菊地成孔 還暦を迎えて難病・壊死性リンパ節炎再発で死にかけた話

菊地成孔 還暦を迎えて難病・壊死性リンパ節炎再発で死にかけた話 NHKラジオ第一

菊地成孔さんが2024年4月5日放送のNHKラジオ第1『高橋源一郎の飛ぶ教室』に出演。還暦を迎えた年にかつて患っていた難病・壊死性リンパ節炎が再発したり、交通事故で骨折したりして死にかけたという話をしていました。

(高橋源一郎)まず、このご本『戒厳令下の新宿』を……。

(礒野佑子)菊地さんの本ですね。『戒厳令下の新宿』。

(菊地成孔)僕の本にこんなに付箋がいっぱい貼ってあるの、生まれて初めて見ましたよ(笑)。

(高橋源一郎)いや、菊地さんの本はだいたい付箋、貼りますよ。それでひとつ、自分でも笑っちゃったんですけど。これってビュロー菊地チャンネルの菊池成孔の日記の単行本化なんですけど。それで僕、ビュロー菊地チャンネルのを買ってるんで、全部読んでるんですよ(笑)。

(礒野佑子)ああ、そもそも読んでいらっしゃる?

(高橋源一郎)そもそもお金を払って読んでいたやつをもう1回、単行本にして(笑)。

(菊地成孔)いや、恐れ入ります。本当に……入会金ゼロで、これからは(笑)。

(礒野佑子)去年9月に本として出版されたんですよね。

『戒厳令下の新宿: 菊地成孔のコロナ日記 2020.6-2023.1』

(高橋源一郎)で、読んでいて思ったのはやっぱり菊地さん、忙しくしてますよね?

(菊地成孔)そうですね。

(高橋源一郎)でも、これが終わりが2023年の1月ということで。それから1年経って、この後はどうしてたんですか?

(菊地成孔)この後……還暦になって。

(高橋源一郎)ああ、そうだ! おめでとう(笑)。

(礒野佑子)おめでとうございます。60歳を迎えられて。

(菊地成孔)で、還暦になったら……僕、還暦が厄年って知らなくて。なんか適当にめでたいのかなと思ったんですけど。

(高橋源一郎)ああ、厄年なの?

(菊地成孔)還暦って厄年ですね。で、死にかけました。1年間。

(礒野佑子)えっ?

(菊地成孔)ちょっと、いろいろあって。ケガと病気に恵まれまして(笑)。

(高橋源一郎)これ、最後にコロナにかかるじゃないですか。

(菊地成孔)このコロナは大したことがない。

(高橋源一郎)この後にある?

コロナで死にかけたわけではない

(菊地成孔)ええ。僕が「死にかけた」って言うと、コロナで死にかけたって思っている方は多いんですけども、コロナは関係ない。もうすぐに治って。後遺症もなんにもなくて。で、その後にね、生まれて初めて交通事故。生まれて初めて骨折とかってなって。あと僕、30代の時にちょっとした難病というか、奇病で入院して。

(高橋源一郎)ああ、あれはよく書かれてますよね。

(菊地成孔)あれが再発したんですよね。

(高橋源一郎)リンパ性のなんとかっていう。

(菊地成孔)壊死性リンパ節炎という病気が24年ぶりかな? 再発しまして。今、リハビリ中です。全体的に。

(高橋源一郎)じゃあ結構、ずっとやばかった感じなんですか?

(菊地成孔)そうですね。はい。

(高橋源一郎)じゃあ、生き返った?(笑)。

(菊地成孔)まあまあ……なんというか、我ながらしぶといといいましょうか。

(高橋源一郎)じゃあ、仕事にならなかったわけですか。あんまり。

(菊地成孔)そうですね。やってなかったですね。

(高橋源一郎)じゃあ、復活はいつぐらいから?

(菊地成孔)今年ですね。去年、やろうと思ってたものが全部、今年にかぶってるんで。今、リハビリ中にしてワーカホリックっていう、大変な状態になってるんですけど(笑)。

(高橋源一郎)そうか。大変だったんですね。

<書き起こしおわり>

菊地成孔 60歳になって意識した「老い」と「引退」を語る
菊地成孔さんが2024年4月5日放送のNHKラジオ第1『高橋源一郎の飛ぶ教室』に出演。60歳になって自身の「老い」や「引退」を意識し始めたことについて話していました。
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