星野源 ラジオの最後に『Friend Ship』をかける理由を語る

星野源 クインシー・ジョーンズ追悼選曲 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2026年3月31日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』最終回でいつも、ラジオのエンディング曲として自身の『Friend Ship』をかける理由を話していました。

(星野源)ラジオネーム「ジュリア」。「ソウルのリスナーです。どうして永遠なものはないんだろうと考えて、たくさん悲しくなったこともありました。でも、だからこそ、思い出や記憶というものが美しいのだと思えるようになりました。源さんと一緒に過ごしたオールナイトニッポンも、きっと私の人生の中で輝く瞬間として残り続けると思います。

初めて源さんのラジオを聞いた日のことを覚えています。私は日本語があまりわからなくて、ただ源さんの声が聞きたくて聞き始めました。何を話しているのかちゃんと理解できなくても、同じ時間を共有しているだけで心が慰められる瞬間がありました。そうこうしているうちに一つずつ単語がわかるようになり、文章がわかるようになり、気づけば源さんが笑うと一緒に笑っている自分がいました。

喜びで満たされて世界が広がりました。本当に感謝しています。武道館で源さんが子供の頃、ラジオがどんな意味を持っていたのかを話してくれましたよね。今では源さんがたくさんの人にそんな癒しを与えて、誰かの夢になっているということ。その言葉をどうしても伝えたかったです。とても幸せでした」。ありがとうございます。嬉しいね。嬉しい。

千葉県18歳「夜更かしシンゴ」。「源さん、質問です。ラジオのエンディングの曲を『Friend Ship』にした理由を教えていただきたいです」。そうですね。やっぱりラジオのエンディングっていうのは一生、残るじゃないですか。そのラジオを聞いてる人にとって、リスナーにとって一生残る曲で。で、なんかやっぱりラジオが終わる瞬間って寂しいんですよ。で、僕は前から思ってるのがなんかね、ちゃんとお別れの曲にしようと思ったんですよ。なぜかというと、その「さようなら」ってちゃんと言った方がいいよねっていうのを思ってて。お別れする時って。

ちゃんと「さようなら」と言えるお別れの曲

(星野源)なんか、そういうことをはっきり言えないと次がね、なかなか来てくれないっていう感覚があるんですよね。それは自分の未来だったりとか、違う未来だったりとかね、そういうものもそうだし。あとはその人と再会するってことも未来の一つなんで。それもまた来ない……来にくくなるってすごく思ってるんですよ。だから、僕はちゃんと終わることが大事だっていろんなところでね、言ってるんですけど。何かが終わるってことは、何かが始まることで。

何かがもう1回あるとか、あとはその確率がたとえば少ないとしても、何かがもう1回あるとか、また会えるとか。「また会いましょう」とかっていう、なんかそういうものって「さようなら」っていう……これ、「左様なら」じゃないですか。「さよ、おなら」じゃないですよ?(笑)。「左様なら」って、もう「しょうがない。ありのままで」みたいなことだと思うんですよ、僕は。「Let it be」みたいな言葉だと思うんですよ。さようならって。だから、みんなはそれぞれのね、「Let it be」をおそらく生きるでしょう。

その中で、僕はもうラジオリスナーなんで知ってるんですけど。たぶんあなたたちは一生、忘れないでしょう。だから、僕も一生忘れませんから。その思いを持ちながら、一緒にこの世の中を生きていきましょう。それでは、星野源でした。さようなら。

星野源『Friend Ship』

「さようなら」は「左様なら」。たしかに、言われてみるとそうですよね。ちゃんと僕たちに「さようなら」と言ってくれた星野さんの最後の一言、グッと来ました。10年間、楽しかった。お疲れ様でした!

星野源のオールナイトニッポン 2026年3月31日

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