互いフォローしあってるから。そっから、またこうつながっていって。知り合いの人がコピペしたりしてるのを見て。そっから私は拾っていって、つなげて見たんですけど。もう、楽しいね!なにこれ!いま、一応相談っていうテイを取ってるんですけど。相談じゃない。楽しい!なに、この楽しいの。みなさん、ないですか?だからみなさんに教えてほしいんですよ。イライラするってわかるのに、あえてイライラを取りに行っちゃうこと。なにですか?あれ、なんだろうね。人間の心理として。怖いもの見たさっていうか、ホラーともまたちょっと違うんですけど。イライラってもう、新しいエンターテイメントなんじゃないかなって思うんですよ。

だってさ、『すれ違いざまに、キレイとか、かわいいってため息混じりに言う人、謎。日本って平和だよね』。とかさ。あーーー!あーーーーっ!たのしいーー!なんなの、これ?ブログとかもね、あるんですよ。結構、そういうの。だからさっき言った、私の友達が言っていた『2人でゆっくり歩いて行こう』とか、『うっかりさん。それが彼がつけてくれた私のアダ名』みたいなやつは、まあまあまあまあ。なんつーの?ポエムっていうかさ。ニヤニヤっていう感じなんだけど。私が好きなこの手の子は、殺傷能力が高い!こんな楽しいものが無料で読めるんだから、なかなかSNSってやめづらいなと思うんですけど。まあまあ、でもね、なんで私、40にもなって女子大生にイライラしてるんだろう?って思って。

年齢、半分じゃん?産んでいてもおかしくないわけじゃん。やっぱりね、人を羨んでもしょうがないし。今度の私の本にも、『ブスとかデブとかババアって言われても、それの有用性ってなんなんだ?どうやったら有効性をなくせるんだ?』とか、そういうことについても結構真面目に書いたんですけども。とは言え、人間ってやっぱりいちばん悔しかった時期に思い通りにならなかったことって忘れられないんだなと思って(笑)。フェリス女学院大学に行きながら、まったくモテなかったことって、やっぱりかなり私にとってヘビーにきてるんだなっていう。あ、これがトラウマだな、みたいなのが結構ですね、自分で痛感して。だって、自分がなににイライラするかで、自分のアキレス腱がわかるんですよ。

で、その私の友達はやっぱり、大金持ちぶってる、こまっしゃくれた上品主婦みたいなのがすごい嫌いみたいで。彼女は結婚してるんですけど。あと、なんかその子どもの教育にものすごくお金かけてるみたいなのが嫌だっていう人もいるし。あとやっぱりその、自分がいかにたよりなくて、抜け目ないことと真逆で。男の人の力がないと生きていけない素朴な子か、みたいなアピールをすっごい嫌がるバリバリキャリアの子とか。やっぱりみんなね、自分のどこか、なんていうんだろう?アキレス腱かっていうのね、自分がイライラするものではっきり見えるので。みなさんも探してみてはいかがでしょうか?

まあ、でもね。なんやかんや言ってやっぱりInstagramに盛り盛りの写真を載せられないぐらいの自意識しかないんですよ。私には。ね。Instagram、なー。やっぱり、4000いいねぐらいつけたいよね。やっぱりね。こう、顔チラッと写しただけの、すっごい補正したすっぴんの写真で、すっぴんって言い切りたいよね。やっぱり。服とかもなー。まあ、とにかくね、ダサいからいけないんですよ。私が!

(ジェーン・スー)お送りしたのは、”Weird Al” Yankovicで、『Tacky』。これ、どういうことか?って言いますとですね、みなさん大好きな『Happy』。流行りましたねー。流行ってますねー。いまだにね。ファレル・ウィリアムス。ちゃうんだよ、これ。アラフォー以上の人なら結構覚えてると思うんですけど。アル・ヤンコビック、まだ生きてたよ!新譜出した!マイケル・ジャクソンの『Beat it!』を『Eat it!』っつって、過食症のおじさんのね、よく食べるおじさんの歌にしちゃったりとかしたあの、ウィアード・アル・ヤンコビックがですね、戻ってまいりまして。

『Tacky』っていう歌です。これは。どういうことか?って言いますと、『ダサい』。究極的にダサい格好する人たちのことをTackyって英語でいうんですけど。そんなTackyな人のことを歌って。その中にもね、『俺は全ての食事をInstagramにアップするぜ』って書いてあって。まあ、つまりダサいってことなんですよね。そういうことはね。他にもですね、Lordeの『Royals』っていう曲、流行りました。あれをですね、『Foil』っていう。アルミホイルを使うと食事が新鮮に保てて便利だっていう歌だったりとか。

あと、Robin Thickeの『Blurred Lines』とかをぜんぶパクッてるんで。わかんない人はですね、アラフォーにわかる例えで言うと、嘉門達夫がまだ現役っていう感じかな?もっと下の人に言うと、ものまね替え歌の人が10年ぶりぐらいにまた新アルバムを出したってことでびっくりなんで。かなり作りこんであって、PVもかなり面白いんで、YouTubeとかでチェックしてみてください。ということで、今日の1曲目は”Weird Al” Yankovicで『Tacky』でした。

(中略)

(水野真裕美)(リスナーからのメールを読む)『スーさん、私はそのイライラ楽しい理論のもと、テラスハウスを録画してまで見てしまっています』。

(ジェーン・スー)おー!すごい!テラスハウスって、知ってますか?

(水野真裕美)私、見たことないんです。どんな番組ですか?

(ジェーン・スー)なんかリアリティーTVって言われていて。一般の人たちがひとつの豪華な家に住んで、みんなで共同生活をするのを見るらしいんですよ。まあ、うごかない『あいのり』みたいな感じですよ。

(水野真裕美)あー、なるほど。

(ジェーン・スー)あれもイライラするらしいね!やっぱ、イライラエンターテイメントは結構じゃあ、みんなやってるんだね。

(水野真裕美)イライラするのに、やめられない。

(ジェーン・スー)水野さん、イライラエンターテイメント、あります?

(水野真裕美)あのね、高校の時のゲイの友達がいろいろ載せるんですよ。フェイスブックとかに。自撮りとか、彼氏との2ショットとか、あと豪華なディナーを作りましたとかね。『喜んでくれるかな?』みたいな(笑)。

(ジェーン・スー)リア充ライフだ(笑)。

(水野真裕美)『いい加減にしろよ!』って思うんですけど(笑)。でも、笑っちゃう。やっぱり。

(ジェーン・スー)イライラエンターテイメントって、それだよね。やっぱり、イライラするんだけど、笑っちゃう。また見に来ちゃう。

(水野真裕美)それでみんなに見せちゃうんですけど。友達に。結構楽しいです。ああいうの。

(ジェーン・スー)はい。いろいろありますね。みなさん、イライラエンターテイメントが。

<書き起こしおわり>

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