ジェーン・スーさんがTBSラジオ『タマフル』にゲスト出演。宇多丸さん、しまおまほさんと初の著書『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』の話をしていました。ここでは、女子力について語っています。
(宇多丸)あと結構さ、意外なフレーズもある。『女子力が高まりすぎている』とかさ。
(ジェーン・スー)私、本当に今、ムカついてるんですよ。女子力っていう言葉に対して。
(宇多丸)女子力っていうのはさ、高まればモテるんでしょ?って思われがちじゃない。だって。
(ジェーン・スー)そう。っていうかね、本当これ、イヤーな話なんですけど。
(宇多丸)女子力って何?
(ジェーン・スー)女子力っていうのは、女が自分で好きな自己満足の自己演出だったりとか、自分の趣味だったりとか。そんな別に名前つけるほどのものでもなかったんですよ。だから最初これに『女子力』って名前をつけた人に対して腹が立つし。
(宇多丸)おー。
(ジェーン・スー)で、それをやるとモテるっていう風説といいますか、そういうのを作った人にも腹が立つし、あと『女子力乙www』みたいな。『www』って草生やすのも、全員旅館のスリッパで頭パーン!パーン!パーン!って。
(宇多丸)殴って回りたい。
(ジェーン・スー)だってね、自分の好きなことや興味のあることが、たまたま世間一般で言われる女子力と同じカテゴリーだったら、かわいそうじゃないですか。ただ単に料理が好きで・・・
(宇多丸)なんかがっついているみたいな見方されるけど、そうじゃないよ!っていう。
(ジェーン・スー)そう。それで『女子力乙www』なんて言われる風潮を作ったやつ、出てこい!って話ですよ。だから『女子力が高まりすぎている』っていうことは、それでプロポーズが早まることもないだろうし・・・
(宇多丸)関係ないっていう。
(ジェーン・スー)そう、関係ない。っていうか、女子力なんて、無い!もうそんなカテゴリー、作るな!
(宇多丸)おー、いいじゃない。
(ジェーン・スー)で、私が言いたいのは、真の女子力は『好きな男と付き合う前にSEXしない』っていうことですね。
(宇多丸)おっ、ちょっと待って下さい。この、どの段階でどこまで行くのか?問題みたいなのもね、ちょいちょい出てくるけど。
(ジェーン・スー)まあまあ、それは長い話になりますけども。
(宇多丸)あ、やっぱりその体から始まる関係は、ダメ?
(ジェーン・スー)付き合いたいんだったらね。っていう話です。好きでもない男とのセーフセックスは気が滅入らない程度にやればいいと思うんですけど。
(宇多丸)ステイ・フレンズは幻想だと。
(ジェーン・スー)そうですねー。で、やっぱりそこで、それを女子力ってすると、『女子力低い』っつって、すぐやっちゃう女の子のことを嘲り笑いたいっていうね、私それだけなんですけど。
(しまおまほ)(爆笑)
(ジェーン・スー)しまおさん、どうしたんですか?
(しまおまほ)いやー、リアルな話やなあと(笑)。
(ジェーン・スー)なにが問題って、私がもう40ってことですよ。本当に、なに40になってこんな話してるんだって。
(しまおまほ)私ももしかしたら独身・・・ずっと結婚しない可能性も無くもないって思い始めてから、料理するようになりましたね。1人で生きていけるように。
(ジェーン・スー)そうそうそう。それをね、『なになに?結婚したいの?花嫁修行?』とか言われたら、もう殺意じゃないですか。
(宇多丸)あー、逆だもんね。むしろね。より自己完結していくというか。
(しまおまほ)いや、この本はね、もう買って友達に配りたいですよ。
(ジェーン・スー)(笑)。ありがとうございます!
<書き起こしおわり>
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