吉田豪さんが雑誌BUBKAのUstream番組『豪STREAM』の中で、TBS『水曜日のダウンタウン』で行った松本人志本人に対する著書イジリについて、その舞台裏を語っていました。
(吉田豪)(タレントが)財テク本とかを出すと、だいたいお金で失敗するとかを1個1個やるっていう話を打ち合わせでしてたら、向こうの番組のプロデューサー側が、『それで行きましょう!で、やる以上は、松本さんの本もイジってほしいんですよ』と。
(コンバットREC・サミュL)おー!
(吉田豪)要は、『あなたがガチ仕掛けてください』っていうオファーを(笑)。
(サミュL)なるほどー!
(吉田豪)で、『この企画通らなかったらストップがかかったと思ってください』って言われて、『通りました』。でも、どのぐらい通っているかわからないまま、恐る恐る仕掛けるっていう怖い番組でした・・・
(コンバットREC)なになに?映画の批評とかするとつまらない映画を撮ってしまうってつっこまれること?
(吉田豪)『この時は「俺は映画なんかぜったい撮らない」と、この時は言われてますよ』みたいなのを1個1個やるっていう。やったんだけどね。でもその前が『夫婦の熱い本とかを出すと、後で家族に迷惑をかける』みたいな感じで。これは1回ラジオでもやったんだけど、品川庄司の品川さんのお母さんが笹沢左保の愛人だった時代に、濃厚な性描写込みの愛人体験本を2冊出してるのね。
(サミュL)(笑)。マダム・・・
(吉田豪)そうそう。マダム路子が。で、その本を品川さんを呼んで品川さんの目の前で読むっていうのをラジオでやって。
マダム路子の著書を読む
(吉田豪)ちょうどそのラジオでやった日に、同じTBS内で打ち合わせで。『いま、これやったんですよ』って言ったら、『それも行きましょう!』っていう感じで(笑)。『地上波でいいんですか?』『いいです!』っていう感じで。だから地上波で品川さんイジって。品川さん、そのまま残って。それで一緒に松本さんの話をイジるだったから。結構品川さんが中和してくれた部分はあった。
(サミュL)なるほど。品川さんは手、合うんですか?
(吉田豪)まあ、1回やってるから。取材もやってるから。『吉田豪、最悪でしょ?』的な空気は出してくれつつ・・・で、松本さんにつっこんで、どう出るかな?って言う時に、拾ってくれる感じだよね。『僕も松本さん信者で、松本さんが「映画、撮っていい」って言ったから、僕も撮りました!』みたいな感じで(笑)。
(コンバットREC)なるほどね。
(吉田豪)そう。かぶせていく感じ。
(サミュL)でも品川さんって、昔はあれだったじゃないですか。吉田さんのネタをテレビで使ったりとか・・・
(吉田豪)パクッたことでお馴染みのね。あの、唯一の接点が、ドヤ顔サミットっていう番組の1回目の特番で。隣だったんだけど、ずーっと不機嫌そうに無言で貧乏ゆすりしている感じで。僕が会釈とかしても、ぜんぜん口も聞かない感じで。うわーって思っていて。本番中もぜんぜん接点ないまま。で、僕がその時、玉置浩二を取材した直後で。その話をしてた頃だったのね。で、その話をして。
(サミュL)結構どこ行ってもその話みたいな。
(吉田豪)そうそうそう。で、それが年末で。で、正月の特番で明石家さんま司会の番組に品川さんが出てて。twitter上が大変な騒ぎになって。twitter普通に開きながら仕事してたら、『吉田さん、大変です!』みたいなのがいっぱい来てて。『品川さんがいま、吉田さんのネタをパクリました!』っていう(笑)。
(一同)(笑)
(吉田豪)えーっ!?と思ってすぐに見たら、『僕の友達が言ってたんですけど・・・』みたいなことを言って。
(コンバットREC)友達になっていたっていうね。接点なかったのに。
(吉田豪)『友達が言ってたんですけど、玉置浩二さんが・・・』っていう話をして。なおかつ、スベってたっていう事件があって。
(コンバットREC)(笑)。それは迷惑な。
(吉田豪)そうそう(笑)。で、僕の印象は品川さんはそういう人ってなっていて。で、この前取材した時に、単行本のボーナストラックで、第一声がそれで。品川さんが、『お久しぶりです』って。『あ、よく覚えてますね』『いや、玉置浩二さんの話をしてたのを覚えてるんで』っていきなり言われたから、これは踏み込むべきなのかな?って。
(コンバットREC)(笑)。あっちから振ってきたんだ。
(吉田豪)『その話を他の番組でしたっていう噂をちょっと聞いたんですが・・・』って言ったら、『そんなこともあったかなあ?』って。そういう緊張感のある始まり方をするインタビューになっていてっていうね、関係。
(サミュL)結構間、あいてますよね?
