ジェーン・スーさんがTBSラジオ『ザ・トップ5』の中で、MONGOL800の『小さな恋のうた』のスゴさについて語っていました。カラオケランキングの中でのコメントです。
(堀井美香)第四位。MONGOL800『小さな恋の歌』。これはどうですか?
(ジェーン・スー)私、これに関してはいい話があるんですよ。私、MONGOL800に対しては特になんの感情もなかったんですよ。MONGOL800、別に好きでも嫌いでもなく。『ああ、流行ってるねー』ぐらいの感じだったんですけど。ある方の結婚式に行った時に、キヨサクさんがいらっしゃっていて。
(堀井美香)はい?
(ジェーン・スー)あのヴォーカルの方が。MONGOL800のヴォーカルのキヨサクさんがいらっしゃっていて。ウクレレを1本持って、『じゃあちょっと歌いますわ』みたいな感じで。『わー、いいね。みんなが知っている曲もってると』みたいな、かなり音楽業界にいる人ならではの、私、斜に構えた感じで見てたんです。新郎が音楽業界の人。新婦がまったく違う業界の人だったんです。2・300人はいたかな?パーティー。で、前に出てきて、ポロンポローン♪って。歌い始めたんですけど。なにがすごいって、『あ、いい歌だな』って。一本のただのウクレレで歌って、『いい歌だな』って思ってたんですけど、もうそこにいた3・400人のザワザワした人たちが、どんどん魂がそっちに引っ張られていくのが、目に見えるぐらい。
(堀井美香)うんうん。
(ジェーン・スー)で、最後。誰も知らないとは言わないですけど、お互い同士はそんな知らないじゃないですか。結婚式って。合唱。みんな、『あーあー、あなたにとって、大事な人ほどすぐー そばにいるよー♪』って。
(堀井美香)素晴らしい!
(ジェーン・スー)結構鳥肌、ザーって立って。『あ、この歌、強えっ!』って思ったんです。本当に。
(堀井美香)そうなんです。なんか一体感があるんですよね。
『あ、この歌、強えっ!』
(ジェーン・スー)そう。で、ライブだったらわかるよ。その人のライブを見に行ったわけだから。でもそうじゃなくて。お互い、隣同士知らないのに、みんなで。しかも、大きい声で歌うとかじゃなくて、みんなぼんやりとした、自分一人で歌ってるみたいな顔して、『♪♪♪♪』って。
(堀井美香)みんな、肩組んだりとかは?
(ジェーン・スー)しない。『♪♪♪♪』って歌ってて。ちょっとメロディー違って申し訳ないですけど。
(堀井美香)まあ私はね、鈴木雅之ヴァージョンが好きなんです。
(ジェーン・スー)ちょっと待って!なんで濃い方、濃い方に持っていくの?
(堀井美香)鈴木雅之ヴァージョンがいいんですよ。
(ジェーン・スー)どんな感じですか?
(堀井美香)『あっあー♪』って。ちょっとシャクる感じ(笑)。
<書き起こし終わり>