東野幸治さんが2024年2月9日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で『We Are The World』のレコーディングの一夜を描いたNetflix『ポップスが最高に輝いた夜』についてトーク。レコーディングで苦戦するボブ・ディランについて、渡辺あつむさんと話していました。
（東野幸治）あつむくん、ボブ・ディランはまってくれたそうです。本当にありがとうございます（笑）。嬉しい！ やっぱり、あれですよね。ラジオを一緒にするっていうのは、面白がるところが一緒っていうのはなんか安心しますよね。そんな気持ちでございます。東野幸治のホンモノラジオ！ どうも、こんばんは。東野幸治でございます。今夜も1時間、よろしくお願いします。改めて、私の話を聞いてくれるのは、この方！
（渡辺あつむ）渡辺あつむです。
（東野幸治）よろしくお願いします。本番前にボソッとね、「ボブ・ディラン、面白かったです」って。思った以上に面白いでしょう？
（渡辺あつむ）今年、一番面白いです（笑）。
（東野幸治）フハハハハハハハハッ！ ああ、めちゃくちゃ嬉しい（笑）。改めて先週、Netflixでね、『We Are The World』。夕方ぐらいから朝7時、8時まで録音したっていうやつの、それのスタジオの中のドキュメンタリー（『ポップスが最高に輝いた夜』）みたいなんが今、話題沸騰までは行ってないです。なんとなく、話題がちらほら聞こえてる感じでしたけど。めちゃくちゃ僕もおすすめのドキュメンタリーで。「ぜひ、見てくれ」と。だから世代で言うと、MTVでね、言うたら『We Are The World』のあの曲、何回も何回も擦って聞いていたから。なんとなく、シンディ・ローパーのね、あのアクセサリーの音が入っていてっていうような笑い話は知ってましたけど。あんなにいろんなエピソードがあるって、知らなかったでしょう。
（渡辺あつむ）はい。
『We Are The World』の様々な裏話
（東野幸治）いや、だから本当に……で、言うたように一番最後に『We Are The World』の曲が流れたら、それぞれのエピソードみたいなのを思い出して。なんか笑いながらも感動するっていうドキュメンタリーでございますから。これ、ぜひ皆さん、見てほしいし。ボブ・ディラン……いつか、あなたもボブ・ディランになるっていうことを心に。俺もボブ・ディランになるっていうことがあるから。たとえば吉本がコメディとか。NGKで、言うたらまあ、霜降り明星主演で。言うたら西遊記がなんか、するんかな？ それで、言うたら東野師匠も70歳とか、73歳ぐらいですよ。
「久しぶりにね、舞台、どうですか？」って言って。「じゃあみんな、今田さんとかほんこんさんとか、出るんやったらええで」っていうんで、3人が妖怪の役で。ジジイで出るってなって。で、前日に本読み。立ち稽古をする時に全然ボケが頭に入らんと。全然ボケ忘れたりとか、噛み倒したりする時に、まあなんでしょうか？ 粗品が客席からジャンプして舞台上がってきて。「いや、兄さん。これこれ、こうするんです。兄さん、言うてください」ってなって、なかなか上手に言えへんっていう（笑）。
（渡辺あつむ）同じ動きを合わせるギャグとか（笑）。
（東野幸治）同じ動きを合わせるギャグが、どうも合わへんと（笑）。お笑いに変えてみたらね、そういうことですよね。『We Are The World』のボブ・ディランは。で、やっとできたら、ちょっとだけ笑っていう（笑）。いや、だからスティービー・ワンダーとかね、みんな仲間が優しく包み込んでくれたら、言うたら心を開くことができるっていう。後にノーベル賞の文学賞を取りますから（笑）。あの映像を見てたら俺、文学賞までつながれへんと思うけども（笑）。でも、それぞれにボブ・ディランがあるんです。体の中に、脳みその中に。だから、ボブ・ディランを笑うなかれ。自分を笑うことになりますから。気をつけて……。
（渡辺あつむ）はい。勉強になりました。
（東野幸治）いや、勉強になりましたよ。ぜひぜひ、まだ見てない方は見てほしいと思います。
「ボブ・ディランを笑うなかれ」（東野幸治）
『ポップスが最高に輝いた夜』
別のドキュメンタリーや少々批判的に書かれた本「ウィー･アー･ザ･ワールドの呪い」を読んだことあるけれど､この番組の切り口が1番良かった｡
ヒューイ･ルイスは今もイイ人だしプリンスを呼ぶためだったと振り返るシーラEも好き｡ボブ･ディランの不安顔に注目。 pic.twitter.com/btuLIu2LfC
— 淀川コーエン (@notmanzara2) February 10, 2024
＜書き起こしおわり＞
