ヤーレンズのお二人が2024年12月23日放送のABCラジオ『ツギハギ 〜ヤーレンズのダダダ団!〜』の中でM-1グランプリ2024を振り返り。不利だと言われていたトップバッターが実は有利だという説を話していました。
（出井隼之介）メールです。「ヤーレンズさん、ウイカさん、こんばんは。結局、何番目にネタを披露するのが理想なんでしょうか？」。
（楢原真樹）これは完全に人によりますね。
（出井隼之介）本当に流れによるよなー。何番目というか、「誰の後か」とかにもよるしね。
（楢原真樹）結局、2回出てと思ったけど「誰の後か」の方がでかいね。
（出井隼之介）まあ、そうだね。
「誰の後か」の方がでかい
（楢原真樹）トップはそんなに不利じゃない。これは令和ロマンがどうこうっていうけど、その前にキングオブコントのカゲヤマとかさ、ロングコートダディもそうだし。そのトップ不利説が結構、覆っているのよ。
（出井隼之介）覆ってきてるね。だから「点数が伸びない」っていうのがトップの不利なところなんだけども。でも最近の審査員の方はもう、その辺も踏まえているから。
（楢原真樹）もう関係ないから。トップでも受けていれば……っていう。だからむしろ、トップの方がいいっていう可能性すらある。お客さんが疲れてないから。
（出井隼之介）ああ、たしかにね。
（楢原真樹）それこそこれ、M-1の裏話で言うとあのお客さんって、前から100人ぐらいは丸椅子に座ってるんですよ。本当の丸椅子。
（ファーストサマーウイカ）お尻、痛いですね。
（楢原真樹）そう。お尻が痛い。で、そこからひな壇みたいになっていて。最初、前から丸椅子ゾーンが150ぐらいあって、それからテレビカメラが入るゾーンがあって。で、その後ろに階段なっている席があって。だから∞ホールみたいに、すり鉢状の椅子になっていて。それで俺、「一番後ろってどんな感じで見えるのかな？」と思って、座ってみたんですよ。そしたら、一番後ろの座布団だけ、尻の部分が浅くてね、座っていてすごい疲れたの。
（出井隼之介）ああ、そう？（笑）。
（楢原真樹）だから「これで3時間、見るのって結構しんどいっすね」っていうのをスタッフさんと話していて。
（出井隼之介）ああ、なるほどね。
（楢原真樹）そうなってくると、たぶんトップの方がまだ笑いやすい。
結構しんどい会場の座席
（出井隼之介）でも後半、疲れる説はあるもんね。
（楢原真樹）絶対に疲れてます。だから別に7番、8番が有利かというと、そうでもないっていう。
（出井隼之介）あと、最近は前説の人もすごいからね。もう賞レースに特化してるというか。レギュラーさんとか、前説をやってくれるからね。バイクさんとかね。
（楢原真樹）M-1、レギュラーさんがレギュラーだもんな。
（出井隼之介）そうよ？
（楢原真樹）（小声で）こういうので笑わんと……。
（出井隼之介）無理だろ！ おい、甘く見るなよ？
（楢原真樹）機嫌よくなれへんで？ 楢原さんは。
（出井隼之介）いや、知らん、知らん（笑）。
長年「トップバッターは不利」と言われ続けてきたお笑い賞レースですが、令和ロマン以前にすでにトップバッターで結果を残す人が出てきており、すでに定説が覆りつつあるんですね。結構しんどそうな客席の椅子事情なんかもわかって、とても興味深いトークでした！