安住紳一郎 平日夜の水族館とイルカのラッキーの魅力を語る

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安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で2009年8月に話したトークの書き起こし。平日の夜にたまたま入った水族館で見た人々の生態と、イルカのラッキーの魅力について語っていました。


(安住紳一郎)さて、ちょっと古い話をするんですが、2006年3月ですね。2006年ですから、いまが2009年8月ですから、もう3年半くらい前の出来事になるんですが。3年半ほど前。2006年3月10何日かの放送でもお話をしたと思うんですが。まだ中澤さんとご一緒していない頃なんですが。当時、私は32才。2006年3月。仕事の帰りに映画を観ようと思って、品川に行ったんですね。駅前に、みなさんご存知だと思いますが、品川の駅前ですね。こちら側、北側になりますけども、大きなプリンスホテルの建物がありますが。そこに、ボウリング場などとともに映画館がありまして。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)スクリーンが5つくらいある、大変大きなものなんですが。当時、たぶんまだできてさほど、1年2年、間もなかった頃だと思います。なにか当時、なにが見たかったのかな?ええと、『フライトプラン』かな?か、なにかを観ようと思って行ったんだけども、ちょっと事前に調べて行かなかったので、上映時間とタイミングが合わなくて。時間を持て余していたという状況がありまして。で、プラプラしておりましたら、その映画館。5つぐらいのスクリーンがあるんで総合カウンターみたいな、チケットを販売するみたいなカウンターがありまして。そのカウンターの横から、廊下がなんかこう、温泉の本館から別館に行くみたいな、ちょっと・・・

(中澤有美子)つなぎ廊下?

(安住紳一郎)つなぎ廊下みたいなのがこう、スーッと横の方にのびていって。『えっ?これは何だ?どこに通じているのかな?』と思いまして。好奇心に駆られてその通路を進んでいくと、突如、水族館が現れたんですよ。

(中澤有美子)うん、うん。ええ、ええ。

(安住紳一郎)ご存知の方はね、なにを今更?とお思いかもしれませんが、私は当時、そこに水族館があるって知らなくて。エプソン品川アクアミュージアムですか?当時、私知らなかったので。その映画館の横から出ている通路を進んでいくと、そこに水族館が出る。突如現るっていう、その光景にちょっと度肝を抜かれてしまって。田舎者なので、その水族館の立地というものに偏見があったんですね。ええ(笑)。もっと海辺にあるものだという勝手な認識があったんですが。

(中澤有美子)なるほど、うん。

(安住紳一郎)こんな都心の一等地にね、しかもホテルやレストランに囲まれて。しかもおしゃれな映画館のカウンターを抜けたところに水族館があるんだ。おお、やっぱり東京ってすごいな、というような気持ち。あるいはその、西武グループってすごいな、というね。むしろ怖いなあ、ぐらいの(笑)。

(中澤有美子)(笑)。

(安住紳一郎)いろいろ作るなあ、みたいな。ええ、ええ。そいで、すごく興味があって。当時1800円だったんですかね?当時。ちょっと高いなという印象はあったんですが。まあでも、都心にあるから、これぐらいのものか?なんて思って。夏休みで賑わっているんでしょうけど。3年前のその当時は、3月の平日ですから。しかも、夜8時過ぎてましたので、人もまばらで。ちょっとこう、なんて言うんですかね。いわゆる水族館の、家族が賑わうような感じの光じゃなくて。ちょっとなんかこう、怪しい感じの?

(中澤有美子)うん、うん。はい。青とか。

(安住紳一郎)青とか。ちょっと夜の水族館ってなんかちょっとね、なんて言うんですかね?きらびやかじゃなくて、むしろなまめかしい感じの雰囲気が出ていて。水槽の前にバーのようなものもあって、照明も抑えてあって。なかなかいい雰囲気になっていて。『あ、これはちょっと面白そうだな、都会にある水族館』と思って。1800円払って入ったんですけども。

(中澤有美子)うん。夜だったんですか?

