赤江珠緒とピエール瀧 『日本で一番悪い奴ら』を語る

赤江珠緒とピエール瀧 『日本で一番悪い奴ら』を語る たまむすび

赤江珠緒さんとピエール瀧さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でピエール瀧さんが出演している映画『日本で一番悪い奴ら』について話していました。

(赤江珠緒)午後1時なりました。いかがおすごしでしょうか? こんにちは、赤江珠緒です。

(ピエール瀧)チャンラーーーーン! こん平でーーーーっす!

(赤江珠緒)(笑)。なんでそうやって、人様の自己紹介を、そう何のためらいもなく冒頭から入れていくんですか?

(ピエール瀧)よかった。注意してくれる人がいて。本当に、自分を見失うところでした。

(赤江珠緒)本当に、そうでしたね(笑)。よかった、よかった。

(ピエール瀧)朝も昼も大声を出していこうかなっていう。

(赤江珠緒)そうですね(笑)。

(ピエール瀧)で、夕方に大声出している人(林家こん平)をいま、思いついて。

(赤江珠緒)(笑)。まあでも、いま話題ですよ。朝ドラのNHKさんの『とと姉ちゃん』に瀧さんが出られて。仕出し屋の大将で。

(ピエール瀧)うん。「朝から大声出して、うるせえ」って言われているやつね。

(赤江珠緒)「怖いわー! あれ、なに? あれ?」っていう(笑)。

(ピエール瀧)「なに、あれ?」だってね(笑)。

(赤江珠緒)「あれ、地でしょ? 地!」っていう(笑)。

(ピエール瀧)まあ、地でしょうね。本当にね。あの感じでやってますよ。

(赤江珠緒)はい。私も「(高畑)充希ちゃんの気持ち、わかるー! 追い回されてる!」みたいなね。

(ピエール瀧)ああー。「追い回す」? 充希ちゃんって、常子は追い回してないでしょう。ハマケン扮する長谷川を……全然ちゃんと見てないのね(笑)。

(赤江珠緒)(笑)。雰囲気、雰囲気。

(ピエール瀧)常子を追いかけ回したことはないでしょう(笑)。

(赤江珠緒)ああ、そうですか。でも秋野暢子さんとね、親子役っていう。ぴったりですわな。

(ピエール瀧)ああ、そうですか。じゃあ、よかったですよ。はい。

『日本で一番悪い奴ら』を試写で見る

(赤江珠緒)そんなお仕事もされつつ。で、最近で言うとね、瀧さんの今度ご出演で6月25日公開の映画『日本で一番悪い奴ら』も私、ちょっと先に拝見いたしましたよ。

(ピエール瀧)なんか見たんですってね。

(赤江珠緒)あれもまた、瀧さん悪い役だよね(笑)。

(ピエール瀧)悪い役なんですよ。はい。悪い役、楽しいんですよ(笑)。

(赤江珠緒)悪いわー!っていうね。北海道警の実際にいらっしゃった方をモデルにしたっていう。

(ピエール瀧)北海道警で起きた実際の事件をモチーフにした映画ですね。『凶悪』の白石(和彌)監督が『凶悪』に続いてまたメガホンを取ったという作品ですけどね。

(赤江珠緒)そうですか。いや、だから『凶悪』の感じとはまた違った感じの悪さですよ。ねえ。瀧さんの悪さはね。

(ピエール瀧)僕はね、主人公の綾野剛くん扮する諸星っていう新人の警官に、警察の裏のやり方を教える先輩の役ですけどもね。

(赤江珠緒)そうそうそう。だからちょっと前に北海道警でどんどんお金をプールして貯めていって裏金を作っていたっていうのがニュースになりましたけど。なんであんな裏金を作らなきゃいけなかったのか? みたいなこともよくわかりましたね。「ああ、そういうところでお金を使うんだ」「あ、そっちに使っちゃうの?」っていうこととかがね。

(ピエール瀧)そうですよね。

(赤江珠緒)自然に、普通の主人公が「あれっ?」ってなっていく感じが。

(ピエール瀧)そして、面白いでしょ?

(赤江珠緒)面白い(笑)。

(ピエール瀧)ねえ。面白いんだよね(笑)。とんでもない犯罪のことを扱ってはいるんだけど、面白いんだよね(笑)。

(赤江珠緒)そうそうそう。そうなのよ。それで瀧さんもなんかさ、女性のお乳を揉んじゃったりしてさ。違和感なかったわ、あれも。

(ピエール瀧)そう。クラブというか、夜の飲み屋の設定で。

(赤江珠緒)で、そこで主人公にちょっと先輩としてレクチャーするっていう。

(ピエール瀧)レクチャーする時に、女の人のおっぱいを揉みながら説明するんですけど。揉んでいる人が『凶悪』で僕が抱いていた彼女というか、内縁の妻っぽい松岡(依都美)さんっていう女優さんですけども。

(赤江珠緒)ですってね。そこなんですね。あの方なんですね。

(ピエール瀧)そうなんです。だから現場に言って、白石監督が「じゃあ、お願いします」っていったら、松岡さんがいて。「えっ、監督。また僕、松岡さんのおっぱいを揉むの?」っつったら、「そうです、瀧さん。揉んじゃってください」っていうから(笑)。

(赤江珠緒)(笑)。いや、それ気づかなかった。また全然違う役をされていたから。

(ピエール瀧)なんの天丼なのかな?って思って。「また揉むの?」っつったら、「また揉んでください」って。で、松岡さんも「また揉んじゃってください」って言ってるから(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)「そうっすか? じゃあ……」っつって、やってますけどもね。

(赤江珠緒)そうか。そのあたりも非常に自然で。

(ピエール瀧)この間、その完成披露試写のお披露目の記者発表があって。その舞台挨拶とか行ってきましたけど。

(赤江珠緒)いいよね。綾野剛さんも普通の柔道をたしなんでいた青年が、どんどんどんどん時とともに変わっていくっていうね。

(ピエール瀧)悪い感じになっていくっていうのがね。やっぱね、そうですよね。警察も、その感じかっていうね(笑)。

(赤江珠緒)そうそう。ちょっと、愕然とするものがあったり。いろいろ感じますよ、あれは。

(ピエール瀧)でも、面白いのがみんな、「警察のためだ」って思っているっていうね(笑)。

(赤江珠緒)そうそう! そうなんですよ。その、滑稽な面白さみたいなのがあってね。いいですよね。

(ピエール瀧)っていうのもあったりしてっていうね。ぜひ、みなさん、機会があったらご覧くださいと。

(赤江珠緒)はい。

<書き起こしおわり>

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