みやーんZZ『Rolling Loud Thailand 2024』現地レポート

みやーんZZ『Rolling Loud Thailand 2024』現地レポート INSIDE OUT

みやーんZZが2024年11月25日放送のblock.fm『INSIDE OUT』に出演。タイで開催されたRolling Loud Thailand 2024の模様を現地からリポートしていました。

※この記事は許可をいただいた上で書き起こしております。

(DJ YANATAKE)今日、もう1人スペシャルゲストいるんで、ちょっと繋いでみますかね。書き起こし職人でお馴染みのみやーんさんがね、タイに行ってるんですよ。ローリングラウドに行ってるってことで。

(みやーんZZ)どうも、お疲れ様です。みやーんです。

(DJ YANATAKE)どうもどうも。みやーんさん、今どこですか。

(みやーんZZ)今、タイのパタヤというところにいます。

(DJ YANATAKE)タイのパタヤ。何をしに行ってらっしゃるんですか?

(みやーんZZ)ヒップホップフェスのローリングラウド・タイランドってやつを見に来てます。

(DJ YANATAKE)やばいですね。みやーんさん、聞くところによると2年連続参加されてるってことで。

(みやーんZZ)そうですね。去年、トラヴィス・スコットを見たくて行ったらですね、ことのほか面白くて。で、今年もやるんだったら行っちゃおうかなと思って早めにチケットを取って来たみたいな感じですね。

(DJ YANATAKE)素晴らしい。いいなー。羨ましいなー。もう。もう一生分ぐらい、まとめてライブ見てるでしょう?

(みやーんZZ)そうですね。もう次から次へと、いろんなアーティストがやってくれるんで。あっち行ったり、こっち行ったりしながら楽しんでましたね。

(DJ YANATAKE)なるほど。結構ね、SNSなんかでも流れてきてはいるが、実際に現地の様子だったりとか……みやーんさん、このライブ面白かったみたいなのがあったらちょっとお聞きしたいなと思って、今日お願いしました。

(みやーんZZ)そうですね。去年が、やっぱりですね、トラヴィス・スコットとか、セントラル・シーですね、リル・ウージー・ヴァートとか、カーディ・Bとか、なかなかいいメンツが揃っていてめちゃ楽しかったんですけど……なんか今年はですね、ちょっとヘッドライナーとかいろいろ発表されていってはいたんですが。なんかちょっとイマイチな感じがしてたんですよ。で、なんかあんまチケットも売れてないみたいな感じのノリがあってどうなるかなと思ってはいたんですけれども。それでも、プレイボーイ・カーティが見れるからいいやと思って楽しく1日目、2日目と過ごしていて。で、3日目の朝ぐらいにカーティがキャンセルっていうのが出て「うひーっ!」ってがっかりしちゃったみたいなところはあるんですけれども。

とはいえ、いろいろなものを見て楽しんだなっていうところで。日本人のラッパーもたくさん出ていてですね。ZEEBRAさんとかJP THE WAVYさん、LEXさん、それからAKLOさんとか\ellow Bucksさんと出ていて。AKLOrさんだけちょっと時間が合わなくて見れなかったんですけど。皆さん、すごい頑張ってやっていて激アツでしたね。

(DJ YANATAKE)実際、いろいろと言うのは難しい部分もあるのかもしれないけど。実際、どうなんですか? 言うても日本語ラップ。日本語のままタイの人たちの前でパフォーマンスするわけでしょう? 盛り上がりっていうか。

(みやーんZZ)盛り上がり……でもステージが2つ、あって。その小さい方のステージで日本人のアーティストはほぼ、みんなそっちでやっていた感じなんで。で、そもそもそのステージ自体に集客があまりないので正直、お客さんはそんなにいっぱいいたわけではなかったというところですね。でも、皆さんいろいろ工夫して盛り上げていってですね、やっぱりこういう異国の地で聞くZEEBRAさんの『Street Dreams』は一味違う味わいがあるなと思いながら聞いたりとか。

ZEEBRA『Street Dreams』

(みやーんZZ)あとは\ellow BucksさんのところでLEXさんとOzwaldさんとJP THE WAVYさん、みんな出てきて。それで『WAVEBODY (Remix)』を4人でやるっていうのがあって。これは最高にいいものが見れたなとか。そういうのもあってなかなか楽しかったですね。

