都築響一・櫛野展正が語る 地下格闘技のヤンキー性

都築響一・櫛野展正が語る アゲ嬢盛りヘアーとデコ電のヤンキー性 dommune

都築響一さんがDOMMUNEで櫛野展正さんを迎え、鞆の津ミュージアムで開催される『ヤンキー人類学』展を特集。地下格闘技の魅力とヤンキー性についてこのように語っていました。

(都築響一)なにを見せましょうかね、次はね。他にもいっぱいありますが。この間、ここでも紹介しました暴走族ミュージアムもあるけど。地下格闘技、いくか?

(櫛野展正)そうですね。

(都築響一)地下格闘技はですね、あるんですよ。地下格闘技はどういうことでやるんですか?

(櫛野展正)これはさっき言っていたYOSAKOIと、僕は二項対立かなと思ってまして。

(都築響一)二項対立!?

(櫛野展正)つまり、地域性。地域主義というか家族主義というか。そういう中で、まあYOSAKOIの方に走る人もいれば、地下格闘技の方に走っちゃう人もいるというか。そういうなんか家族。地域を大事にするっていうのが2つ現れてるなと思って。で、この間、上野友行さんと話された中で出てきた、前田島純さんというですね、地下格闘技の有名選手を出展者にしてるんですよ。

(都築響一)出展者!?

(櫛野展正)出展者です。

(都築響一)なにを出展するんですか?

(櫛野展正)なんか、トロフィーとか送ってくださるみたいで(笑)。

(都築響一)(笑)。素晴らしいですね。じゃあ、写真とトロフィーとグッズと。

(櫛野展正)映像とかですね。そういったものですね。

(都築響一)この方ですね。ちなみに。いま、刺青の話をしてると思われますけど、違うんですね。いま、地下格闘技の有名選手ですね。前田島純さんね。関西の人ですよね?

(櫛野展正)この人は千葉県。

(都築響一)あ、千葉県か。ごめんなさい。(映像を見ながら)これ、いま入れているところですね。スミを。

(櫛野展正)不動明王が入ってますね。

(都築響一)おー。うわっ、すごいカラフルですねー。これは。最近の刺青じゃないとできない色ですね。ケミカルで、具合悪そうですけどね。ちょっと(笑)。体にね。これと。

(櫛野展正)そうなんですね。

(都築響一)でも、こういう有名地下格闘技のイベントっていうのは、本当にチケットが取れないくらい人気だもんね。

(櫛野展正)そうですね。1人でチケット1000枚売っちゃう子もいるみたいで。

(都築響一)すごいですねー。そんだけ集客があるってことだよね。ぜんぜんプロレスよりすごいじゃん。

(櫛野展正)そうですよね。

(都築響一)ねえ。だから世の中的に『地下』なんだけどさ、集客からいえばこっちの方がオーバーグラウンドって感じがするよね。この方ですね。

(櫛野展正)この人、だから年間試合数40試合ぐらいいっちゃってるっていう。

(都築響一)すごいね!ほとんど毎週じゃない。

(櫛野展正)試合されてるっていうことですね。で、なんか14才ぐらいから初等少年院に入られて。人生の半分をシャバで過ごしたことがないという方だったのが、地下格闘技に出会って、入らなくなったらしいんですけど。この間の3.11の震災がきっかけで地下格闘技を自粛しようという動きがあって、やっちゃって、入っちゃったという。

(都築響一)あー。

(櫛野展正)あー、っていう感じです。

(都築響一)そうか。格闘技ができなくなって、思わずたまったものがストリートで出てしまったと。でも、まだ20代ですよね。この人。

(櫛野展正)この人、30前半ですね。お子さんもいらっしゃるみたいで。

(都築響一)あら。でも、半分しかシャバにいない方と。すごい経歴をお持ちですね。これですね。

(櫛野展正)むっちゃむちゃ強いみたいですね。『漢塾』っていうチームの塾長なんで。

(都築響一)うんうん。これはすごいですよね。本当に。地下格闘技はDVDとかもいっぱい出てるので、みなさん是非、一度は身てほしいですよね。やっぱりプロレスとはぜんぜん違う世界があるもんね。これは。すごいですね。これはまた、見たいもんね。

<書き起こしおわり>

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