(安住紳一郎)平日のね。木曜日か水曜日の夜8時くらいですか。ええ。それで、昼間の水族館っていうと家族連れで賑わっていたりしますけども。客層がやっぱりまったく違うんですね。ええ。それもまたなんか面白くて。ロシア系の美女を連れた50過ぎの小金持ち風日本男子みたいな。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『んー?なにしてんのかな?』みたいな。あとはなんかこう、縦縞おしゃれスーツ靴茶色サラリーマンと、脚線美命のOL風OLみたいな感じの。『あれれれ?』みたいな。

(中澤有美子)うんうん。雑誌から出てきたような。

(安住紳一郎)『いや、あのカバンはサラリーマンじゃないな?もしかすると、スカウトマンとホステスか?ちょっと待って。顔を見てみるか?うーん・・・あ、でもこの女性はやっぱり本当に脚線美だけだな』みたいな(笑)。

(中澤有美子)ひどい(笑)。

(安住紳一郎)いや、いろいろね、生態を研究したりして(笑)。もう魚の生態よりも、平日夜の水族館に集う人間の生態?に興味があるわけですよ。やっぱりちょっと遅いから、なんかもうあくまで水族館に行くっていう感じじゃなくて、ちょっと人目を避けて暗がりを好むみたいな感じの。ええ。ちょっと深海魚的な感じの人間が集まっているわけですよ。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)本当に魚が好きだったら、もっと早い時間に来ますからね。で、お酒を飲んで魚を見るっていうんだから。ええ。だいたいそういう生態の人が多いわけです。でも一応水族館なんで、午後8時過ぎぐらいから始まるアシカショーっていうのがあって。ええ。

(中澤有美子)ああ、夜にあるんですね。

(安住紳一郎)夜にもやるんですよ。アシカもよく夜、起きてるなと思ったんですけど。で、飼育員のお姉さんが出てくるわけ。さわやかに登場するわけですよね。アシカと一緒にね。こう、ボールとかフラフープみたいなのを持って登場するんですけども。『こんばんはー!』なんて言って。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)でも、深海魚ばっかりですから。お客さんは。

(中澤有美子)そうか(笑)。違いますね。

(安住紳一郎)うん。非常にさわやかな飼育員のお姉さんは、たぶん夜のプログラムと昼のプログラム、一緒だと思うんですけども。『こんばんはー!』なんて言って入ってくるんですけども。それに応えるロシア美女と日本の社長みたいな。『こんばんはー』なんて。

(中澤有美子)一応、ちゃんと(笑)。

(安住紳一郎)なんかちょっと独特の雰囲気なんです。それが面白くて面白くて。で、またロシア美女がまた以外に声が低かったりして。まさかそっちの線まであるのか!?みたいな。東京の水族館、すごいな!みたいな。

(中澤有美子)すごいな(笑)。

(安住紳一郎)本当にあれは美女か?みたいな(笑)。すごいのよ。まあ、深夜ではないですけどね。夜のアシカショー。声が低いんだよね。みんなね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『じゃあいまから、アシカのゴウくんと一緒に輪投げをしまーす!じゃあみんなでゴウくんって呼んでください』みたいな。『ゴウくーん↓』。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)声が低い(笑)。そして圧巻はイルカショーですね。円形のプールがありまして。15頭くらいのイルカが泳いでるんですが。たしか20時30分。午後8時半スタート。で、閉まるのが21時くらいでレイトショー的な感じで。円形のプールがありまして。所狭しとアクロバティックな演技を繰り広げるイルカたち。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)うん。また、そこがこう、ビルに囲まれた、ねえ。しかも駅から徒歩5分。都心の闇の下というのがなにか気分を、否が応にも盛り上げてくれるという。ええ。品川駅前ですからね。品川駅前で、こっち側にプリンスタワー、エグゼクティブタワーあって。映画館があって、テニスコートがあって。で、ちょっと行くとね、議員宿舎みたいなのがあって。その真中にぽっこりとイルカのプールですから。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)で、なんか照明も薄暗い感じに工夫されていて。なんかこう、大人だけの夜の運動会みたいな、そういう興奮。で、性別不明のロシア美女もいるし。『オウ、オウ、ハラショー!ハラショー!』っつって。声、低いな!あのロシア美人って。

(中澤有美子)って言ってたんですか?(笑)。

(安住紳一郎)ええ。言ってたの(笑)。ないでしょ?だって。ロシア人女性と一緒に水族館、行ったことないでしょ?

(中澤有美子)ないです(笑)。

(安住紳一郎)横にいるだけで興奮わ!っていう(笑)。

(中澤有美子)気になる(笑)。

(安住紳一郎)『楽しいのかな?本当にこの人たちは』とか思いながらね。それでなんか、イルカショーですね。6頭1チームで2チーム編成ぐらいになっていたと思うんですけども。12頭が次々と演技を繰り広げて。非常にこう、ハイジャンプとかね。品川の駅前徒歩5分でやっていると思うと、迫力あるでしょ?

