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吉田豪が語る 石原慎太郎流スパルタ子育ての真相

吉田豪が語る 石原慎太郎流スパルタ子育ての真相 小島慶子キラ☆キラ
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(吉田豪)で、さらに本に書いてある『母親は子供のおちんちんの成長を称えよ』っていうすごい章があるんですよ。スパルタ教育の中で。だんだん子供が成長するにつれて、だいたい性器が変わっていくのも母親が気持ち悪がったりする。それはよくないから。自分が産んだ子が成熟していく過程を母親がその手でたくましさを増していく子供の部分に触れて確かめ、その成長を称えてやるべきであるっていう。おちんちんを触りながら称えろっていう、すごい章があって。

(小島慶子)それは特に(笑)。なんで必要なの?

(ピエール瀧)つまんだりせよと。

(吉田豪)明らかに間違っている描写があって。だから『真実の性教育のそこを間違っているって言ってましたけど、間違っているの、そっちじゃないんですか?』ってつっこんだんですよ(笑)。そしたらなんか急に、微妙に話を変えるんですよね。『俺の場合、親父が変わった人で、中学生になってこっちのヘアーが生えて、チンポも少し大きくなってきた時に、風呂に入ると体を洗ってくれるんだよ。逆だよな、本当は』っていう。要は、子供が背中を流すものなのに、父親が背中を流すって言っていたから。なんで話変えるんだろう?って思ったから、『確認したかったんですかね?そういう成長も』って言って振ったら、また急に話を変えるんですよ。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)『だからね、分際に似合わぬ贅沢をさせてもらったね。ベルリン・オリンピックの時はまだ北海道にいたんだけど、日本のチームと同じユニフォームを作らせて、写真館で写真を撮らせてね・・・』みたいな感じでね。『だいたい、ありがたい親父でね。俺なんかにヨット買ってくれたりね・・・』って。急に、なんかぜんぜん関係ないヨットの話、し出すんですよ。困ると。この人。僕、『ヨット・エスケープ』って呼んでるんですけど。

(小島慶子)ヨット・エスケープ(爆笑)。

石原慎太郎のヨット・エスケープ

(吉田豪)マズい!みたいな話になると、急にヨットの話を始める。

(ピエール瀧)それで戸塚校長のところにも行っちゃうんだ。困ったらヨットだと。

(吉田豪)さらに、『おばあちゃんの教育論』っていう、お母さんが本を出しているんですよ。石原光子さんっていう。『裕次郎、慎太郎もこのおふくろには頭が上がらない』っていう感じで。

(ピエール瀧)うん。

(吉田豪)昭和61年、ごま書房ですね。この本を読んでいたら衝撃的だったエピソードとして、『ある日、慎太郎のパンツが汚れました。男子の精通です。「僕、どうしたんでしょう?」と聞いてきたので説明しました』ということで。この時、都知事もう40・50とかですよね。いや、だからそんな頃に中学時代の話を書かれちゃったんですよ。中学時代のエピソードをそんな成長してから書かれちゃって、確実に恥ずかしいじゃないですか。それをつっこんだら、どうやらこの本でそんなことを書かれていたの、知らなかったみたいで。あからさまにうろたえて、『うん、まあね・・・子供って夢精するからな、うん。まあ、ある年になったらそれ、知らないもんな。女の生理もそうだ。みんな知らなかったもんな』っていう感じで。明らかに困っていて。

(ピエール瀧)うん。

(吉田豪)で、どうなるのかな?って思ったら、『でね、ヨットも親父が迷ったらしいんだな。そしたらね、女の子だったらピアノを買ってやろうと思ったんですよ。ですけど、男だからヨットを買ってやりましょうっておふくろがすすめてね。まあね、親父はありがたいよな』みたいな感じで(笑)。また急にヨットの話が出てきて。

