宇多丸と宇内梨沙『ゼルダの伝説』実写映画化発表を語る

星野源『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を解禁する アフター6ジャンクション

宇多丸さんと宇内梨沙さんが2023年11月8日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で『ゼルダの伝説』実写映画化が発表されたことについて話していました。

(宇多丸)メールを読みます。「本日、任天堂および『ゼルダの伝説』実写化プロジェクトが発表されました。制作は『X-MEN』など数多くのマーベル映画で製作総指揮を務めてこられたアヴィ・アラッドさんということです。今年の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に続き、任天堂が本格的に関係してきました。どんな映画になるのか? ゼルダファンでもあるのでわくわくが止まりません」ということなんですけど。いろいろ他にも書いていただいてるんですけども。どうですか? ゼルダ実写化。

(宇内梨沙)「いや、実写化かー!」って思いました。まず。

(宇多丸)でもゼルダって、クラベさんの先週までやっていた特集でもあったけど。結構絵柄はさ、作品ごとに違うじゃないですか。等身が高めのもあれば、低めのもあるし。

(宇内梨沙)たしかに。かわいらしいのもあります。

(宇多丸)だから、マリオみたいにある種の固定的な絵柄感があるわけじゃないから。そこの縛りはゆるめではある。

(宇内梨沙)かわいいのは『風のタクト』とか。

(宇多丸)そう。それもあったりするし。リアルめのも。

(宇内梨沙)最近はリアル寄りというか。

(宇多丸)まあ、最近は中間ぐらいかな? だから、そこの縛りは弱いけど……ただ、『スーパーマリオブラザーズ』は完全にあの漢字をやるっていうところに勝算があったと思うけど。どうよ? 実写化。

(宇内梨沙)だってこれ、制作が『X-MEN』などを手がけているアヴィ・アラッドさんで、監督がウェス・ボールさんっていう方らしいんですけども。完全に洋画じゃないですか。

(宇多丸)『メイズ・ランナー』の。

(宇内梨沙)『メイズ・ランナー』の監督ということですけども。完全に洋画じゃないですか。出来上がるのが。となると、演じるのもきっと海外の方。そうなると、より遠く感じそうだなと……。でもゼルダとかリンクとか、名前がたしかに日本ではないんだけれども。

(宇多丸)あと、キャスティング次第によってはね。どうします? リンクがベン・アフレックだったら?(笑)。

(宇内梨沙)アハハハハハハハハッ! 見たい!(笑)。もうちょっと若い時のベン・アフレックがいい(笑)。

(宇多丸)「な、なんで?」っていう(笑)。中年のリンク(笑)。

(宇内梨沙)でもなー、すごいメンバーを揃えてきたら、結構楽しみかも。ハリウッドの。

リンク役はベン・アフレック?

(宇多丸)ねえ。まあ、珍品の楽しみもありますからね。でも、たとえばさ、これだから絵面が元々ないものというか。『ダンジョンズ&ドラゴンズ』はすごくうまくいったじゃないですか。クリス・パイン、すごいよかったじゃないですか。あれはでも絵面的な縛りがないから。

(宇内梨沙)キャラクターにあんまりイメージがないですもんね。外見とか。

(宇多丸)だから、かっちりなぞるか、あんまり縛りがないものか……あともうひとつ、僕、ゲームの映画化っていうのはその元のゲーム性みたいなものをどのぐらい、その作劇に活かすのか?っていうのも関係してると思うんです。それがないと、「何のためにやったの?」っていう感じになっちゃうし。さて、ゼルダはどうするんだ?っていう感じ、あると思うんですよ。

(宇内梨沙)たしかに! でもマリオは見事な表現で、いろんなこれまでのマリオのゲームを表現したから。

(宇多丸)いろんなステージ感もそうだし。とか、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』もそうだし。あと、ほら。『バトルシップ』とかも、ちょっと戦略性っていうか。そういうのが活かされてたりとか。なんだけど、さあ、じゃあゼルダはどうするんだ、みたいな。これはちょっと不安要素が多い感じですよ。まあ、勝算はベン・アフレックがリンクっていう(笑)。

(宇内梨沙)アハハハハハハハハッ!

(宇多丸)ケツアゴリンクっていう(笑)。

(宇内梨沙)結構、歳が行ってるけど(笑)。

(宇多丸)そういうストーリーで。だから結構、歳が行ったリンクが(笑)。

(宇内梨沙)ゼルダもまあまあ行っていて(笑)。

(宇多丸)しかもベン・アフレックのリンクだから全然しゃべらないっていう(笑)。みたいなね。まあ、どんなことになるのか。楽しみにしたいと思います。

(中略)

(宇多丸)ちなみに、ちょっと今、雑談をしていて。オープニングでゼルダの実写版がアメリカで作られる計画が立ったということで。「実写、どうよ?」みたいな話をしていて。それで今、渡辺さんが入ってきて、渡辺さんがちょろっと言ったアイディアが抜群によかったので。改めて、紹介していただけますか?

(渡辺範明)僕はね、『ダーククリスタル』路線がいいと思うんですよ。

(宇多丸)つまり、パペットというか。人形を使った実写化。

(宇内梨沙)そっちの実写!

(宇多丸)これ、ナイスアイディア!

(宇内梨沙)合いそう!

(渡辺範明)絶対にゼルダと合うと思う。

『ダーククリスタル』路線

(宇多丸)『ダーククリスタル』、ぜひご覧ください。新しいシリーズっていうか、新版みたいなのもNetflixとかで出ているし。あとメイキングがあったりとかして。素晴らしい人形劇というかね。

(宇内梨沙)てっきり人ばっかりで実写をイメージしていましたけども。

(宇多丸)それ、めっちゃいい!

(渡辺範明)ちょっとね、トゥーンリンク的な雰囲気も出ると思うし。これ、ぜひ宮本さんに伝えたいですね。

(宇多丸)ぜひ(笑)。たださ、メンツがもう『メイズ・ランナー』だから(笑)。『メイズ・ランナー』の監督が(笑)。

(宇内梨沙)ゴリゴリCGでやりそう(笑)。

(渡辺範明)まあ、その方々が「実はジム・ヘンソン、好きなんだよ!」みたいなね。

(宇多丸)さっき、その合間で「えっ、ジム・ヘンソンって生きてるんだっけ?」みたいな話になって。亡くなっていました、みたいなね。そういう話とかもあったりするけれども。ナイスアイディアだと思います!

<書き起こしおわり>

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