東野幸治さんが2024年2月23日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で板尾創路さん、ほんこんさんの還暦お祝い会の模様を話していました。
(東野幸治)ほんで長なったけども。そういう活動をしたりとか。方正は方正で、東京の吉本の若手の中でトップでやってたから。別口やったのよ。別口やったけど、やっぱり気づいたら本人曰く、NSCの同期は……元々、大阪のNCやから。だからほぼ同期に入ったのって、島田珠代だけなんですよ。今、残ってんのは。ほんでやっぱりその我々が、そういう還暦みたいなんをやってるのがもう羨ましいと。だから「行かせてください」っていうことで。ほんでそのメンバーが集まって、130Rさんの還暦パーティーみたいなのをやるっていう。
ほんで一応、一番後輩は芸風的にイメージないけど、たぶん木村祐一なんですよ。方正とたぶん一緒ぐらいなんですけど。年齢は61、2歳。だからダウンタウンさんより歳上なんですよ。でも、だから高校を卒業して染物屋で働いたりとか。ホテルのウェイターやったりとかして吉本に入ったから、ちょっと歳上なんですよ。で、後輩やから何か言ってもいいねんけど、何となく130Rさんがおって。今田さんがおって。木村祐一がおって、月亭方正がおって、やる。リットンさんもね、リットンさんなんか、水野さんは64ですから。
で、なんかやっぱりお祝いのものを買わなあかん時に、誰に言うても、埒があかんでしょう? まず、リットンさんとかやったら、「なにを買うたらよろしいんでっか? 恥ずかしい話、あんまり手持ち、ないんです」とかなってくるのよ。予想では。「あんまり手持ちがないんですけど、どうしましょう?」とか。で、またお金を集めなあかんとか、ややこしなるから。で、木村祐一にするとさ、木村祐一にそれするとしたら、また「なんやねん。なんで木村やねん?」みたいにほんこんさんが言うのよ。これもややこしいのよ。で、今田さんは今田さんでちょっといろいろ忙しいし。ってなってきたら、もう後輩やからもう俺が行かなあかんから。とにかくその日に……だからお昼、午前中にあつむくんと会って。あつむくんに午前中にあって。というか、あつむくんの家の近所、雨の中を車で行って。ピックアップして横須賀に行ったんですよ。スカジャンを作りに。
(中略)
(東野幸治)ほんで終わって。帰った後に、その130Rさんの還暦の品をちょっと買わなあかんなと思って。ほんで調べたらこれ、バカラっていう、なんか有名なところですよ。ガラスの。そこにブワーッて行って。「還暦のパーティーなんですけど」言うて。だから招き猫のやつをお二人に1個ずつみたいなんで。「今、赤い座布団がつくんです。こういうのが今、人気です」「じゃあ、ください」「あの、座布団もお金、別でもらうんです」って言われて。「すごいな……」って思いながらも、そんなん、ケチッてられへんやん? それを買って。それを持って、19時集合やったんですけど。月亭方正が「20時に大阪に帰りたい」って言ったので、18時に時間が前倒しになって。「それやったら、来るなよ」とは思ってんねんけども。せっかく「来たい」って言うから。で、言ったらもう、個室で。老眼鏡を月亭方正が、なんか古典落語のネタをさらっているみたいな感じで。「ああ、ごめん、ごめん」っていうんで、1番乗りと2番乗りでっていうところで。
月亭方正の弟子っ子症候群
東野:で、その時に俺、気づいたんですけど。だから月亭方正になってから、あつむくんにも同じ空気を感じるんですけど。弟子っ子症候群。だから雨の中、着くじゃないですか。ほんで、寒かったじゃないですか。で、ジャケットを着てるじゃないですか。それを脱ごうとしたら、後ろにパッと来て服を取ろうとするんですよ。「えっ?」「いや、弟子っ子なんで、そういうのはもう身に付いてるんです」って。そういえば、あつむくんもそうで。なんか先輩がちょっと動いたらツツツッてやったりするじゃないですか。「いや、気を使いすぎやで。ほぼ同期やねんから」って言ったら「いや、浜田さんにも言われて。なんかの時に浜田さんが来たらパッと立って。浜田さんが脱ごうとしたらパッと服を取ろうとした時に『なんやねん、お前?』ってなって」って。だからもう、染みついてるんですよ。落語家の弟子っ子の修行が。嫌味じゃなくて。次から次から来る芸人さんがジャケットを脱ごうとしたら、全部取っていたり。ハンガーしたりとか、動いたりとか。いや、ほんまに。「でもそれ、せんでええで」とか言うんやけど。やっぱもう身につきすぎていて。
