福山雅治「アクセルベタ踏みしない完全燃焼」を語る

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福山雅治さんが2024年11月23日放送のTOKYO FM『福のラジオ』の中で2024年の番組内で飛び出した名言について振り返り。「燃え尽きたと言っている間は燃え尽きていない。僕は燃え尽きたことも、目標を失ったこともない」という言葉を振り返る中で、自身の「完全燃焼」という言葉の捉え方が「アクセルベタ踏みで燃え尽きること」とは違うと話していました。

「過剰にアクセルを踏まない」

(福山雅治)たぶんこれは「必要以上に燃えようとしていない」っていうのもあります。つまり「過剰にアクセルを踏まない」っていう。アクセルを過剰に踏むとガソリンと空気がドバーッとエンジンに行くからドカーン!ってスピードが出るんだけど。でもガソリンもなくなっちゃうし、道路交通法にも違反するし。あと、事故の確率も上がる。

たまにないですか? 車をどんなに急いで運転しても結局、到着時間は変わらなかったりとか。一緒に出た人がいて。こっちは結構急いだつもりなんだけど、向こうの方が先に着いてたみたいなこととか。そういうの、よくあるから。必要以上にアクセルを踏み込まない。「行くで!」みたいにはならない。……ならないようにしてるのかもしれないし。元々、そういう人じゃないのかもしれないし。だから燃え尽きるみたいなことがないんですよね。

これまでの自身の経験から、アクセルベタ踏み・全開で無理をしてスピードを出しても最終的な結果は必ずしもよいものになるとは限らないと感じるようになったという福山さん。必要な場合はアクセルを踏み込むこともあるが、基本的にはもっとも効率的にエンジンを回せる状態を維持することを意識しているようです。

完全燃焼というものの受け止め方が違う

(福山雅治)完全燃焼は目指すんだけど、完全燃焼というものの受け止め方がどうも人によって違うみたいで。完全燃焼っていうのはアクセルをドカッと踏み込んでいくこと。そのことを完全燃焼だと思っているかもしんないけど、そうじゃなくて。ガソリンと酸素とそのエンジン自体の最も効率よく回る状態、ベストな回り方が完全燃焼っていう風に僕は受け止めてるんで。無理やり踏んだり、 踏み込んだりとかしないんですよ。

(今浪祐介)そっちの方を完全燃焼って思ってる人が多い気がしますよ。

(福山雅治)ベタ踏みこそ完全燃焼っていうのでしょう? 僕はそっちじゃないんですよね。程よく踏み込む。まあ必要とあれば踏み込むけど、ちょこっと踏んでる感じ。それをずっと維持する。その方が 効率がいい。効率がいいことが完全燃焼だと思ってるんで。瞬間最大速度的にバーンと出るのは完全燃焼だと思ってないんですよ。効率よく、長い距離を的確に運転して目的地にたどり着く。それが完全燃焼だと思ってるので。

(今浪祐介)完全燃焼とかベタ踏みではない。

(福山雅治)最適化です。最適化こそが完全燃焼だと思ってます。

最適化こそが完全燃焼

福山さんの「効率がいいことが完全燃焼。最適化こそが完全燃焼」というのは至言ですね。無理をしてアクセルをベタ踏みしてしまうと後からその反動が来たり、事故のリスクが上がったりと結果的にはあまりよくないことが起きてしまう場合が結構、あるような気がしています。

うまく行けばリターンは大きいのかもしれないですけど無理しすぎて体を壊してしまうとか、家庭が壊れてしまうとか、いろいろありますから。そんなことが起きてしまうと「なんのために限界まで頑張ったんだ?」ってなってしまったりしますよね。ある程度、余裕を持って無理なく効率いい稼働をすることを心がけ、必要な時だけアクセル全開にする。福山さんが提唱する完全燃焼の方が、長い目で見るとリターンが大きいのかもしれません。

『福山雅治 福のラジオ』2024年11月23日放送回

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