町山智浩 カリフォルニア州バークレーの右翼大集会中止を語る

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町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でカリフォルニア州バークレーで行われる予定だった右翼大集会の模様についてトーク。結局中止になった集会の現場で実際に町山さんが見たものについて話していました。

(山里亮太)あ、そうだ。町山さん、先週なんか集会に行くって言っていたあの話。どうなったんですか?

町山智浩 アメリカのお笑い芸人が政治的なネタを扱う理由を語る
町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でアメリカのお笑い芸人・コメディアンたちが積極的に政治的なネタを扱う理由について話していました。 (町山智浩)はい。町山です。よろ...

(町山智浩)そうなんですよ。うちの近所のバークレーとサンフランシスコにトランプを支援する人たち……いわゆる右側の人たちと言われているような人が集まって集会をやるということになったので。この間、シャーロッツビルっていうバージニアの方で死者が出ましたんで。

バージニア州シャーロッツビルでの衝突事件

町山智浩 バージニア州白人至上主義者集会の衝突事件を語る
町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中でアメリカ・バージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義者の集会とそれに反対するカウンターの人々の衝突事件について話していました。 ...

(山里亮太)はい。

(町山智浩)その白人至上主義の人が車で突っ込んでね。で、市はなんとか止めさせようとしていたんですけど、結局彼らの方が集会を中止しました。

(山里亮太)ああ、そうなんですね!

(町山智浩)まあ、彼らは自分たちを「白人至上主義ではない」と言っているんですけども。それの10倍ぐらいの人たちが彼らにそういう集会をさせないというか……まあ、集会はするんですけど、それに対抗してその周辺で集会を始めたんで。数で完全に勝てないから、彼らは撤退しましたね。

(山里亮太)はー、なるほどですね。

(町山智浩)ただ、僕はバークレーの現場に行ったんですけど。で、やっぱり10人くらいかな? ポロポロとそういう人たちが来ていたんですよ。まあ、いわゆるスキンヘッドでトランプのシャツを着ているような人たちがね。ただ、その何十倍もの人たちがその人たちに対抗して来ていたんですね。カウンターの人たちが。

(山里亮太)はい。

(町山智浩)ただね、カウンターの人たちに、ちょっと変なのが集まっていたんですよ。

(山里亮太)変なの?

(町山智浩)あの、ブラック・ブロックと言われている人たちなんですけど、全身が真っ黒なんですよ。服が。

(山里亮太)はい。

(町山智浩)で、手袋して覆面して。で、他の人たちは普通に顔を出して、いろいろと叫ぶんですけども、そのブラック・ブロックの人たちは黙っているんですよ。全くしゃべらないんです。

ブラック・ブロック

Again and again, we show fascists whose streets are these. #antifa #berkeley #altright #fascism #anticapitalism #blackbloc #power

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(山里亮太)はい。

(町山智浩)男も女もいます。ただ、なにかが起こるとサッと動いて、そこでボコボコに暴力を振るうんですよ。



(山里亮太)えっ! なんすか、その怖い集団は……。

(海保知里)なんかすごくタチが悪いというか。

(町山智浩)そう。完全な暴力集団なんですよ。で、それがちょっと暴走したんですよね。で、かなり逮捕者が出ましたね。

(山里亮太)へー!

(町山智浩)でも、それをやっちゃうと本当に……ネオナチの人たちが武器を持ったりしていたんですけども。それに対抗して彼らはやっているんですけど。ただ、暴力だけが暴走する傾向になっていますね。

(海保知里)それはいけないですね。

(町山智浩)うーん。だからすごくこれはちょっと……まあ、ドナルド・トランプは「両方悪い」って言ったんですね。「右も左も両方悪い」って言ったんですけども、それを立証するようなことをしちゃダメなのにねって思いましたけどね。

町山智浩 シャーロッツビル衝突事件後のトランプを語る
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(山里亮太)たしかに。

(町山智浩)うーん。だからまあ、これは難しいところに来ているなと。ただ、この分断を作り出したのはトランプ自身なんで。そんな分断はいままではなかったんでね。アメリカ人は、要するにいろいろとみんな違っても、文句はあっても。「移民は嫌だな」っていう人がいたりしても、それで別に「移民、出て行け!」とは言わなかったんですよ。そんなに。「まあ、しょうがねえな」っていう感じだったんですけど、それにドナルド・トランプは言葉を与えちゃったんですね。「メキシコ人は強姦魔だ」って言ったり、「アラブ人は出て行け」って言ったりしたことで、彼らが元気になって差別的なことを言葉にするようになっちゃったんで。

(山里亮太)うん。

(町山智浩)で、対立がどんどん深まっていって、もう殴り合いになっていって、実際に死人まで出て。この対立を作り出したのは、トランプ自身なんですからね。これはもう大問題なんですけど。ただ、この対立がちょっとひどいなと思いましたね。

(山里亮太)じゃあ、これからまたそういう対立とかがどんどんと起こりそうなんですか?

(町山智浩)そうなんですよ。だからネオナチが「お前ら、出て行け!」っていうのに対して、「俺たちはそうじゃなくて、みんなで仲良くやろうと思っているんだよ」っていうことで戦うしかなかったのに……「お前らも出て行け!」になっちゃったらダメなんですよ。

(山里亮太)なるほど。そうか。目的が変わっちゃったんですね。

(町山智浩)そう。だからそういうことをいろいろと考えながら、『猿の惑星』を見に行ってきましたよって、上手くつなぎましたが(笑)。

(山里・海保)(笑)

(海保知里)あ、今度は猿と人間の対立ね(笑)。

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(町山智浩)そうなんですよ……。

<書き起こしおわり>

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