(中澤有美子)そうですよね。うん。

(安住紳一郎)ちょっと間違っちゃうとね、ずーっと高輪の方まで行っちゃうんじゃないか?みたいな。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)で、こう12頭が次々と演技を。ものすごいダイナミックな演技を繰り広げていくんだけども、そのうち、みんな何かちょっと異変に気づいてくるんですよ。

(中澤有美子)うんうん。

(安住紳一郎)明らかに1頭、できていないイルカがいるんですよ(笑)。これは後でわかるんですけど。名前がラッキーという、カマイルカのオスなんですけども。明らかにね、ズレてるんですよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)で、こう飼育員さんが手を下にピュッとね。なんか水を切るようなジェスチャーに合わせて、こう3頭のイルカが揃ってまず、水の中にトプーン!と潜って。で、急加速して。3頭タイミングを合わせて急展開で右に舵を切って。で、一瞬の静寂の後にこう、ポーン!と上がって三連ジャンプみたいな。

(中澤有美子)わー。

(安住紳一郎)虹のような、二重橋のような感じのアーチを描いての三連ジャンプ。

(中澤有美子)高さを変えて?

(安住紳一郎)高さを変えて。ポーン!って出てくるんですよ。

(中澤有美子)へー、すごい。

(安住紳一郎)なんかこう、ヒレをギャーン!って逆回転させて。ええ。それで今度、ラッキーの番ですよ。ラッキーのチーム。ラッキーを含めた3頭が今度、第二陣スタート。で、こうまた飼育員の人が手を下にピューッとこうね、手のひらを下にザッとかざすと、バーン!と潜って。そして、急加速して、また右に曲がって。そして、一瞬の静寂の後にポーン!と上がったら、2頭しかいない(笑)。

(中澤有美子)(爆笑)

(安住紳一郎)『あれっ!?』と思って。『3頭・3頭でスタートしたのに、いねーぞ?』と思ったら、今度はしばらくの静寂の後、みんなが右向いてんのに、みんなの視界の左側の方でポクーン!と上がる(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)おもいっきり左の方で小さくジャンプしてるの。

(中澤有美子)ポクーンと(笑)。

(安住紳一郎)ポクーンと上がって、パシャーンと下りて。腹打ちみたいな音して落ちるんですよ。ザパーン!っていう感じじゃなくて、ペチン、パチャンって。

(中澤有美子)痛そう(笑)。

(安住紳一郎)痛そう!みたいな。で、みんな『えっ?そっち!?』っつって振り向くわけなんですよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)すごいイルカがいるもんだなと思って。ええ。それでこう、棒高跳びっていうか走り高跳びのような、横にバーを持ってきて。そのバーをどんどんどんどん上げていくわけですよね。で、たしか7メートルぐらいね、飛ぶんですよ。みんなが。それでこう、順番に12頭ぐらいがボーン!ボーン!っつって。7メートルぐらいのバーを上手にボーン!って越えていくんだけども。11頭目ぐらいにラッキーがやってくるわけ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)ラッキー、どうもね、尾ビレの使い方がね、心もとないんだよ、もう(笑)。ちょっとね、助走も弱い。そして、みんなが7メートル越えていく中で、ラッキーが出てきて。で、プンッ!って上がると、2メートルぐらいしか飛ばないの(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)それでみんなバーの上を越えているのに、1頭だけバーの下をくぐっていくのよ(笑)。『あれ?どうしたのかな?』と思って。で、フラフープくぐりっていう輪抜けですよね。輪くぐり。輪くぐりなんかみんな上手にポーン!ポーン!飛んでいくんですけども。ラッキーの場合は飛ぶどころか、飛ぶ準備の時で体・・・まあ上半身、下半身とは言わないかもしれませんが。体上半分出して、で、下がっちゃうのよ(笑)。

(中澤有美子)あ、水面についた状態で?