だから普通の後輩とかお弁当を食べていて。先輩もお弁当を食べていて。先輩がお弁当を食べ終わったら、癖でもう立ち上がるねんって。月亭方正。で、パッと後輩を見たら立ち上がってない。だから、弟子っ子病で。注意してて。ほんで、みんな服も全部取っていったりとかする中、俺と月亭方正が一番入口に近いところ。まあ後輩やから。年齢が一番下やから、いてて。そこに、言うたらリットンさんが来て。リットン水尾さんの係というのは赤いちゃんちゃんこと帽子と半纏みたいなやつ。それもほんこんさんが前回、「水野、お前、持っとけよ。お前、持っとく係な? 持ってこいよ?」って。「なんでそんな言われ方、せなあきまへんねん?」と言いながら、持ってきてて。まあ、すごいですね。くしゃくしゃ(笑)。アイロンをかけようという気がまず、ない。月亭方正の真逆というか。くっしゃくしゃなんですよ。
案の定、ほんこんさんに私たら「なんでこんなくしゃくしゃやねん? お前、常識ないんか? 祝おうっていう気、ないんか? で、なんで1個やねん? お前、買うておけや? 今回、2人なんやから!」って。ほんこんさん、何も間違ってなかった(笑)。口調が荒いだけで(笑)。ほんで、それで板尾さんも来て、2人が座って。で、今田さんも来て。木村祐一はちょっと遅れるっていう感じで来て、ご飯も始まって、ああだこうだ言いながら。さっきの話じゃないけど。水野さんのちんちんの問題。大丈夫か? みたいなのとか。あと1年、2年したら65歳やから。年金が始まるでって。そういう年齢で。で、藤原さんは藤原さんで、誰も笑えない、きつめの下ネタ言ったりとか。もう、らしいじゃないですか(笑)。
その中で一番びっくりしたんが、今田さんがいてて。で、ほんこんさんが「なんや、お前? 顔、ツルツルやな? なんかお前、若いな」「ああ、ありがとう。そんなことないんやけど。なんか化粧水とか乳液とか、塗ってるぐらいやけど」「ツルッツルやな! なんや、お前? 頭。お前、カツラか?」って(笑)。なんか今田さん、ちょっとね薄くなってきてるらしいのよ。「いや、違う違う違う。今日、昼間にふんわりパーマを当てて、ガシッと固めてきたんよ」「それ、カツラみたいやな。お前、頭、大丈夫なんか?」「いや、予防で薬、飲んでる」「えっ、お前、飲んでんの?」みたいな話になって。「お前、結婚せなやばいぞ?」みたいな話になったら、「好きな子っていうか、気になる子がおってんけど。告白したら、振られてん」って(笑)。
(渡辺あつむ)ほう!
気になる子に振られた今田耕司
(東野幸治)ほんまに、びっくりした。「いや、そんな正直に言わんでええやん?」と思って(笑)。仮に振られたとしても「いや、おれへんな」でええやん。ほんま素直に「いや、たかちゃん、ええな思うて。それで言うたんやな。振られたわ」っていう、食事会で(笑)。そんな中、「くっしゃくしゃやないか、お前! なんでこんなくしゃくしゃやねん?」とか。あと、写真問題。弟子っ子・月亭方正がずっと「一番下やから」って写真とか、動画とか、回してくれるんですけど。そしたらみんなが「写真くれ!」みたいな。で、「エアドロップしましょうか」みたいな。もう、わからへん。で、月亭方正が主催するエアドロップ教室が始まって。「皆さん、設定を見てください」って(笑)。
「皆さん、それぞれ持ってるスマホの設定をしてください。ほんならエアドロップっていう欄があります。押してください。そこに欄が三つぐらいあるんで。この一番下の欄を押してもらったら、勝手に行くようになります」「ほうほう。誰や? これ、◯◯って、知らんやつ?」「いや、それはたぶんお店の違うところの人のやと……」「そいつにも行くんか? あかんやないか?」「いや、でもよう考えて? こんなおっさんだらけの写真、誰がいるんや?」って(笑)。
(渡辺あつむ)フハハハハハハハハッ!
(東野幸治)っていう、エアドロップ教室したりとか。ああだこうだとみんな、しながら。ワーワーワーワー、楽しくやらせていただいたっていうことでございますから。だから次回は今田さん。いよいよ、もう次は今田さん。で、俺。月亭方正しかいなくなってるっていう感じでございますけれども。みんな機嫌よく、仲良く喧嘩せず。我々中でよくある、一緒に来ているけど、その悪口をちっちゃい声で。そいつに聞こえんぐらいの悪口を言うっていうのは、ようあるんですよ。「なんだ、あいつにあんなこと、言わなあかんねや?」って(笑)。「東野、お前、言えや」とか(笑)。
(渡辺あつむ)その口調はおそらく?
