東野幸治 3歳の孫と過ごした幸せすぎる3週間を語る

東野幸治 3歳の孫と過ごした幸せすぎる3週間を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2023年9月8日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で長女が3歳の孫を連れて里帰りしたことを紹介。孫と楽しい時間を過ごした幸せすぎる3週間について話していました。

(東野幸治)皆さん、聞いてください。本当に私だけがこんな幸せでいいんでしょうか? 日々、ニコニコ笑いながら生活しております。東野幸治のホンモノラジオでございます。

どうも、こんばんは。東野幸治でございます。今夜も1時間、よろしくお願いします。いや、本当に別にボケでもないんですけども。ホンモノラジオをずっとやっていて。いろんな方ね、聞いてる方で。言ったら今日も「日常」のコーナーがあって。日常の不満とか、つらいこととかね、読まなきゃいけない。そのことを読むことによって、なにか笑いに昇華して、日々の生活を頑張ろうっていう方が主に聞いてるから。俺も何となく、このラジオをやってると、あんまり自分の幸せなことを言いづらなっていたんです。ずっと。あんまり。

でも、ちょっともう我慢できなくて言いますけど……今現在、56歳ですけど。18、19の時には俺、こんな幸せな56歳になるとは思ってなかったです。というようなことはだから結婚して。子供が早い時に娘2人できて。で、その娘の長女の方が、この番組でも言いましたけれども。結婚して。で、結婚式のスピーチで受けたいために当時、闇営業騒動の宮迫の漫談をして滑ったっていうのを言いましたけども(笑)。次女の方が爆笑に次ぐ爆笑のスピーチをしたから、こっちもカチンと来て。「実は未宮迫くんを呼んで、ちょっと歌でも歌ってもらおうかなと思ったけど、今回は残念ながら……」みたいなね、渾身の漫談をしたら、ややウケっていう(笑)。恥ずかしいですよ。プロが娘に漫談で負けるっていう(笑)。

いや、それで娘が結婚をして。子供も生まれて。言うたら孫なわけです。言うてましたよね。コロナ禍の時に「孫が誕生したけれども。海外に住んでいて、会いに行けない。孫を早く見たい」みたいなこと、言ってました。その孫がもう3歳になりまして。この間も言ったんですけど、日本に帰ってきてて。結局3週間ぐらい、言うたら娘と孫に囲まれた生活がまあ、楽しくて! ここからしゃべるのを本当に皆さん、奥歯を噛みしめて聞いてください(笑)。

(渡辺あつむ)「あいつだけ!」って(笑)。

(東野幸治)「あいつだけ、なんや?」って思うかもわからんけど。まずね、朝が早いんですよ(笑)。ペチャペチャペチャペチャ……って。ちっちゃな足がペチャペチャペチャペチャ……ってフローリングの廊下を。「ペチャペチャペチャペチャ……やー!」とか。もしかしたら皆さんに取ったら、街で聞いたり、電車の中で聞いたら「騒音」って思うかもわかりませんけど。はっきり言わせてください。孫の鳴き声は騒音じゃございません!(笑)。「ああ、もう起きてんのか」とか言いながらも、穏やかな感じで起きてきて。ほんで寝室を開けると、その向こうの廊下から「ペチャペチャペチャペチャ……じいじ!」って言って、俺のところに、膝上ぐらいに突撃してくるんですよ。まあ、突撃してきたらもうおのずと「抱っこしてください」やから、孫の両脇を手でぐっと抑えて。高い高いなのか、ハグなのかわかりませんけど。その孫の匂いで起きるという。3週間ぐらい、そんな生活を……あつむさん、えらい全然笑わないですね?(笑)。

(渡辺あつむ)どこを笑うねん?(笑)。

(東野幸治)フハハハハハハッ!

(渡辺あつむ)まあ、いいですわ。泳がしますわ。

(東野幸治)ほんで、まあご飯を食べたり。ちょっとね、「座って食べなさい」って……面白い話ですよ? 「座って食べなさい」って孫に言う。ほんなら孫がね、なかなかね、もうじっとしないんですよ。で、こうね立ち上がって、ウロウロしながら、言うたら食パンとか菓子パンみたいなのを持って、立って食べる。「そんなん、もうあかん」言うて。またもう1回持って、座らせて食べて。俺もなんか一口食べて、パッと見たらもうおれれへん! あつむくん、笑うところですよ?(笑)。

(渡辺あつむ)えっ、嘘? どこどこどこどこ?

