おぎやはぎ小木 食品偽装被害に遭う『A5ランクの牛肉が実はA2かA3』

おぎやはぎが語る サラリーマン新入社員時代の思い出 おぎやはぎのメガネびいき

おぎやはぎの小木さんがTBSラジオ『おぎやはぎのメガネびいき』で、過去に食品偽装被害に遭った際の話をしていました。

(矢作)じゃあ、小木の興味のある話をしようよ。やっぱ、偽装でしょ?

(小木)偽装(笑)。俺、別に興味ないよ。

(矢作)小木は昔、あったからね。

(小木)俺もやられたクチだからね。腹は立ちますよ。そりゃ。

(矢作)いまぶり返したらその業者もかわいそうだけど、昔あったんだよね。牛肉を扱う、有名なところで。

(小木)岐阜のね。名前は言わないですけども。その時は、俺が岐阜行って、いちばんおいしいって言われている有名な名店ですよ。牛肉の。で、A5ランクのを出すってことで、そこでみんなでしゃぶしゃぶを食べて。すっげーうめーうめー言って。

(矢作)やっぱり違うと。

(小木)もう、モノが違うんだ。で、矢作に帰ってきて言ってたけど。

(矢作)超自慢してた。ヤバイよ!っつって。

(小木)したら、何日後かにニュースで、『A2かA3出してた』って。A5と偽って。

(矢作)(爆笑)。だから、それがそうなんだよ。結局、偽装問題でいろいろ・・・町のインタビューとか聞いてると、『それは信用出来ないですね』とか『悔しいです』とか言うけど、結果いちばん悔しいのは小木みたいな人なのよ。『うまい』って言っちゃったの。これがいちばん恥ずかしいのよ。

(小木)そう。プライドがね。恥ずかしいのよ、こっちが。

(矢作)それをどうしてくれるんだ?って話で。

(小木)味のわかんねーヤツだと思われちゃってるわけだから。みんなに言っちゃってんだから。それがいちばん嫌だもん。

(矢作)そこだろ?いちばんの問題は。

(小木)そう。そこがいちばん恥ずかしい。A2とかを俺、すげーうまい!って言ってたんだから。

(矢作)だってこれ、今回だって超有名デパートとか有名ホテルがやってるわけだから。それで小木のA2とかA3レベルじゃない、本当に合成肉みたいなの出してたところもあるんでしょ?それを超うまい!って、俺とかもし言ってたとするじゃん?もう本当、恥ずかしくて。俺、穴に隠れちゃうよ。穴に入っちゃうよ。

(小木)(笑)。穴に入っちゃうでしょ?今回もミシュランに紹介されているような店でしょ?そこが。

(矢作)それ、マズくない?ミシュラン側が。

(小木)それはミシュランもダメでしょう。

(矢作)ミシュランの調査員が誰なんだ?って話になって。そいつ、すっげー恥ずかしいよ。

(小木)俺以上に恥ずかしいよね。もうつけちゃってるんだからさ。それをさ。これはもうミシュランも、いまのつけられてるの、1回無しにしてほしいよね。三つ星とか二つ星の。全部がもう信用出来ないじゃん。

(矢作)だからそういう風に言うと、かわいそうだよね。ちゃんとやっているところがね。ウチはちゃんとやってるのに・・・

(小木)でも、ちゃんとやってないのに美味いってすごいけどね。逆に。

(矢作)そうなんだよ。だからなんとも言えないんだよ。

(小木)腕だよね。素材をさらに活かしてるわけでしょ?

(矢作)食ってみたくない?ちゃんとそれを知った上で。そしたら俺、いいって言っちゃうかもしれない。こんな美味しいんだったら、いいよって。ただ、ボラれてたら嫌だ。ちゃんと安くしてほしい。肉がいいものって高いじゃない?で、安いものでいい感じの美味さに持っていくのはいいと思うのね。

(小木)まあ、腕だよ。

(矢作)そう。腕じゃん。だけど高かったら嫌だね。安い肉だったら。だったらそれを安くしてくれてたら、いい。A5ランクの肉だって言って出してるのね。普通だったら1万円取んなきゃいけないステーキなのに、5千円なの。A5ランクなのに。それで、『えっ?A5なのに5千円なの?』って言って食って、実はA5に似せた美味い肉だったら、まだ許せるの。1万円取ってたら、嫌だ。

(小木)1万円ね。たしかにそうだよな。先に言ってくれれば?肉に脂を注入してるっつって。で、A5ランクに似せてますよみたいな売り文句で。

(矢作)だから安いんですよと。それだったら、全然。なんの問題もないじゃん。

(小木)それで高いの。A5ランクぐらいの味だから。だって味はA5の味なんだもん。

(矢作)あ、技術料?A5の味に持っていったんだから、A5じゃないけどこの金額を取りますよって?・・・食べちゃう(笑)。

(小木)美味しけりゃ、食べちゃうでしょ?美味しいってすごいよな。逆にそれが。なにが本当か、わかんなくなるんだよ。

(矢作)だけどエビとかに関してはさ、ブラックタイガーを車海老?とか、わかんないって。気づく人なんか、いるの?なんで気づくの?リーク?

(小木)リークでしょ?あれ。働いている人が言ってるんじゃなかったっけ?

(矢作)そんなもん食って、わかるやつがいるわけないじゃん。だからミシュランを責めちゃいけないよ。だって、わからないもん。

(小木)まあね。だから最初からわからないんだったら、車海老で出せばいいんだよね。車海老が安いほうだっけ?

(矢作)高いの。

(小木)ブラックタイガーか。ブラックタイガーとして出せばいいのにさ。メニューで。

(矢作)でもそれだと一般的にスーパーで売っている安めのエビだから、わざわざ外食してさ、いい店でブラックタイガー食おうとは思わないから、一応車海老って。だけど味がさ、変わんねーからさ。わかんないんだから。味付けしたら。

(小木)味付けしたら、わかんねーか。

(矢作)それをさ、ブラックタイガー食って、『やっぱりプリップリだよ!』とか言ってんの。恥ずかしいんだよー。

(小木)恥ずかしいねー。それはね。

(矢作)難しいな。絶対にバレないから、嘘つくんだろうな。そういうものってあるよな。絶対にばれないものって。

<書き起こしおわり>

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