大谷能生と菊地成孔 レーザーディスクを語る

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大谷能生さんと菊地成孔さんがDOMMUNE『JAZZ DOMMUNE』の中でレーザーディスクについて話していました。

(大谷能生)いや、なんとなくこう、最近買っているやつから。

(菊地成孔)レコード、買ってるね。やっぱり。

(大谷能生)レコード……これしかやることがないような感じなんですよね。

(菊地成孔)あのさ、一時期よく「家にテレビありません」って言うとちょっとすごいみたいなのがあったけど。家にターンテーブル、もうなくなったからね。

(大谷能生)ああー。普通使わないよね。

(菊地成孔)レコードをもう聞かないっていうことで。

(大谷能生)さっき出してみたらさ、猫の毛がいっぱいついていてさ。「しまった!」って思って。

(菊地成孔)猫屋敷だからね(笑)。

(大谷能生)Tシャツでこう、拭いたりしてかけましたけども(笑)。でもね、とにかくその横浜のレコファンが楽しくて楽しくて。

(菊地成孔)楽しそうだね。

(大谷能生)楽しいんですよ。「おっ、なんだこれ?」って思って。『F1グランプリサーキット』って書いてあって。しかも100円って書いてあって。「おおっ!」って思って。で、普通に買ったら……レーザーディスクでした。アハハハハハッ!

(菊地成孔)ああー。いいね。オチとしては(笑)。

(大谷能生)特になにも中を見ないで「おっ、すげえ。これ実況とか入ってんじゃね?」とか思って。でも、よく見ると「ドライバーズアイ」って書いてあるんだよね(笑)。レーザーディスクってご存知ない方、いらっしゃいます? こんな立派なあれだよ。ほら、ピカピカ光って。

(菊地成孔)ねえ。CDの兄貴みたいなところ、あるよね。

(大谷能生)CDの兄貴!

(菊地成孔)CDの兄貴分だよ! 昔さ、縦型のプレイヤーってあったでしょう? あれにレーザーディスクを入れれば聞けるっていう説があったよ。

(大谷能生)あった(笑)。いやいや、何が鳴るのよ!

(菊地成孔)昭和のなんか伝説よ。

(大谷能生)CDの兄貴だよね。これね。CDと比べてみると迫力が違うよ。

(菊地成孔)全然違う。やっぱりね、なんつったらいいのかね?

(大谷能生)全然違う。うん。

(菊地成孔)なんかオマール海老と甘エビぐらいの迫力の差があるんだよね。

(大谷能生)ロブスターと甘エビみたいなぐらいの感じだよね。

(菊地成孔)ただね、志は一緒だよ。日本で言うと螺鈿とかと一緒だよね。光るの。神社に奉納するものだね。

(大谷能生)しかもどっちもレコードの真似をして丸いっていうね。

(菊地成孔)しかも回るんだよ。ジョグするからね。

(大谷能生)「しばらく騙されていたけど、お前、データの保存箱だろ? なぜ回る? 回らなくていいだろう?」っていう。でもこんなね、物としての迫力がすごいですよね。

(菊地成孔)レーザーディスク……日本でいちばんレーザーディスクを持っているの、誰だか知ってる?

(大谷能生)誰?

(菊地成孔)竹中直人さん(笑)。

(大谷能生)フハハハハハッ! ほら、デカい。

(菊地成孔)聞いてがっくりだよ(笑)。

(大谷能生)2倍、2倍!

(菊地成孔)2倍じゃないね(笑)。8倍ぐらいあるよ。

(大谷能生)ここらへんぐらい。こんななっちゃったりして。回してみようか……。

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ターンテーブルにレーザーディスクを乗せる

(菊地成孔)レーザーディスクとCDはヤバいよ。それをターンテーブルでかけてみるっていうね。

(大谷能生)ターンテーブルで回してみよう。

(菊地成孔)針、大丈夫?

(大谷能生)いやいや、回すだけですよ。さすがにここに針は落とせない。そんな度胸はないですよ。

(宇川直宏)西海岸パンクのスクリーマーズって知ってます?

(菊地成孔)知らないよ!

(宇川直宏)知らない理由が、なんで知らないか?って言ったら、レーザーディスクでデビューしようとしたのよ!

(大谷・菊地)フハハハハハッ!

(宇川直宏)で、ずーっと、ターゲットビデオっていうLAのパンクシーンを80年代に撮っていたいまのDOMMUNEみたいなスタジオがあって。そいつらがガンガン撮っていたんだけどレーザーディスクの時代が終わっちゃってデビューができなかったの。ヤバいでしょう? いや、これはガチな話。

(大谷能生)フフフ(笑)。

(菊地成孔)いや、きっといっぱいいたよね?

(宇川直宏)本当、本当。

(大谷能生)昔はカラオケがね、レーザーディスクでね。

(菊地成孔)カラオケがレーザーディスク。

(宇川直宏)「これからはレーザーディスクデビューでしょ!」って言っちゃったから。

(大谷能生)言っちゃったからなくなっちゃったっていう。普通にレコードだと思って買ったらレーザーディスクっていうさ。

(菊地成孔)CDでデビューした人の大半がね、LPレコードでデビューしようと思っていたのよ。

(大谷能生)顔が写るよ(笑)。

(菊地成孔)写るね(笑)。これ、ヤバいよ。本当に神社に奉納すべきだよ。

(大谷能生)奉納(笑)。「これでカラスを避けるんだ!」っていう。

(菊地成孔)そうそう。『エクソシスト』とかのレーザーディスクを神社に置いてさ。盛り塩で。ヤバい。浄められますすよ。

(大谷能生)こんな神々しいものはないよね。

(菊地成孔)ヤバい。螺鈿に近い。

(大谷能生)指紋でベタベタになっちゃったけども(笑)。

(宇川直宏)中川信夫のレーザーディスクも出ているからね。ハーシェル・ゴードン・ルイスも中川信夫もレーザーディスクで出ているから。カラス、絶対避けられるよ!

(大谷能生)絶対。代々木公園とかに置いておくといいよ。でもこれ、裏表がちゃんとあるんですよね。CDにはない。

(菊地成孔)CDにはないね。そこが残念。

(大谷能生)レーザーディスクはちゃんと裏表がある。兄貴は違うね。見応えあるよね。……ちょっとお客さんに回してみようか。

(菊地成孔)アハハハハハッ! レーザーディスク、渡すの?

(大谷能生)かじってみてもいいですよ。レーザーディスク……CDを見たら「あっ、ちっちぇえ!」って思うよね。これね。「おおっ、すげえちっちぇえ!」って。

(菊地成孔)LPに対するソノシート以下ですよ。

(大谷能生)ハードカバーに対する文庫みたいな。「すげーちっちぇえ! CD、ちっちぇえ!」っていう。

<書き起こしおわり>

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