(東野幸治)おそらく、そう(笑)。「なんやねん。藤原、こいつ。わけわからん下ネタをずっと言って……なにを言うとんねん?」って(笑)。
(渡辺あつむ)ああー、ほんこんさん(笑)。
(東野幸治)とか、もう本当にようあるのよ(笑)。で、それでワーワーワーワー言いながら、2軒目も行って。木村祐一が途中で来て。みんな写真撮ったり、ああだこうだしながら。やっぱりそれぞれの……だから皆さん、役者部門の人が多いから。なんか映画の話とか、ドラマの話をしたりとか、みんなしながら。で、2軒目は木村祐一はちょっと事情があって、先に帰って。みんなでまた近くのちょっとバーに行って、お酒を飲んでワーワーしながら、楽しく。板尾さんもお酒、飲めへんけど。なんか珍しく一緒に来てくれて。パッと見たら、ほんこんさんとなんかよう、しゃべってましたよ。
ほんでなんか、ほんこんさんなんかお腹が出てるから。なんか指でつついたりとか。「へー! こんなん、すんねや」みたいな感じで。なんか久しぶりやったから、よかったなみたいな感じで。だから次は2年後。2年後、今田さんの還暦パーティーをして。で、3年後に俺とたぶん方正を一緒にやって。で、次に会う時はもう、誰かのお葬式(笑)。
(渡辺あつむ)水野さん?(笑)。
(東野幸治)水野さん(笑)。ごめんなさい、水野さん。水野さんの葬式で、みんなで行かしていただいて(笑)。くしゃくしゃの赤いちゃんちゃんこ、棺桶に入れて(笑)。「もういらんわ!」って(笑)。考えたら、赤いちゃんちゃんこのイメージは俺、20歳過ぎぐらいの時に横山ノックさんが……覚えてるでしょう? ホテルの大広間で神輿に乗って、なんかド派手に還暦パーティーをして。在阪のテレビ局とか芸人さんとか一般の方が来て。300、400、500ぐらい集まって。神輿に乗って、タコ踊りしながら登場したのをすごい覚えてるんですよ。「えらい年齢やな」と思ったけど。自分もいよいよそこに来たんだなっていうのは、ちょっと思いました。ちょっとね、皆さん。どうか健康に、最後まで行ってほしいなと思いますし。ちょっと130Fさん、ぜひぜひ。特に板尾さんですけれども。ほんこんさんは言わなかったけれど……『THE SECOND』、出たがってます。どうかよろしくお願いします。
(中略)
(東野幸治)だから、その還暦食事会の続きなんですけど。今、思い出しました。結局、最終的にどんな話か?って言ったら、やっぱり人の悪口とか、そんなんでもなくて。だからこれが10年前とかやったら「あいつ、どうや、こうや」とか言うんすけど。最終的な話は「感謝やな」っていう(笑)。
(渡辺あつむ)おおーっ!
最終的な話題は「感謝やな」
(東野幸治)「感謝」とか、やっぱり「ありがたい話やで」とか。なんかもう全部。ほんまに全員がキー坊になってる感じ。ほんで2軒目、そのバーに行った時には今田さんが……1軒目は130Rさん以外が割り勘して払って。で、2軒目は「俺、払っとくわ」って今田さんが払ってくれたら。次の日、一応LINEがあるんですよ。還暦食事会のLINEがあって。一応、10時ぐらいに見たら誰もその2軒目の「今田さん、ごちそうさまです」というコメントがないと。「これ、何や? 俺が行かなあかんな」と思って。「今田さん、昨日2軒目、ごちそうさまでした」って送る。ほんなら次、水野さんが「本当にありがとう! 感謝!」って。「いや、感謝、多いな!」って思って(笑)。
(渡辺あつむ)ハゲながら(笑)。
(東野幸治)「ハゲながら」(笑)。「誰がハゲながらや? ハゲながらか?」って(笑)。いや、感謝っていう言葉がめちゃめちゃ……一番、ビッグデータで言ったら感謝。食事会の言葉で一番多かったの、感謝(笑)。
(渡辺あつむ)丸うなりはったなー。
(東野幸治)ほんまに、丸なった。感謝、感謝っていう言葉がすごい飛び交っていた。
(渡辺あつむ)まあ、大事ですけども。
(東野幸治)大事やけど。本当に誰1人、とんがってないし。板尾さんも「ほんまやで:って。みんな全員、本当にそんな感じでした。文句言えへんしね。喧嘩にならへんし。よかった、よかった。
(渡辺あつむ)それはよかったです。
還暦祝い
有難うございました♪ pic.twitter.com/HAPNjpDRx9— ほんこん (@hong2010kong) February 21, 2024
<書き起こしおわり>