(DJ YANATAKE)たしかに。なかなか日本でも全員が揃うこと、ないもんな。たぶん。

(みやーんZZ)そうですね。それをほぼ難なく最前で見れるっていうのは超豪華だなと思って。

\ellow Bucks,Ozworld,JP THE WAVY,LEX『WAVEBODY (Remix)』

(DJ YANATAKE)なるほどなるほど。でも本当にまだ第1歩、2歩みたいなところなんでね、そういうので毎回、爪痕を残しつつもっとね、日本のアクトも大きいところを目指してやってくっていう感じになると思うんですけどね。

(みやーんZZ)でも本当に皆さん、すごい頑張ってやってるというか。すごいエナジーがいっぱい出ていて、これからどんどん日本語ラップが広がってくんだろうなと思いながら見ていましたね。

(DJ YANATAKE)なんかLEXのショーは後ろの方でモッシュみたいになってるみたいなの映像、見ましたけどね。

(みやーんZZ)そうですね。僕のもう真後ろでモッシュピットができていて。「みんな、頑張ってんな:と思いながら見てましたね。

LEXのステージでモッシュピット発生

(DJ YANATAKE)すげえ(笑)。いいですねー。かましてきてくれてますね。あとは結構、どうですか? 俺的にはSNSを見てるとやっぱり初日のトリのA$AP Rockyとハヌマンカインドが……。

(みやーんZZ)ハヌマンカインド! 最高でしたね。

(DJ YANATAKE)『Big Dawgs』のリミックスをロッキーが出てきて一緒にやってるみたいなのが結構、バズってる気がしたんだけど。

(みやーんZZ)そうですね。初日のロッキーのショーの時に途中でハヌマンカインドを呼び込んで。「ここでエクスクルーシブなリミックスをやるぜ!」みたいな感じでロッキーがバースを蹴っていて。ここはみんな、ぶち上がったところですね。

(DJ YANATAKE)やっぱりそうだよな。正規リリース、されるのかな?

(みやーんZZ)どうなんですかね? やっぱりでも今、たぶんハヌマンカインドとかが1番勢いある感じの人だと思うんで。ここは1番、「現行感」を感じられた瞬間で良かったなって思いましたね。

ASAP ROCKY & HANUMANKIND『Big Dawgs』

(DJ YANATAKE)なるほど。他にみやーんさん的に「このアーティスト、面白かったな」みたいなのってどこか、ありますか?

(みやーんZZ)DJスネークとか、やっぱりでかい規模の人数を盛り上げるのが慣れてるなって感じで。次から次へとどんどん、あの手この手で盛り上げていって楽しかったですね。途中でタイガを呼び込んで『Loco Contigo』とか、タイガとの曲をいくつかやったりとかしていて。これは盛り上がりましたね。

DJ Snake & Tyga『Loco Contigo』

(DJ YANATAKE)「DJスネークヒップホップセット」みたいな感じだったんですよね?

(みやーんZZ)そうですね。だからヒップホップは多めなんだけど、ヒップホップと言いつつも途中から転調してEDMっぽくなったりとか。

(DJ YANATAKE)じゃあお客さんを見てやっているんですね。

(みやーんZZ)もう盛り上げるためになんでもやるっていう感じですごかったですね。これは楽しかったっすね。あと、意外とエイコンが楽しくてですね。

(DJ YANATAKE)エイコン!?

(みやーんZZ)エイコン。昔のヒット曲を片っ端からやり続けるっていうので、否応なしに盛り上がってしまって。やっぱりヒット曲をいっぱい持ってる人は強いなって思いましたね。

(DJ YANATAKE)なるほどね。そうか。たしかに最近も新譜、地味に出てるけどね(笑)。あと、でもトリ的に言ったらリル・ウェインもやっぱりさすが盛り上がってたんじゃないかなと思うんですけど。

(みやーんZZ)リル・ウェインはイマイチだったんですよ。

(DJ YANATAKE)そうなんだ。盛り上がってなかったんだ?

(みやーんZZ)そうですね。ラップ上手いのはわかるんだけど、やっぱりなんというかですね、あそこのお客さんにハマってないっていうかですね。最初は結構、人がいたんですけども。それが途中でどんどんどんどん帰っていっちゃって。

(DJ YANATAKE)えっ、マジで?

