永野さんが2024年12月27日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオSP～俺たちの洋楽紅白歌合戦～』に出演。毒舌で再ブレイク中に『向上委員会』で陣内智則さんに髪の毛を引きちぎられた事件、いわゆる「陣内の変」について東野幸治さんと振り返っていました。
／#ホンモノラジオ SP
俺たちの洋楽紅白歌合戦
＼今回のゲストは…
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— 【公式】東野幸治のホンモノラジオ(ABCラジオ) (@honmonoabc1008) December 27, 2024
（東野幸治）今回の洋楽リクエストなんですけど。永野さん、洋楽大好きで。きっかけを言うたら今、永野くんが再ブレークって言ったらいいかどうかわからんけど。再びまたテレビとかで脚光を浴びるきっかけは実は、好きな洋楽を好きなだけしゃべっていたっていう。それがきっかけですもんね。
（永野）そうです。楽しかったですね、あの頃は。
（東野幸治）あの頃ね。
（永野）あの頃、楽しかった。「行くぞ！」って。
（東野幸治）4年、5年ぐらい前。
（永野）「嫌だな、嫌だな」って思っていたけど、今よりはなんか……今はなんかもう全然。見えちゃって。わかっちゃったから。テレビが。勝てないゲームだって気づいて。
（東野幸治）ああ、永野くん、テレビは勝てないゲームでした？
（永野）これ、ゲームだったんすよ。東野さん。
（東野幸治）バラエティ番組が。
テレビのバラエティ番組は勝てないゲームだとわかった
（永野）バラエティ番組って。青臭い自分は「勝てる」って言っていたじゃない。東野さんのチャンネルに呼んでいただいて。
（東野幸治）言ってたよ。「このチャンネル見てる今からおもろいテレビを作っていきたいと思ってる若い奴、俺とおもろい番組、作ろうぜ！ 諦めんな！」って言ってたよ。かっこいいな思って。
（永野）あれ、だから言ったら喧嘩だと思っていたんですよ。喧嘩で強かったら、別に武器があろうが勝てばいい世界だと思ったんですけど……春ぐらいに「ああ、これはゲームだったんだ」ってことに気づいて。
（東野幸治）ゲームっていうことはなに？ その政治的な力とか？
（永野）政治だけでもなく、なんかいろいろ仕組みがあって。そこでうまく泳いでる人が勝つっていうので、もう夢もなくなりましたよ。僕、憧れもなくなりましたよ。結構。上の人とかに。
（東野幸治）じゃあ「今、こんな番組やりたい」とかは？
（永野）ないないない。
（東野幸治）ゴールデンで永野の冠番組とか？
（永野）いや、クレームがない番組をやりたいって感じですね。。おのずとクイズか料理でしょうね。クイズと料理やりたいっす。
（東野幸治）いやいや、悩んでいるゲストが来て、ボロカスに言うとか。
（永野）もういいでしょう、そんなの。見ないでしょう？ そんな、コンプライアンス……。
（東野幸治）ごめんなさい。
（永野）わかってますよ。今、時代はコンプライアンスですよ。もう嫌です。伝説とか。
（東野幸治）「言うたった！」みたいな。
（永野）「言うたった！」とかいう歳でもないでしょう？
（東野幸治）すいません。音楽はもうね、言うたったっていう……。
（永野）時代じゃないです。過去の曲ばっかり……だから東野さん、これ生放送だから割愛して言いますけど。今日、洋楽を揃えてきたんですけど本当のこと言うと僕、佐野元春の曲で泣きましたからね。今年の春ぐらい。
（東野幸治）ええっ？ 一緒に行こうや。佐野元春のこれ、御朱印帳。加藤清正、覚林寺。
（永野）さっきの東野さんのオープニングトークを聞いていて声、出ちゃいましたよ。僕、佐野元春さんは特に意識してなかったんですけど。『彼女の隣人』っていう歌。野茂さんが当時、メジャーに挑戦する時にかならず聞いていたっていう歌。その陣内さんとのいろいろが重なっていた時にその『彼女の隣人』の「Don’t Cry」っていうサビ。「夜にまぎれて街を歩いてゆく」っていう、要は人生を歩いていくみたいな。「風のぬくもりに逆らって」とかって。それでサビで「Don’t Cry」っていうんですよ。それを聞いて電車の中でボロボロ泣いて。だから僕、本当は佐野元春なんですよ。『彼女の隣人』です。
（東野幸治）でも今日は「洋楽紅白歌合戦」やから。それはそれで行こう。覚林寺に。
（永野）覚林寺に行きます。僕、帰らないかもしれないです。覚林寺から。
（東野幸治）覚林寺にずっと座って（笑）。いつか来る。1年、おったら佐野元春さん、来るから（笑）。
（永野）俺、佐野元春さんに会ったら「本当にありがとうございます。『彼女の隣人』を作ってくれて」って言うと思いますよ。
『向上委員会』で陣内智則さんに髪の毛を引きちぎられて大きなダメージを負い、日本バラエティ番組が無理ゲーだとわかって絶望していた永野さんの心に染み込んだという佐野元春さんの『彼女の隣人』、めちゃいい曲ですね！ 東野さんのこの日のオープニングトークと絶妙なシンクロを見せたトークでした。
佐野元春『彼女の隣人』