(安住紳一郎)ええとだから水面から飛び出して、要するに体半分出した段階で、『あ、ダメかも?』みたいな感じで(笑)。で、また体を水の中に沈めていくわけよ。ちょうど、モグラたたきみたいな感じで、プッ!プッ・・・って下がっていくわけ(笑)。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)体半分出して、止めて、スーッと下がっていくんですよね。

(中澤有美子)やめちゃって。

(安住紳一郎)やめて。ほいでなんか、お茶を濁してスーン・・・ってなんか、飼育員の方にプーンって戻って来るわけ。それで一応飼育員の人も餌をね、こう上手に演技したらっていうか、演技したイルカには全員。アジかなんか。サンマかイワシかわかりませんが、こうバーッと2尾ずつぐらいあげるわけなんですが。ラッキーはその飼育員からもらう餌を、こぼしちゃうの(笑)。

(中澤有美子)あらー!(笑)。

(安住紳一郎)ちょっと口元がだらしない感じ(笑)。ほいでこう、水の中に行って、またつかんで食べるみたいな。すごく心配なんですけどね。で、ちょうど柱が、アルファベットがいろいろ番号がついていて。ちょうどラッキーの定位置は『G』って書いてあるところの柱なんですけども。もう後半は、人間の深海魚たちが、みんなちょっとやっぱりなにか陰を持っているんでしょうね。ええ。やっぱり陰を持つ大人なのか、みんなGのところにね、吸い寄せられるように集合しちゃって。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)私も含めて。席移動して。円形になってるんだよね。スタジアム状に見られるんですけども。もう最後の10分くらいはみんなGのところにじわじわと寄ってきちゃって。もうみんなラッキーに感情移入しちゃってね。で、もうキレイに演技するイルカの方はほとんど見ずに、ラッキーばっかり見ちゃって。それでみんな『ラッキー』とかって(笑)。

(中澤有美子)低めに(笑)。

(安住紳一郎)低めに。決して張らないんだよね。ロシア人も『ラッキー』っつって(笑)。『ラッキー、がんばれ』っつって。

(中澤有美子)そっか(笑)。なんかね、シンパシーを覚えるものがあったんですね。

(安住紳一郎)ええ。それから程なくして、ずいぶんとラッキーも有名になりまして。

(中澤有美子)ああ、そうみたいですね。私も聞いたことがあります。

(安住紳一郎)そうなんですよね。まあちょっと、ことさらお伝えしておきたいのは、私たぶん相当早く見つけました。

(中澤有美子)いちばんに、ね(笑)。

(安住紳一郎)ええ。結構あとは、毎日新聞とかも結構早かったんですけども。まあ、俺の2ヶ月後だね。

(中澤有美子)ああ、そうでしたか。

(安住紳一郎)うん。テレビ雑誌なんかはもっともっと後ろ。うん。俺がたぶん都内で3番目くらい。

(中澤有美子)まだ先もいらっしゃったんですか?

(安住紳一郎)なんかね、インターネットであげている人がいたけれど。まあ結構時間を割いたのは俺が初(笑)。

(中澤有美子)そうですかー。メディアで。

(安住紳一郎)まあちょっと私としては、遅いよっていう感じだったんですけどね。ええ。俺なんて3月から注目してるんだから。

(中澤有美子)そうかそうか。

(安住紳一郎)まあ、大マスコミ系は6月だね。注目ね。テレビの初陣を切ったのが7月。雑誌なんかは7月の下旬ぐらいだったね。俺、3月だったから。

(中澤有美子)そっかー(笑)。2006年の3月だから。

(安住紳一郎)2006年3月だから。ええ。これ、注目してるんですよ。で、品川のアクアミュージアムにこの番組からも電話したんだけれども。マスコミ初取材だから。もう鼻の穴がビコーン!と膨らんだわけないんですけども。あれから3年半の年月がたったんですけども。先週、ですね。新聞に『ラッキーが死んだ』という記事が載っていました。

(中澤有美子)ああー・・・

(安住紳一郎)ええ、まったく驚いてしまったんですけどもね。17才か15才ぐらいだったということで。アクアミュージアム、品川の水族館に来てから4年ということですから。ええ。ちょうど私は水族館に来て半年ぐらいのラッキーを見たということなんですが。イルカのことを詳しく知らないので。寿命をね、全うしたのか、短命だったのか。寿命は40年くらいあるという話もありますから。

(中澤有美子)ああ、そうなんですね。

(安住紳一郎)ええ。飼育下ではね、どれぐらいの寿命になるのかわかりませんけども。ええ。大往生だったのか、わかりませんけどもね。でも、新聞に、毎日新聞でしたけども。訃報が二段抜きで扱われてましたから。たいへん人気者になったんだなって。うん。最後まで愛されていたんだなあと、そういう気持ちにもなりましたね。