(吉田豪)だね。2年ぐらいたってるでしょ?もっとか?3年とか?
(サミュL)なるほどね。で、松本さん、どうでした?
松本人志の印象
(吉田豪)松本さん。でも緊張感はあるけれども、それを受けてくれるようになったっていうのは・・・爆笑問題との共演とかもそうだけど、どっかちょっとモードが変わったのかな?
(コンバットREC)それも使われたんだ。じゃあ、そういうとこも。
(吉田豪)もう、ほぼ使われて。
(コンバットREC)切られなかったってことは、本人的にはぜんぜんNGじゃなかったんだね。きっとね。
(吉田豪)まあ、触れづらくて誰も触れにいけなかったっていうね。怖いなっていうね。
(サミュL)それ、やっぱりテレビの方がいいですよね。これ、インタビューとかだと原稿チェックでたぶんカットされちゃうところですよね。
(吉田豪)それも、あるし。たぶん他の人がいたから中和できた部分があって。2人で僕がつっこんだ後の無言の間とか、相当つらいと思うんだ(笑)。
(サミュL)えっ、そういう時、浜ちゃんはどういう反応なんですか?
(吉田豪)笑ってる(笑)。
(サミュL)松本さん、昔のほうが怖かったですもんね。
(コンバットREC)あのテレ朝の深夜の番組とか嫌々やって。第一回目で怒りだして、もうやんなくなってたもんね。変なゲームの番組。なんだっけ、あれ?
(吉田豪)なにそれ?
(コンバットREC)たしか吉本のさ、バラエティーでさ、97年ぐらいにさ、くだらない・・・ごっつで言うと、チームファイトみたいなのをもっとしょうもなくしたようなことを、延々ダラダラと白ホリのスタジオで吉本の若手とやるだけの番組で。第一回からもう松本が切れて。『こんなの、やりたくねえ!』みたいになって。で、浜田がすごいなだめるみたいなのがまんま流れてて。もうたぶんずーっとそうだったから、使いようがなかったんだと思うんだけど。っていうのがあったね。
(サミュL)第二回以降、なかったんですか?
(コンバットREC)どうだったんだっけな?あの番組。第二回以降は渋々やっていた気もするけど。少しずつ企画が変わっていった気がする。なんて番組だっけな?
(サミュL)まあ最近ね、笑っていいとも!最終回とかも含めて、なんかちょっとそのへん、雪解けのムードありますもんね。
(コンバットREC)まあ芸能界のいろんなものが雪解けた気がしますよね。でも、僕見てないんですよ。ずっとインドネシアいたんでね。その時期ね。
(吉田豪)えっ?あんなに面白かったのに、見てないの?
(コンバットREC)見てない。まあ録画は妻がしてるんですけど。見ようとしたら、『3月の頭から全話見ないと最終回の良さがわからないから!』って言って。『最終回、見ちゃダメ!』って言って。
(一同)(笑)
(吉田豪)ラストスパート入ってからのを全部見ろと。
(コンバットREC)そうそう。3月を全部見ないと見せないって言われて。じゃあ、時間のある時に・・・っていう感じで。当分見れないですね。だからね。
(サミュL)普通のテレフォンショッキングを毎日見るんですか?(笑)。
(コンバットREC)まあたしかにね、毎日すごい番組自体が盛り上がってたみたいなんでね。3月は面白かったって聞くんですが。まあ、そうみたいですよっていう。
<書き起こしおわり>