(ピエール瀧)なるほど。レフェリーが『はい、ヨット。ブレイク!』って。

(吉田豪)『はい、ヨット!三度目のエスケープでKOになります!』みたいな感じで。

(ピエール瀧)『はい、スタンディング。がんばって。ファイッ!』。

(吉田豪)そう(笑)。本当、こういうので都知事かわいいって思っちゃって。うわー、入ったー!っていう。

(小島慶子)困ったらヨットなんだ。

(吉田豪)で、さらにもう1回つっこんで。さっきの真実の性教育。47年、光文社の本なんですが。『じゃあ、あれも間違ってないんですか?』ってつっこんで。『この中で衝撃的だったのは、野原での性交を体験せよっていう主張だったんですよ』っていう。そしたら、また笑い飛ばして。『ハハハ!それは願望ですな』っていう(笑)。

(小島慶子)願望を書いちゃった。

(吉田豪)青姦っていうのはやっぱりみんなしたくて仕方ないっていう(笑)。願望書いてたんですか!?っていう。ぜんぜん真実じゃないんですよ。だから、裕次郎とかに憧れていた部分はあると思うんですね。

(ピエール瀧)まあね、そうでしょうね。

(吉田豪)言ってたんですよ。だから裕次郎が女の子とかを連れてきた時に、『裕次郎はたぶんあの頃、体験してたと思うんだよ。俺はまだしてなかったけど』って言っていて。たぶん進んでいる弟に対する複雑な感情とかが、こういうところでの微妙な背伸びとかになっていくんだろうなっていう。

(ピエール瀧)あー、そうか。

(吉田豪)そして最近の都条例と関係してくるのが、これスパルタ教育の中に出てきたんですが、『ヌード画を隠すな』っていう項目があって。石原さん曰く、『その頃のヌード画っていうのはヘアーなんて書いてないし。そんな生々しい物じゃなかった。親父が買った世界の世界美術全集か裸体画全集か。なんで親父があんなものを買ったかわからないけど、親父も好きだったのか、それを隠してもいなかったし。普通、そういうの隠すでしょ?だから親父の書棚をひっくり返して見ていた。いまと違って情報なんかなかった頃だからな』ということで。なんか不思議な話の合い方しちゃうんですよね。そういうので。

(小島慶子)うん。

(吉田豪)『本を読むのと悪いのをわけるなって書いたんだけど。当時はトルストイの復活でね、カチューシャがネフリュードフに犯されるところなんかね、何回も息を飲みながらあそこばっかり読んだよ』みたいな感じで。僕も『わかります。辞書でいやらしい言葉を調べるとか』って振ったら、『そうそうそうそう!』みたいな感じで。なぜか辞書でいやらしい言葉を調べることで意気投合する(笑)。都知事と。『あるよねー!』みたいな感じで(笑)。

(ピエール瀧)ほぼ全員の男にあるあるなんでしょうね。

(吉田豪)あるあるなんですけど。あの世代にも、やっぱりそうなんですね。面白かったですよ。それで、『いまのポルノってのは出版社がバカみたいでさ・・・』って言い出したところで、『この取材、どこ?ポスト?じゃあ小学館じゃねーか、この野郎!小学館も集英社も都条例の性風俗規制に反対したんだよ!』みたいな感じ怒りだして。まあね、その条例も発禁にするわけじゃなくて、子供の目に届くところに置くなって条例を作るだけでギャーギャー言われたって怒っていて。要は仕分けしろってことだったんですけどっていうね。

(小島・瀧)うん。

(吉田豪)まあ、言われれば納得できることもあるんですよっていう。ただまあ、言い方が誤解を受けやすい人であるっていうね。そんな感じでインタビューの残り時間も少なくなって。最後に軽くガチしかけようともう一回思って。いままでいろいろ話を聞いてきましたけど、実は水道橋博士から聞いたことがあったんですが、石原良純さんが『うちの教育はスパルタ教育っていう本に書かれたような、そこまでキツい状態じゃなかった』って言っていたって聞いたことがあって。それをぶつけたんですよ。そうやって本を出しているけど、実はうちはそうじゃなかったって言ってたらしいですけど』って言ったら、『ああ、そうですよ。それは』ってあっさり言って。『まあ、小説家ですからね』っていう(笑)。