(中澤有美子)そうですねー。そうですか。

(安住紳一郎)品川のアクアミュージアムでは、今月いっぱいですか。ラッキーの思い出コーナーというのがなんか、プールの近くに、献花台のようなものなのか、わかりませんけども。そういうものが置かれているということですけどね。ええ。なんか、うん。まあちょっと、自慢もあり、早くから注目していたということもあってなにかちょっとね。非常に私としても、もう一度ね、ちょっと見てみたかったなという風に思っていたんですけども。残念ながら行く機会がなかったんですが。先ほどちょっとインターネットで見ましたら、最終的にはみんなが7メートル飛ぶジャンプを4メートルぐらいまでは飛べるくらいには成長してたという話がのっていましたね。

(中澤有美子)へー。

(安住紳一郎)いやー、なんかちょっと残念だなという気持ちがありまして。みなさんにこんな話を聞いてもらいました。ええ。すごいですからね。全員右行くところに、左行ったんですからね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)イルカとはいえ、あっぱれですよね。で、逆にそっちしつける方が難しいっていうね。

(中澤有美子)そっかー。そうですね。

(安住紳一郎)だってみんな右に急旋回するところでジャンプするのに。それ、なぜか左に行って、そこで小さくジャンプするんだから。どんだけ反逆児だよ?という。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)品川の反逆児ですよ。チェ・ゲバラですね。

(中澤有美子)そっかそっかー。革命をね、もたらした。

(安住紳一郎)しかも、西武グループの中でやるんだから見上げたもんですよ。

(中澤有美子)そっかそっかー。たしかに、そんな感じ。わかります。

(安住紳一郎)あの意思統一とられた西武グループで反逆するんだから。どれだけ、どれだけの根性だよっていう。

(中澤有美子)しかも、子どもじゃなかったんですね。その頃、あんまり。もう、結構な大人だったんですね。

(安住紳一郎)成人っていうんですか?

(中澤有美子)うんうん。子どもだからできないんだと思っていました。

(安住紳一郎)うん。なんか飼育員の人にも話を聞きましたけど、『いろいろ個性があるので』ということで。また、水族館ではそのラッキーの、普通ね、ちょっと向いてないなと思うと調教をやめてしまうらしいんですけども。うん。『できないラッキーは、できないラッキーなりのファンがつくはずだ』ということで。最後までずっとね、調教をしてたということですけどね。ええ。私も、組織の中で埋もれそうになったら、ラッキーのことを思い出したい。うん。あの西武グループの中で貫いたね、ええ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)右!って西武が言ってるのに、左に行ったっていうすごい反逆児じゃない?

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)まあ、ね。ラジオ聞いてらっしゃる方で会社勤めしている方、多いかもしれませんが。西武グループとかね、読売グループとかいうと、その名前を聞いただけで背筋がビュッとなるじゃないですか。それで、大グループの中で右!っつってんのに左に行くんですから。

(中澤有美子)ねえ。『巨人、嫌い!』って言うような感じですよね。

(安住紳一郎)そうですよ。すっごい。読売新聞の中で『巨人、嫌い!』って言ってるようなものですからね。ええ。TBSの中で『ベイスターズ、さほど興味ない!』って言ってもさほどプレッシャーないですけども。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)これは読売グループ、西武グループ。上意下達ですから。もう、バシバシ!っていう感じですからね。すごいなーと思って。私はラッキーをサラリーマンのお手本にしたいなという風に思っていますね。ええ。まあ、とりあえずね、土曜日のシフトすら反逆できなかったということで・・・

(中澤有美子)そうですか(笑)。

(安住紳一郎)なんてラッキーに申し開きをしていいのか?っていうね。サラリーマンのみなさんもね、辛くなったら、西武グループの中で、唯一反逆を貫いたラッキーを思い出してほしいなと思いますね(笑)。

(中澤有美子)はー・・・

(安住紳一郎)別に反逆しなくてもいいんですけどね(笑)。

(中澤有美子)それしかできないったっていうね。

(安住紳一郎)己をね、貫いてほしいなと思いますけどね。ええ。さよなら、そしてありがとう、ラッキー!

<書き起こしおわり>

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