都築響一 山田五郎 阿藤快 街歩きの際のポイントを語る

都築響一 お気に入りの街 北池袋の猥雑な魅力を語る 荒川強啓デイ・キャッチ!

都築響一さん、山田五郎さん、阿藤快さんがTBSラジオ『荒川強啓デイ・キャッチ!』の企画、愛すべき街を語ろう!に出演。東京の様々な街や、街歩きの際のポイントについて話していました。

(荒川強啓)メール、ご紹介します。(メールを読む)『好きな街は赤羽です。千円でベロンベロンになるまでお酒が飲める街です』。

(阿藤快)(爆笑)

(山田五郎)いわゆる、千ベロですね。千円でベロンベロン。

(荒川強啓)(メールを読む)『京急の方に近い川崎です。午前から営業していて、酒、ツマミ、定食なんでもあり。和める居酒屋があるんです。川崎』。

(阿藤快)はー!

(荒川強啓)危ないおじさんたちの(笑)。

(阿藤快)今日はもう、都築さんの影響ですかね?リスナーの方も、一気に来ましたね!

(都築響一)でも、京急沿線、いいですよね。立会川とか。青物横丁とか。

(山田五郎)いま、流行ってますから。京急沿線。

(片桐千晶)(メールを読む)『私は神保町が好きです。本好き。エッセイや小説を書くほどで、本の街である神保町は夢の街です』。

(山田五郎)まあ、世界一の古本屋街ですからね。

(荒川強啓)世界ですか?

(山田五郎)世界一ですよ。あんなところは、ないですよ。

(片桐千晶)もう一通。(メールを読む)『私は北千住が好きですね。あのゴチャゴチャした感じがいいです』。

(山田五郎)いいね。

(阿藤快)やっぱり、都築さん言うように、ゴチャゴチャがあれですか?

(山田五郎)だからやっぱりみんなね、そういうところの方が面白いんですよ。

(阿藤快)郷愁があるんですかね。やっぱりね。

(都築響一)でも北千住はいま、早く行っておいた方がいいですよね。

(片桐千晶)そうなんですか?

(都築響一)要するにすごく下町っぽくてよかったんですけど、大学街にいま、なってきてて。もう大学が4つあるんで。どんどん若者系になってきて。カフェができたり、古着屋ができたり、あと、若い子はお金がないからファーストフードのお店がどんどんできたりして。こう、すごいいま、変わりつつあるんですよね。

(荒川強啓)じゃあ、早く行っておけ?

(都築響一)いや、もう絶対。ここ数年ですごい変わると思いますから。

(荒川強啓)(メールを読む)『私は猫が好きなので、谷中などのように街の風景のひとつとして、街ぐるみで野良猫を飼ってかわいがっている街が好きです』。

(山田五郎)街ネコ。もうね、休みの日に行くとね、首からカメラを下げたアラサーの女子がね、猫を追いかけまわして。かならず後ろ姿、撮ってるの。

(片桐千晶)いいじゃないですか(笑)。

(荒川強啓)だいたいでも、猫が住んでいる街っていうのは本当にいい街が多いですよね。

(山田五郎)猫の街ってありますよね。雑司が谷とかもそうですね。猫の似合う街っていうのが。

(都築響一)雑司が谷、アラサー女子いないですけどね(笑)。

(山田五郎)まあ、まだ来てないっすね。

(荒川強啓)でも、たしかに谷中、ぶらぶらぶらぶらするには、いいですね。

(山田五郎)いいですね。はい。

(荒川強啓)美味しいところも。蕎麦屋さんがあったりね、昔からの甘味処があったりね。

(阿藤快)あそこも山田さんがおっしゃる通り、高いところだって。夕日の街だったりして。夕焼けが見えたり。高いところとあれが、いいかなって。

(山田五郎)高低差がありますからね。不忍通りのところが谷になって、こっちに上がればまた千駄木の方になって。

(荒川強啓)そうそう。階段を上がると、結構開けたりなんかして。そうそう。谷中も味わい深いよな。

(片桐千晶)商店街も大きいやつがありますし。

(山田五郎)あのへん、上野から田端ぐらいまで、全部歩いていけちゃうんですよ。

(阿藤快)そうですね。フラッとしたらいいですね。

(荒川強啓)うーん。で、最後に、もう1分くらいしかないんですけど。街を歩く時のポイント。阿藤さんは何をポイントにして?

(阿藤快)あの、別に有名なところとか行かなくていいんですよ。プラーッと歩いて、そこに変なおばちゃん、面白いおばちゃん、面白いオヤジがいるといいですね。それが楽しみですね。

(荒川強啓)都築さんは?

(都築響一)ガイドブックを絶対に使うなってことですね。

(荒川強啓)ああ、使うな。

(都築響一)それから、携帯を使うな。食べログとか見るなってことですかね。

(阿藤快)そういうことですね。

(荒川強啓)じゃあ、迷えと。

(都築響一)そうですね。迷ったほうがいいです。

(荒川強啓)(笑)

(山田五郎)いや、大事だと思いますよ。本当に、それ。

(都築響一)迷って自分の嗅覚で美味しい店とか探せってことですよ。

(阿藤快)で、そこで出逢えばいいわけですもんね。

(都築響一)うん。失敗したっていいんですよ。

(荒川強啓)五郎さんは?

(山田五郎)同じ。まったく同じです。ひどい目に合わないとね、人は成長しない。

(都築響一)本当ですよ。

(阿藤快)(笑)。大丈夫です。ひどい目、合わないから。大概、みんな優しいですから。大丈夫です。

(荒川強啓)愛すべき街を語ろう、歩くおじさんフェスティバル。阿藤快さん、都築響一さん、どうもありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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