(小島慶子)(笑)

(吉田豪)ええっ!?って。『結構大袈裟に書いてるんですか?』って聞いたら、『うん』っていう。『まあ僕は昼夜ひっくり返してしたから、生活が。まあ、親はなくとも子は育つじゃなくて、親はあっても子は育つの方でさ。女房がやったから、俺がいてもみんなまともになったんだと思いますよ』みたいな感じで(笑)。それが結論っていう。『本当にそうですよ』っていう。で、息子さん。良純さんがね、『石原家の人びと』っていう本を出しているんですが。これを持って行ったら、それをふと見て。『石原家の人びと?こんなもん、出しやがって、あいつ!』って。急に怒りだして(笑)。

石原家の人びと
Posted at 2019.1.10
石原 良純
新潮社

(吉田豪)で、『お子さんたちもみなさんこんな感じで子育て教育なさってるんですか?』って聞いたら、お孫さんに対して。そしたら『みんな割と子煩悩。ただし厳しいところは厳しくやってますけど、メリハリつけて』って言ってて。ただ、そのスパルタ教育でも、なんかおかしなところがあったんですよ。『子供に歩くことの重要性を教えよ』とか書いてあるのに、『うちの息子も最近は朝の通学に出入りのタクシーをつかまえて乗っている』って書いてあって。で、『勝手にツケにしている』って書いていて。ぜんぜんスパルタできてないじゃん!って思ったって伝えたら、『うん。それはよくないね』って言ってて(笑)。

(小島慶子)(笑)。認めるんですね。

(吉田豪)で、ちょっといい話が、石原さんのお孫さん。伸晃さんの息子さんが逗子の中学校に通ってるんですけど。最近、石原さんがいつも使っているタクシーに乗ったら、運転手さんが最近、そのお孫さんを葉山まで乗せたらしくて。『石原慎太郎にツケというて』とか言われましたって(笑)。とんでもないガキだ!もう絶対ツケないで。あいつにツケたら、もう君のところは使わんから!って言ってね。で、伸晃に電話したら、『いいじゃないの、たまにはツケても』って。よくないよ!『じゃあ、お前が払えよ!』って言ってね・・・って言ってたんで。『いい話ですね』って言ったら、『ぜんぜんよくないよ!こっちは迷惑だよ!』の一言で終わるっていう。

(ピエール瀧)すごいな。タクシー、ツケで乗れるってすごいね。

(吉田豪)子供が。

(小島慶子)子供が、しかも石原慎太郎にツケというてって(笑)。

(吉田豪)『というわけで、都知事、払ってください』って来るんですよ(笑)。

(ピエール瀧)ねえ。俺も使おうかな、今度(笑)。

(吉田豪)という感じでね。スパルタ教育だなんだって言ってるけど、ぜんぜんできてないっていう話でした。

(ピエール瀧)これからはあれですよね。石原慎太郎さんになんか抗議をしたかったら、みんなヨットで行けばいいんだよね。

(吉田豪)(笑)。ヨット・エスケープ。

(ピエール瀧)ヨットで乗りつけていって、海側から抗議すれば『じゃあ、しょうがない』っていう風に(笑)。

(吉田豪)『あいつもヨットか』って(笑)。

(ピエール瀧)『ヨットかー。じゃあしょうがないな』っていう。

(小島慶子)ちなみにこのインタビューは週刊ポスト。

(吉田豪)はい。合併号なんで、まだ読めますね。はい。いまでてる号です。

(小島慶子)より詳しく知りたいという方は、見てみてください。プロインタビュアー吉田豪さんでした。

<書き起こしおわり>

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