(東野幸治)いやいや(笑)。だから、孫を抱っこして。孫用の椅子に座らせて。ほんで俺が一口食べて、パッと見たらもう孫はいないっていうところで、「うわっ、なんちゅう話や?」って笑うところ(笑)。

(渡辺あつむ)いや、違う違う。ほんで、どこにおったんかい?っていう……。

(東野幸治)いやいや、ほんで、またさっきと同じところにおって。また脇を持って抱っこして、座らせて食べるみたいなこととか。あと、言うたらプラスチックのコップを持って飲むねんけども。おっかなびっくり飲んでるから。たまにちょっと、不注意で落として。ジャッて床にこぼす。ほんだらもう、ほんまやったら「チッ! おいっ!」って言うところをやっぱり孫やから。「もうー」って言って、グラスを持って。また牛乳を入れたり、お茶を入れたりしてトンッて渡すっていう。笑うところですよ?(笑)。

(渡辺あつむ)いや、ちょっと……これ、本家の皆さん、リスナーさん、そして僕も……えっ? 聞き続けていいんですか? もう背中、ほんまにかゆなってきて。ブツブツができてきました。背中に。

(東野幸治)フフフ(笑)。そんな日々を3週間、ずっと過ごす。最初はね、娘と僕と孫と3人だけの時に、ちょっと娘が用事で。「ちょっと本屋さんに行きたい。孫、昼寝しているから大丈夫」っていうので留守番してる。ほんで娘がで出て行った瞬間にもうすぐ起きて。「やばい1」ってなって。もうワンワン泣く。オロオロオロオロ……みたいな感じで、ちょっと困ったりとかしてて。そこからベッドのところの片隅で、ずっと頭を垂れた感じで一切、何も動かず泣き続けてて。そこに娘が帰って来たみたいな日々ですよ。「ごめんごめん!」みたいな感じがね、すごい楽しかったりもしてて。そういうことをやっていた生活だったんですけどこの間。2、3日前。それでもう帰るっていうことになって。

ほんで、だから嫁と俺と娘と孫で車に乗って、空港に行って。空港のお別れのところで……だから俺もちょっとやっぱり自意識過剰やから。あんまりなんか顔をさされるの嫌だっていう気持ちも……昔やったらあったりもしてて。要は娘もよく大学時代、海外に行ってたから。「じゃあ、バイバイ!」とか言われても「いや、バイバイって……声、大きいな」って、帽子もちょっとつばを深めにかぶりながら。嬉しいねんけど、こっぱずかしく「バイバイ」って言ってたけど、変わりました。孫がすごい大きい声で「じいじ、バイバーイ!」って言ったら、その上行く感じで「バイバーイッ!」って(笑)。

(渡辺あつむ)ほう……。

空港での孫との別れ

(東野幸治)「バイバーイッ!」って言って。「なんて俺、幸せなんや!」って帰りしな、本当に思ったね。嫁と2人で「俺らは幸せやな」って言いながら。「だからこの話、ホンモノラジオでしていいのかな? どうなんやろな?」って思いながらしゃべってるんですけど。

(渡辺あつむ)えっ? じゃあ空港に行ったのが第2章で。第2章からは面白いなんのかな?って……いや、えっ、なになに?

(東野幸治)めちゃくちゃ面白かったよ?

(渡辺あつむ)第1章と第2章、一緒やん? えっ?

(東野幸治)めちゃくちゃ面白かったです。うちの家族、もう大爆笑。常に。『犬のお巡りさん』を車内で歌ったり。「いーぬーのー、おまわりさん♪」って言ったらもうみんながもう……孫も知っているから。「ワンワン、ワワーン♪ ワンワン、ワワーン♪」って言って。「ワハハハハハッ!」って言いながら空港に向かっていったっていう。

(渡辺あつむ)幸せ。幸せはわかります。はい。

(東野幸治)いや、それを笑ってもらわんと……。えっ、笑ってもらわんと困る……(笑)。

(渡辺あつむ)もう一生、孫と会わんといてください! 孫、会いにくんな! 俺の東野さんを……本家の東野さんをダメにしやがって! 孫!(笑)。

(東野幸治)いやいや、だから本当によく娘とか息子っていうのは、責任感もあったりとか。はじめてやし、みたいなのでちょっとドキドキしながら。なんかね、緊張感ある生活っていうのはわかるんですよ。「これ、孫になったら別もんやで」っていろいろ言われてて。「責任ないから」とか。ほんま、おっしゃる通りというか。とにかく、なんかわからんけど買い与えたいっていう衝動(笑)。

(渡辺あつむ)はー。まあランドセルがどうのこうのっていうね。

(東野幸治)いや、もう本当に。だから早くランドセル、買いたいとか。近所に実は駄菓子屋があったんですけど。そんなん、日常生活で、子供も大きいし。駄菓子屋なんてまず目が行けへんけども。「ああ、こんなところに駄菓子屋、あったんや」みたいな。で、もうほんまに「好きなもん、買え」みたいな。それもベタに、本当に。「そんだけでええの?」みたいな。チョコ三つと、シャボン玉みたいなのを買うから。「もっと買うたらええやん」みたいなんを言うけども、「それでいい」みたいな感じのやり取りをするみたいな日々が、なんかすごい幸せで……その一方で、心の中で「おい……」って。

(渡辺あつむ)あっ、来た……。待ってました!

(東野幸治)フハハハハハハッ!

(渡辺あつむ)そらそうや!(笑)。はい、お願いします!

