宇多丸とDJ HAZIME 遅いビートの曲が流行する理由を語る

宇多丸とDJ HAZIME 遅いビートの曲が流行する理由を語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんとDJ HAZIMEさんがTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で近年の遅いビートのトラップ曲ブームについてトーク。宇多丸さんがD.O.I.さんから聞いた音楽像の進化の説を話していました。

@ TBSラジオ With 宇多丸師匠&山本アナ #アフター6ジャンクション

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(宇多丸)ということで『アフター6ジャンクション』、LIVE&DIRECT。本日のDJはDJ HAZIMEさんでした。よいしょー!

(DJ HAZIME)ありがとうございます!

(宇多丸)山本さんもなんか、いまの最先端ヒップホップのこの感じ……要するに、普通のカウントで言うとBPM、曲の早さが遅く聞こえるかもしれませんけども、全部これをみんな倍で取ってイケイケに感じるというね。

(DJ HAZIME)だからBPM70ぐらいの曲を倍で取って140にするっていう。

(宇多丸)そういうことなんですよ。だからみんな、こうやってすごい細かい動きで乗るっていう。しかもこれ、あれなんだってね。この間、人づてに(エンジニアの)D.O.I.くんの説として聞いたけど、サブスクリプションサービスとかで音量制限とかがある中でよく響かせるために進化してきた音楽像なんだって。

(DJ HAZIME)へー!

(宇多丸)そんな面白い話も聞きましたよ。そのあたり、掘り下げ甲斐があるなと思って。フフフ(笑)。

(DJ HAZIME)そうっすね(笑)。全然知らなかった。

(宇多丸)あと、全然俺、今日かけてもらった曲の中で知らない曲がいっぱいあって。1曲目のAKLO、かっこいいっすね!

AKLO『GETTER』

(DJ HAZIME)かっこいいっすね!

(宇多丸)上手いね、あいつ! こういうのをやらせてもひと味、上手いね!

(DJ HAZIME)もう1曲ね、別で送ってきてくれたやつが全部スペイン語の曲っていうね。

(宇多丸)ああ、彼はもともとルーツがね。素晴らしいね。あと、途中の「英語ワカリマセン」っていう。あれ、すごく面白いね。

(DJ HAZIME)あれはMIYACHIっていうね、まだ何曲かしか出ていないんですけども。

(宇多丸)MIYACHI?

(DJ HAZIME)はい。俺は個人的には面識ないですけど、曲が面白くて。今日は1番目までしかかけれなかったんですけども。

(宇多丸)「英語ワカリマセン」って。

(DJ HAZIME)「英語ワカリマセン」っていうサビなんですけど。2番目は全部英語詞で歌うっていう。

MIYACHI『WAKARIMASEN』

(宇多丸)全然向こう在住というか、ベラベラに英語がしゃべれるのに「全然英語わかんないアジア人でーす」みたいなのをやっているっていうことですね。

(DJ HAZIME)そうそう(笑)。

(宇多丸)もちろんラップもめっちゃ上手いし。すごいね。面白い人、いるね。素晴らしかったです。最高でした。いまの東京のアゲアゲ感、山本さん、いかがでした?

(山本匠晃)いや、おしゃれですし。細かく乗るって最新なんですね。ビートを聞きながら。

(宇多丸)これでみんなブイブイいわせているというね。HAZIMEちゃんがブイブイいわせている現場、ぜひ行ってみてください。

(DJ HAZIME)毎週土曜日、クラブハーレムというところでDJしていますんで。遊びに来てください。

(山本匠晃)ありがとうございます。

(宇多丸)東京のヒップホップ、もう20年ぐらい中心の場所ですから。

(山本匠晃)知り合いのふりをして……。

(DJ HAZIME)ああ、「宇多丸のツレだ」って言えばだいたい大丈夫なんで。

(宇多丸)フフフ、「宇多丸のツレだ」っつって山本さんのヤバい目つきで入ってください。

(山本匠晃)いやいや、人に迷惑かけるような目つきはしていないです。

(宇多丸)アハハハハハッ!

<書き起こしおわり>

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