(みやーんZZ)そうですねー。まあ、帰りの交通渋滞が半端ないとか、そういうのもあったとは思うんですけども。リル・ウェイン、ラップはうまいんですけど、正直あんまり動かないし。

(DJ YANATAKE)やっぱり派手に動き回った方がいいんだ?

(みやーんZZ)そうですね。舞台映えしないというか。ああいう場ではやっぱり舞台を大きく使う人の方が強いなって思いながら見てたんですけど。

(DJ YANATAKE)そうなんだね!

(みやーんZZ)リル・ウェインはそんな動かないし、サイズもちっちゃいし、なんかあんまり見栄えしないなって思いながら見てしまいました(笑)。

(DJ YANATAKE)そうなのかー。また本国とは違うリアクションなのかもしれないけどね。

(みやーんZZ)そうですね。でもとはいえ、お年が行っているファンの方が全バース、被せて歌いまくっていたりして。それはアツかったですね。

(DJ YANATAKE)まあまあ、そうでしょうね。

(みやーんZZ)リル・ウェイン直撃世代の人にはハマるんでしょうけど、現行のものを追っている人にしたら「リル・ウェインはOGだよね」みたいな感じで。

(DJ YANATAKE)そうなんだ。じゃあ、若手の方が盛り上がる感じでしたか?

(みやーんZZ)そうですね。やっぱりなんだかんだ言って若手の方が……とはいえ、そんなに若手っていうのが今回、メンツ的にいなかったんですよね。だから若い人に受けそうなプレイボーイ・カーティとか、タイラとか、みんなキャンセルになっちゃってたりとかしていて。だからそれなりにキャリアがある人ばかりっていう感じで。だからローリングラウドのSNSとかを見てると、コメントで「Refund(金返せ)」とかっていうのがつきまくっていたり。

(DJ YANATAKE)厳しいね(笑)。まあ、海外の人はね。

(みやーんZZ)あとは「このメンツ、ローリングラウド2014かよ?」みたいなコメントもあったりして。僕、爆笑したんですけど(笑)。

(DJ YANATAKE)メンツ的にね。いやいや、でもすごいよ。日本からこんな近いところでこんだけのメンバーを集めるんだから。すごいと思うんですけどね。まあまあ、イベント自体もまだ始まったばっかりだし。タイもこれからって感じですかね。

(みやーんZZ)でも来年もやるみたいなんで。来年はまた、どんどん改善されてよくなるんじゃないかなと思いながら。行けたら行きたいなと思ってますね。

(DJ YANATAKE)会場自体は結構でかいんですか?

(みやーんZZ)会場はバカでかいっすね。

(DJ YANATAKE)正直、どうですか。治安とか、そういうのは?

(みやーんZZ)治安、全然問題ないですね。ゆるくていい雰囲気です。

(DJ YANATAKE)物価は?

(みやーんZZ)物価は超安いです。飲み物とか食べ物の値段は日本のフェスと同じか、ちょっと安いぐらいで。

(DJ YANATAKE)じゃあ、行きやすいですね。

(みやーんZZ)ホテルとかも全然安いし。ヨーロッパとかアメリカでフェス行ったらたぶん、これの3倍ぐらい金かかるんだろうなって思いますね。

治安も悪くないし物価も安いので行きやすい

(DJ YANATAKE)なるほど。わかりました。ちょっと時間がなくなってきちゃったんで。最後、みやーんさん的に言っておきたいなみたいなこと、ありますか?

(みやーんZZ)そうですね。タイのローリングラウド、ゆるい雰囲気でそれ自体が楽しいっていうのもあるんで。ぜひ興味があったら来年、行ってみるといいと思います。そんな感じでしょうかね。

(DJ YANATAKE)なるほど。ありがとうございます。またね、なんかいろいろちょいちょいお出かけされたら、こうやってレポート、お願いしますね。

(みやーんZZ)ぜひぜひ、よろしくお願いします。

(DJ YANATAKE)じゃあ、すいません。タイからわざわざ。本当にありがとうございました。

(みやーんZZ)いえいえ、とんでもないです。じゃあこれで失礼します。

(DJ YANATAKE)ありがとうございます。

(みやーんZZ)ありがとうございました!

みやーんZZ『Rolling Loud Thailand 2023』現地参戦レポート

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block.fm『INSIDE OUT』2024年11月25日放送回

<書き起こしおわり>

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