(東野幸治)「よかったな……」いうて(笑)。

(渡辺あつむ)おいっ! 悪魔も……?(笑)。

(東野幸治)「お前、幸せそうな顔しとるぞ?」っていう(笑)。

(渡辺あつむ)悪魔もええ人なってもうた……(笑)。

(東野幸治)いや、ほんまにだからこの2週間、3週間、そういうモードになってたら……だからほんまに特に、ふわーっと。ドラえもんじゃないけど若干、10センチぐらい浮いたような感じの日々になってて。「こんだけ幸せで、本当ありがたいな」と思ってて。でもなんかもう一方で「いや、こんなもんあかんぞ」と。だから初めて千原ジュニアが結婚して、子供ができて。仕事に行く前に「幸せすぎて。子供がかわいくて」っていう。そりゃ、そうじゃないですか。ほんで「これじゃあかん」と思って、バラエティ現場に行く車中で、ロシアの軍隊の人が殴り合いとか、激しめのやつを見るっていう。俺の時はそんな時代じゃないし、YouTubeもなかってんけど、なんかその気持ちがちょっとわかったけど。でも、まだ見てないです。激しめのYouTubeは(笑)。

(渡辺あつむ)おう、まだ浸ってんねや。

(東野幸治)まだ浸ってます(笑)。すごい浸って。で、最後、空港で東野家。俺、嫁、娘、孫。それで、あんまり言いたくないねんけど。いよいよ行く時、バイバイの時に、実はすごい右目の鼻に近いところがかゆなってきたのよ。

(渡辺あつむ)目頭ですか?

(東野幸治)目頭っていうの? そこがかゆなってきて。「かゆいな」って思って、ほんまに天然でそこ、かいてたんですよね。ほんだら娘が何を勘違いしたんか、「泣いてる」って思って……(笑)。それを見て、娘も泣きだして。

(渡辺あつむ)おお、ヤバい(笑)。

(東野幸治)ほんで、それを見た嫁が泣きだして(笑)。ほんで孫が「じいじ、じいじ!」って言うて。なんか知らんけど。ラグビーのワールドカップやないけど。4人で、大人3人、孫1人でちっちゃいスクラムを組んで(笑)。

(渡辺あつむ)おお、抱き合ったわ!

(東野幸治)抱き合ったけども。でも薄々、「あれ? もしかして俺のこれ、目頭かいたんを泣いているって勘違いしたんかな?」って思ったけど。昔の、孫が来るまでの俺やったら「いやいや、勘違いしてない?」とか、「いやいや、これ目頭をかいとるだけや。泣いてないで?」って言ってネタバレをして。「えっ?」ってなって。ほんで「バイバイ!」って言って帰っていくけど、孫と3週間おったら、「野暮なことを言わんでよろしいがな。そういう風に受け取ったんやったら、そういう風な芝居すんのも大人のたしなみ違うか?」っていうことで。グッとこらえて。「じいじ、バイバイ!」「バイバーイッ!」って言って去って。帰りの車の中で嫁に「あれ、俺、泣いた思ってる?」「泣いてたでしょう? びっくりしたわ、私。『泣いてるやん』って思って」「いや、あれは目、かゆかったんや」「最っ低やな……なんで? なんでいつまでそんなんなん?」って言われて帰ってきて、少し昔の自分を取り戻した(笑)。

(渡辺あつむ)うーん……まあ、良しとしましょうか(笑)。

(東野幸治)良しとして(笑)。まあ、そんな3週間。楽しかったからまた当分、会われへんなとは思ったんで。聞いてる方もね、来週また本気な感じで。いつもの感じでやりますから(笑)。

(渡辺あつむ)ああ、今日はもう?

(東野幸治)今週まではもう、浸らせてください。

(渡辺あつむ)ほわーんとしてるんですか?

(東野幸治)ほわーんとしてます。

(中略)

(東野幸治)すいませんね。なんかあの、すごいスタジオの空気が悪いんですよ(笑)。

(渡辺あつむ)はい……。ああ、これは私から言うた方がいいですか?

(東野幸治)ああ、全然言ってください。

(渡辺あつむ)曲中に東野さんがおもむろにスマホを持ち出して。「これ、見て」っつって……孫とのツーショットの写真を僕に見せてきました!

(東野幸治)フハハハハハハッ!

(渡辺あつむ)こんな東野幸治があったでしょうか!?

(東野幸治)あの、「ハラスメントです」っていうコメント、おかしいと思います。

(渡辺あつむ)いや、その孫との写真。「かわいいですね」って言うしかないですよ。こっちは。

(東野幸治)そう。それを言うてほしいのよ。

「孫かわいい」ほしがるハラスメント

(渡辺あつむ)という、ハラスメントです。ほしがる。かわいいほしがるハラスメントです。あのワニにパイをぶつけていた男が!

(東野幸治)動かないワニにパイをぶつける。ぶつける。日本中から苦情の電話が河田町のフジテレビに殺到する。何千件と……っていう男でした(笑)。いや、人は変わるんです。本当に申し訳ないです。

<書き起こしおわり>

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