東MAX 51歳で通い始めた駒澤大学を3年で中退した理由を語る

東MAX 51歳で通い始めた駒澤大学を3年で中退した理由を語る ラジオビバリー昼ズ

東MAXさんが2024年2月27日放送のニッポン放送『ラジオビバリー昼ズ』で51歳から通っていた駒澤大学を3年終了時に中退したことを話していました。

(東MAX)あと、ちょっと私の個人的な報告なんですけども。私、駒澤大学に退学届出しまして。

(黒沢かずこ)ええっ? なんでですか?

(東MAX)いや、もう全部、単位も取ったんで。128単位、取ればいいんですけど。132単位、取ったんで。

(黒沢かずこ)すごい。多い(笑)。

(東MAX)で、ほら。4年生ももう別に卒論もないので。籍を置くだけで、ほら。1年っていうのも、あれじゃないですか。それで学校に行かないのに100万円、払うわけですよ。

(黒沢かずこ)すごい。卒業を取るのには100万円が必要?

(東MAX)そうなんです。だから別にケチってるわけでも何でもないんですけど。ほら、僕がね、卒業という肩書きを持っていても、別に就職するわけじゃないし。何の特にもならないので。だったら、それを寄付した方がいいんじゃないかということで。能登半島地震の方に寄付した方がよっぽど役に立つなと思って。それで辞めて。だからその学費の分のお金を寄付しようと……まあ、もう寄付したんですけどもね。だから結局、肩書き的には「中退」ですよね。

(黒沢かずこ)ああ、中退? でもなんか、学生は悔しいっていう思うぐらいのかっこいい中退の仕方ですね。

卒業必要単位は取得済。中退して学費を能登半島地震に寄付

(東MAX)そうですか? まあ成績もね、GPAも結局、3.4弱かな? 結構、高かったんですよ。3.37とか8とかあったのかな?

(黒沢かずこ)でも私からしたら、そういうのをやっていて。ちゃんと試験をやるって、すごくないですか?

(東MAX)試験もね、ちゃんと受けて。学生と一緒にね。それで友達もいっぱいできましたし。ただ僕、思うのが3年で卒業っていうを……いくつかの大学はもう既にやってるんですけど。3年で卒業した方がいいんじゃないかなと思って。基本、4年でいいとは思うんですよ。別に勉強だけじゃないし、いろいろみんな遊んだりとかもするんだけど。今の世の中、奨学金を借りて大学に行ってる人が半分ぐらい、いるんすよ。っていうことは、この100万円が浮くことで楽になる人が結構いるんですよね。

(黒沢かずこ)そうですよね。東さんはまたね、ご自身で働いてらっしゃるし。

(東MAX)だから親が出してるとしても、親も楽になるし。自分で借金を抱えてる人も楽になるし。で、早く働けばその分、税金も払ってくれるじゃないですか。で、みんな、給料ももらえるわけじゃないですか。で、今、ほら。日本は人手不足だなんて言われてるので、早く働けばそういうのも多少、解消になるというか。結構いいことずくめなんですよ。だから駒澤大学は飛び級制度があって。「3年で卒業して大学院に行く」っていうパターンはあるんですよ。でも、「3年で卒業して就職」っていうパターンはないんですよね。

(黒沢かずこ)そうなんですね。

(東MAX)だから、これからは何かそういうのに対応していく大学もあってもいいんじゃないかな。増えた方がいいんじゃないかなというのも思ったんですよね。

(黒沢かずこ)また問題を日本に投げかけて? でも、それはたしかに経験しないとわからないですもんね。

(東MAX)そうそう。だから結構大学も、就職するために大学に行くっていう生徒も結構、多いんですよね。そう考えた時に、じゃあ早く働いた方が楽になる人もたぶん、中には結構いるんじゃないかなと思うんですよね。

(黒沢かずこ)奨学金だってね、返す額が減りますし。

(東MAX)そうそう。だからね、なんかその大学3年で終わる制度っていうのが……だから、入ってみないと、「ああ、これは3年でいけるな」とかって、わからないので。まあ、俺がだから働きながら大学に行って。子育てもしながらというか。だってこの1年で言うと俺、舞台を三つもやってたわけじゃないですか。レギュラーもやりながら。それでも、まあそこそこの成績というか。3年で単位が全部取れたんで。だから、やれないことはないというかね。

(黒沢かずこ)そうなんですね。ちゃんといけば。ちゃんと勉強すれば。

(東MAX)そうそう。だって俺、週4で通ってましたからね。朝一の授業に出て。ねえ。

(黒沢かずこ)それで……わかんないな? 今、もうここ花粉と同時に出かけたのは、「何が楽しいんだ?」って今、言いそうなりました。危ない! 勉強の楽しみってあるんですね。学ぶことが。

(東MAX)勉強、楽しいですよ(笑)。

(黒沢かずこ)私が50代になったら、それがわかるかもしれないですね。

(東MAX)いや、俺はだからもう本当に社会政策とか、そういうのをいろいろ勉強して。「ああ、こんなところにいっぱい問題があるんだ」とか。非営利組織論とか、そういうのも「ああ、みんなこういう活動をしてるんだ」とか。いろいろ見て挙げ句、「なるほど。大学もこれ、3年でね卒業できたら、働く人も増えるから。いいんじゃないか?」なんて。だって今、もう18歳で成人じゃん? だから早く社会に出る人が増えてもいいのになと思ったんですよね。

(黒沢かずこ)たしかに。若い人の力がほしいですね。えっ、同級生にはお伝えしたんですか?

(東MAX)ええ。みんな、笑ってました。「アハハハハハハハハッ! マジすかー?(笑)」みたいな。ほら、みんな就職活動をやってるから。それで「へー! 本当っすか? さすがっすね!」とか。

(黒沢かずこ)でもみんな、東さんにランチ、連れてってもらえなくなっちゃいますね。まあ、4年生だからあんまり学校に来なくてもいいのかもしれないけども。

(東MAX)そうそう。ただみんなね、「ゴルフは誘います」とか「腹減ったら連絡します」とか。

(黒沢かずこ)友達としては関係が続いているんですね。

(東MAX)そうそう。関係は続いていきますね。

(黒沢かずこ)最高ですね!

(東MAX)なのでまあ、ご報告をね。

(黒沢かずこ)お疲れ様でした。

(東MAX)まあ、でも頑張った成果がね、自分の中でねあればいいなと思って。目的はちょっと、僕自身はね、達成できたので。ただ結局ね、欽ちゃんと同じ、中退です(笑)。

(黒沢かずこ)でも、すごいですね。もう欽ちゃんもそうですけども。学ぶっていうこと。本当に全身でやられたお二方で。

(東MAX)いや、2人とも亡くなったみたいな言い方してるよ?

(黒沢かずこ)いや、本当に(笑)。何より残して、この世界に(笑)。

(東MAX)でも僕はね、最初に51か。で、駒澤大学に入って。欽ちゃんに電話して。「僕、後輩になりました。大学に行くことになったんです」っつったら「おう、そうか。お前、すごいな。お前、いくつになった?」「51です」「早いよ!」って言われましたよ(笑)。

(黒沢かずこ)51で「早いよ」?(笑)。

(東MAX)「俺は70過ぎてから行ったんだよ」って。

(黒沢かずこ)すごい!

「俺は70過ぎてから大学に行ったんだよ」(萩本欽一)

<書き起こしおわり>

東MAX 大学の同級生との交流を語る
東MAXさんが2023年11月11日放送のニッポン放送『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー』の中で通っている大学の同級生たちとの交流について話していました。
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